健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

毎日20本1年喫煙で遺伝子変異

2016-11-11 08:30:07 | 研究
毎日20本のたばこを1年間吸うと、がん発症の原因となるような特有の遺伝子の突然変異が、肺では150個蓄積されるなどとする研究成果を、国立がん研究センターなど日英米韓の研究グループがまとめてScienceに発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。数千個の変異が蓄積されると、がんの発症につながるとみられているそうです。この研究は、日本を含む17か国が参加する、がんの国際研究組織のプロジェクトの一環。喫煙と関連が深いとされる17種類のがん5243例について、ゲノム(全遺伝情報)データを解析し、喫煙者と非喫煙者で比較したもの。研究の結果、肺がんの半数を占める肺腺がんと、喉頭、口腔、膀胱、肝臓などの各がんで、喫煙と強く関連する特有の遺伝子変異が喫煙者で増えていたそうです。たばこ20本を毎日吸うと、1年間の変異の蓄積は肺が最も多く150個で、喉頭97個、咽頭39個、口腔23個などと推計されたそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20161105-OYT1T50068.html?from=ytop_ylist
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