北極圏では地球上のその他の地域に比べて2倍速いペースで気温が上昇しており、急速な温暖化が「新たな常態」となっていると指摘する国際科学調査報告書が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この報告書は、米国海洋大気局(NOAA)の年次報告書「北極圏報告カード(Arctic Report Card)」2017年度版で、北極の氷の融解がさまざまな環境変化を引き起こしており、世界的に影響を及ぼしていると警鐘を鳴らしているそうです。北極圏で現在起きている「人類史上空前の変化」により、海面上昇が加速したり、異常気象事象の発生頻度が上昇したりするだろうとしながら、「一年中氷で覆われた地域だった数十年前の状態に戻る兆しは全く見えない」ことを説明。2016年10月から2017年9月までに冬季海氷面積は観測史上最低水準にまで減少し、また気温も現代において2番目に高い水準に達したということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3155246?cx_position=6
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