世界最大の動物であるシロナガスクジラは、捕食行動の際に右側に向けて泳ぐことが多く、人間でいう「右利き」のような傾向を示しているとする研究結果がCurrent Biologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、米国カリフォルニア沖のシロナガスクジラ63頭を対象に、計2800回を超える捕食行動を分析。シロナガスクジラは餌とするオキアミの群れの中を通過する際、なるべく多く食べるために進行方向を急転換するそうです。暗くオキアミが豊富で、視覚による認知がさほどの意味を持たない深海では、大半のシロナガスクジラが右に進んだそうです。一方、水深3~30メートルで旋回浮上する際には、大多数が急な角度で左方向に泳いだそうです。こうした行動は、深海に比べてオキアミの量が少ない水面付近では、左に進むことで獲物を右目で捉えることができるためだと考えられるということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3151983?cx_position=10
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