健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

女性のがん死者数

2016-11-13 08:30:25 | 研究
がんによる女性の年間死者数が2030年までに550万人に達する見通しであることが、米国がん協会(ACS)などが1日に発表した報告書で明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。これは、デンマークの人口にほぼ匹敵する数字で、20年足らずで60%近い増加となるそうです。報告書によると、世界の人口が増大、高齢化するにつれて、がんによる女性の死者数が低所得国と中所得国で過去最悪となるが、その大半は、ほとんどが予防可能だそうです。また、世界の女性はすでに7人に1人が、がんで死亡しており、がんは循環器疾患に次いで死因の第2位に。女性のがん死因の上位4位を占める乳がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がんはすべて、大部分が予防可能か、治療の成功率が高くなる早期に発見できるもの。貧困国では、診断と治療を施されるがん患者の全体に占める割合が、富裕国に比べてはるかに小さい一方で、死亡に至る患者群の割合は富裕国よりはるかに大きいそうで、基礎医療の向上によって人の寿命が延びるにつれて、発展途上国ではがんに関連する負担がますます増大しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3106548
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