脳からの信号を無線で送信する最新機器を使った実験で、脊髄を損傷したサル2匹のまひ状態の脚を再び動かすことに成功したとする研究論文がNatureに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。脳と脊椎を多元接続するコネクターで、脚の動きをつかさどる脳の部位である運動皮質からの信号を解読し、次にそれらの信号を、リアルタイムで腰部の脊髄に中継し、歩行のための脚の筋肉を動かすというもの。今回の2つの実験例では、サルの運動皮質と腰部の脊髄はまだ機能していたそうです。これにより、脚を動かす脳の指令をインターフェースで無線中継し、まひを引き起こしている脊椎の損傷部位を飛び越えることが可能になると考えているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3107464
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