ウオーキングを集団で行うことは、健康状態とやる気を高める最も簡単な方法の一つだとする調査結果が、British Journal of Sports Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、定期的に通常1時間以内のグループウオーキングを行っている人を対象とした過去の研究42例を分析。対象となったのは14か国、約2000人。こうした調査では、グループでのウオーキングに参加する前と後について評価しており、中には糖尿病から関節炎、抑うつ、肥満、パーキンソン病まで様々な長期的健康問題を抱えている人たちが含まれていたそうです。調査の結果、ウオーキングに参加している人たちは、あまり運動をしなかった以前と比べて「統計的に有意な健康向上」を示したそうです。わずかだそうですが、全身の体調、血圧、安静時の心拍数、肺活量、コレステロール値、体脂肪、抑うつ度に関する標準検査で改善がみられたそうです。一方、胴囲と血糖値については比較的、効果が不明確だったとも。
コーヒーに鎮痛作用のあるこれまで知らていないペプチドの含有が確認され、このペプチドはモルヒネに似た効果を持つようです(AFPBB NEWS)。マウスを使った実験の結果、今回みつかったペプチドの持続時間がモルヒネよりも長いとみられるということです。今回の発見をしたブラジル農牧研究公社は、2004年にコーヒー豆のゲノムの解析に成功しているそうです。
先日、大学院願書受付開始日についてお知らせしました、日付けに間違いがありました。正しくは、来週2月10日(火)から、豊橋創造大学大学院健康科学研究科の入試願書の受付が始まります。受験資格は大学卒業またはそれと同等と研究科が認める者です。もちろん、理学療法士である必要はありません。受験資格などについて質問がある方は、問い合わせください。
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ロシア政府は、混乱する国内経済が同国の宇宙計画に打撃を与えている状況を受け、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)利用の先行きに関する判断を先送りにしたそうです(AFPBB NEWS)。米国航空宇宙局(NASA)は、ISSの運用を2024年まで継続する計画を発表していますが、ロシアはISSへの資金拠出を2020年に停止したい意向を表明しています。米国のスペースシャトル計画の終了以降、ロシアは宇宙飛行士をISSに運ぶことができる唯一の国になっていることはここでも紹介してきました。ロシアは、ISSの先行きに関する決断を昨年12月に行うことになっていたそうです。一方で、1998年に軌道に投入されたISSは現在、老朽化が進んでいるという問題も。さて、どうなりますか。ISSには日本も含め世界16か国が参加しており、資金援助の大半はロシアと米国が提供。欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)は2020年まで、ISSへの資金供与を続けることを確約しています。
糖尿病や特定のがんなどライフスタイルの選択による疾患が、毎年1600万人の早死に関わっていることが、世界保健機関(World Health Organization、WHO)が先日発表した報告書で明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。WHOが発表した慢性疾患の予防と管理についての報告書は、喫煙や大量の飲酒、脂肪分や塩分、糖分の大量摂取などの不健康な習慣が、全世界で死亡原因の上位を占めるさまざまな疾病のまん延を引き起こしていると指摘。報告書によると2012年、心血管疾患や糖尿病、肺疾患、特定のがんなどの非伝染性疾患(NCD)により、全世界で3800万人が死亡。そのうちの1600万人は、70歳未満。また全世界では毎年1600万人が、NCDが原因で早死にしており、そのうち82%は、貧困および中所得国の患者が占めているそうです。早死にした人のうち、喫煙がその原因とされたのは年間約600万人。他方、アルコールの乱用は330万人、運動不足は320万人、塩分の過剰摂取は170万人。また報告書の著者は、5歳未満の子ども4200万人は肥満と考えられ、未成年者の推定84%は十分な運動をしていないと指摘しているそうです。
来週2月10日(火)より、豊橋創造大学大学院健康科学研究科の入試願書の受付が始まります。是非とも、この機会に大学院に入って、研究を始めましょう。難しいことはありません。やるのみです。何もわからなくても、一緒に行動する時間を取ることで、自然に分かってきます。何の問題もありません。少しでも早い方が良いと思います。時間が経つほど、仕事関係などしがらみも多くなってくるので、研究環境は厳しくなる傾向にあります。まずは、連絡ください。
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食品用缶詰の内面被膜やその他の製品に広く使用されている化学物質「ビスフェノールA(bisphenol A、BPA)」の消費者への健康リスクについて皆無であると欧州連合(EU)の専門機関「欧州食品安全機関(European Food Safety Authority、EFSA)」が発表したそうです(AFPBB NEWS)。一方でEFSAは、BPA検出試験の精度向上に伴い、BPAの暴露許容濃度を大幅に引き下げたそうです。また、今回の結論は、胎児、幼児、思春期の子どもを含む全年齢層にあてはまるそうです。BPAは、缶詰の内面被膜や再利用可能なプラスチック製食器類に使われる他、レジのレシートやATM明細書、CDやDVD、電子レンジ調理や冷蔵庫での保管に用いられるプラスチック製容器などに広く使用されているそうです。これまでの一部の研究では、脳や神経系の問題、生殖障害、肥満などとBPAの関連性が指摘されていたそうです。また2013年の研究では、BPAの胎児への影響で、出生後に乳がんを発症する危険性が高まる恐れがあるとされていたそうです。EU、米国、カナダはすでに、BPAをほ乳瓶に使用することを禁止しており、フランスは今年初めより、全ての食品容器にBPAを使用することを禁止しているそうです。
バイセクト糖鎖と呼ばれる糖鎖がアルツハイマー病を進行させることが発見されたそうです(財経新聞)。アルツハイマー病は認知症患者の半数以上を占める疾患で、その原因はアミロイドβと呼ばれるペプチドが脳に蓄積することにあると考えられています。また、近年、アルツハイマー病患者の脳でバイセクト糖鎖の量が増えているという研究結果が報告されているそうです。今回の研究では、バイセクト糖鎖を作る酵素「GnT-III」を欠損させたマウスを用いて実験を行ったところ、脳内のアミロイドβの蓄積が激減し、記憶能力の低下も抑えられることが分かったというもの。さらに、バイセクト糖鎖を欠損させるとアミロイドβを作る酵素「BACE1」がアミロイドβの前駆体タンパク質(APP)と細胞内で異なる分布を示すようになり、その結果アミロイドβの産生を抑制できることが明らかになったそうです。今後は、本研究成果が糖鎖をターゲットにした新しいアルツハイマー病の治療薬開発に繋がると期待されているそうです。