健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

反物質の「陽電子」

2017-12-08 08:30:06 | 研究
自然界にほとんど存在しない反物質が雷で生成された証拠が捉えたとする論文がNatureに掲載されたそうです(YOMIURI ONLINE)。2006年から、雷が多発する日本海沿岸などで、落雷時に放出されるガンマ線について調べる地上観測を実施。今年2月、新潟県柏崎市の沖合数百メートルで発生した落雷の後、反物質ができたことを示す微弱なガンマ線を検出したそうです。データの分析から、この現象は〈1〉雷から放出された強力なガンマ線が大気中の窒素の原子核に当たり、中性子が1個飛び出る〈2〉中性子を失った窒素が別の物質に変化する間、通常の電子と逆にプラスの電気を帯びた反物質の「陽電子」を放出する〈3〉陽電子が大気中の電子と衝突し、微弱なガンマ線が出た、と考えられるそうです。窒素が別の物質に変化するまでの約10分間、雲の中には数兆個の陽電子が存在したということです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20171122-OYT1T50107.html
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