今回の震災の前までは、年間被爆は1ミリシーベルトだったようです。もちろん、場所によっては多少の多いところもあったようですが。そして、政府は福島だ愛知原子力発電所からの放射能漏れを受けて、こうした年間被爆量の限度を引き上げるようです。この数値はどこから算出されたものなのでしょうか。いずれ正式な説明はあると思いますが、大人ならまだしも児童生徒の年間被爆量の限度を引き上げるというのは危険ではないかと思います。このレベルの放射線量であれば、急性の影響はないということは明らかなようです。でも、慢性の影響は・・・・・・。将来の日本、いや世界を担う子どもにリスクを背負わせてよいものでしょうか。一時的に避難するなどの対策は取れないのでしょうか。安全対策とは最悪を想定して考えるのではと思いますが・・・・・。
昨日あたりから急に放射線の専門家が放射線の安全性についてコメントしています。現在の放射線量は安全であるというのです。確かに、一時的に浴びる放射線量としては、官房長官などの言葉にあるように「直ちに健康に影響を及ぼすようなものではない」のかもしれません。でも、長期間こうした低放射線量に曝露される環境下で生活し続けた場合、どのような影響が出るかについては明確なデータがあるのでしょうか。もしあるのならば、こうしたデータを示して安全性について説明してほしいと思います。データがあれば安心できると思います。大気、食物、水、ほこりなど放射能に汚染された環境中で生活すると、被爆の可能性は複数あります。特に、体内からの被爆(内部被爆)を長期間受けた場合、どうなるのでしょうか。大人で影響がないということは、子どもや乳児や胎児、そして将来の妊娠に影響はないのでしょうか?こうしたデータは存在するのでしょうか。もしデータがないのであれば、むやみに安全だとは言うべきではないと思いますが・・・・・。ひょとしたらデータがないだけで、本当に安全かもしれません。でも、その確証がないのであれば・・・・・。避難範囲を広げられないものでしょうか。
3月11日に発生した東日本大震災の最大の余震が昨夜発生しました。マグニチュードは7・4、最大深度6強というものでした。これにより、津波警報と注意報が発令されましたが、津波による被害はなかったようです。でも、揺れが強く、長かったため、建物の損壊やけが人などが多数出ています。これが最後の余震でしょうか。いやそうあって欲しいものです。この地震発生当時、NHKは各地からライブ映像を放映していましたが、地震発生後に停電が起こる様子が映し出されていました。そして、仙台市内様子を写す映像には強い光が。何の光かよく分かりませんが、かなり強い光でした。NHKでも最初の1回だけこの光について触れましたが、その後は無視しています。なんか気になります。
久しぶりに研究のニュースを。スポーツや楽器演奏などの技能を習得するのに、「Dセリン」というアミノ酸が重要な働きをしていることが明らかになったそうです。Dセリンは、通常のアミノ酸とは構造が異なるそうです。このDセリンは、幼若期のマウスの小脳に豊富にあるそうですが、成長するとほとんどなくなってしまうというものだそうです。技能習得が容易なのは幼若期。Dセリンが働かないようにしたマウスでは、技能習得が著しく低下することが示されたそうです。Dセリンを上手に活用することで、大人でも効率的に技能の習得ができるようになるかもしれないということですが、さて・・・・・。
平和で安全な国、日本はどこへ行ってしまったのでしょうか。未曽有の大震災からの復旧やまったく先の見えない放射能漏れ事故。そして、ついに・・・・・。屋外での活動を放射線量を測定してから判断するという。もちろん、全国的な話ではなく、福島県の学校での話です(YOMIURI ONLINE)。子供は予備力が小さいので、放射線量の影響も出やすいでしょう。もちろん、マスコミで報道されているように放射性ヨウ素による甲状腺がんの危険性もあります。でも、本来は政府が主導して、風向きなどから放射性物質の拡散を予測し、それに対する具体的な対策を支持すべきではないかと思います。でも、政府にはそうした動きは・・・・・。県や自治体レベルで動いていかなければならないですね。平和で安全な国にはいつ戻れるのでしょうか。
昨日、東京電力は福島第一原子力発電所の事故に関して、低放射能汚染水を海へ放出すると発表しました。理由は、現在海へ直接流れていると思われる高放射能汚染水をためる場所を確保するためだというのです。つまり、正常運転で出たと思われる低放射能汚染水を貯蔵しておくタンクを空にしたいということでしょう。これまでは、汚染水などの環境中への流出を必死に止めることを目標に活動していたのですが、昨日の時点で多少の放出はやむを得ないと判断したということになります。それでも政府は安全だと言います。安全とは何か、戦後60年以上安全な平和な日本に暮らしてきた日本人として、今一度考え直す時かもしれません。それにしても、情報がなかなか出てこないのはどうしてでしょうか。現場では必死な作業が行われているはずです。でも、その進捗状況?がぽつりぽつりとしか出てきません。国民は全てを知らされていません。放射線物質の拡散のシュミレーション結果も政府が隠していた?ということが昨日報道されました。海外のメディアではこのシュミレーション結果は報道されていましたので、知らなかったのは被爆の危険にさらされている日本人だけというなんとも言い難い事実。我々は、真実と虚偽の判断すらできなくなっているのかもしれません。
東日本大震災と正式に呼称が決まった今回の震災。多くの人達が義捐金を寄付したことと思います。それぞれ、自分たちができる範囲内の心のこもった寄付を。そうした中で、大口の義捐金が時々報道されます。少し前に、ユニクロを経営する会社の会長が個人的に10億円を寄付すると聞いて驚きました。そして、今度はソフトバンクの社長が100億円を寄付すると!。そしてさらにこれから引退までの報酬を震災で両親を亡くした孤児の支援として寄付するというのです。この社長、年間の報酬は1億円程度あるようです。こうして集められた義援金。本当に有効に使って欲しいものです。運営資金に多くのお金が使われないことを願っています。一部で、この義捐金の分配に政府が関与するという報道もありますが、政府が関与する必要性はどこに?公平に分配するために政府の関与が必要なのでしょうか。いずれにしても、一刻も早く生活を支援していく必要があると思います。考えてばかりではなく・・・・・。
福島第一原子力発電所の事故のニュースを見ていると、「造血幹細胞」の文字が。造血幹細胞は、骨髄に存在する赤血球や白血球などの血液細胞に分化できる細胞のことです。我々の体の中では、血液細胞は一定期間経つと壊れてしまうので、一定量ずつ常に新しい血球細胞が作られ続けています。こうした細胞を供給しているのが造血幹細胞です。強い放射線を浴びると、造血幹細胞が破壊されてしまい血球細胞が作られなくなってしまいます。こうした状況になった場合には造血幹細胞の移植が行われますが、この移植用の造血幹細胞を予め作業員から採取しておこうというものです。他人の造血幹細胞を移植する場合、もちろん拒絶反応などを最大限考慮して行いますが、その危険性は残ります。そう考えると、本人のものを移植するのが最も安全かつ効果的であるということになります。でも、政府は行わないことにしているようです。
昨日から新年度が始まりました。でも、未曾有の震災から3週間が経過しましたが、復興への目途が立っているという状況にはないようです。また、福島第一原子力発電所の放射能漏れに関しても作業がなかなか進んでいないようです。3週間経過して気になることが。急激に福島第一原子力発電所事故の報道が減少しています。あまりに長期化している上に、遅々として作業が進まないことが原因なのでしょうか。確かに、震災からの復興に関する情報も重要と考えられます。その一方で、原子力発電所の問題はひょっとしたらまだまだ被害が拡大する可能性のあるのではないのでしょうか。これでは、何が起こっているのか国民は知ることができないのでは?もう、終息するだけで、時間の問題であるというならばよいのですが・・・・・。報道すれば、買い占めなどが起こるということを考えると、国民を不安にさせることのないような情報の提供が重要であると思います。IAEAの避難勧告はどうなったのでしょうか?牛肉の放射能汚染は、再検査の結果検出されなかったというのですが、他の個体はどうなのでしょうか?復興の情報と原子力発電所とそれに係る放射線量と放射線物質の情報を正確かつリアルタイムに提供してほしい、そういうシステムを構築してほしいと思います。
子ども手当を6カ月延長する法案が成立しました。昨年度同様の支給が9月まで行われます。いろいろ賛否両論あるようです。今、日本は未曽有の震災に見舞われ、まだ先が見えない状況です。そうした中での「子ども手当」。復興支援に回すべきだという意見がかなりあるようです。その一方で、子ども手当を支給しても少扶養控除廃止の影響を受け年収800万円の世帯では月に3000円の減収になるなど、支給しないことで大幅な減収になる、実際の窓口である地方自治体の事務が混乱するなどという意見も。平時であればなるほどとも思いますが、日本は貧しい国になるという意見も聞かれる状況において、10月以降の子育て支援に関しては慎重な議論をお願いしたいものです。