フランスParisで開催の「World Cancer Congress」で、2012年に飲酒が原因で発生した新規がん患者は70万人以上で、がん関連の死者も約36万6000人に上るとする調査データが発表されたそうです(AFPBB NEWS)。これらの発生件数は主に富裕国でのものだそうです。研究では、飲酒をする人としない人のがん発症リスクを比較し、がんの年間新規症例数の約5%、年間死者数の4.5%に、アルコールが関与しているとの結果を算出。アルコールと最も強い関連性が認められたのは乳がんの新規診断例で、アルコールに起因する全がん症例の4分の1以上を占めていたそうです。次いで関連が強かったのは大腸がんで、全体の23%。アルコールとがんによる死亡との関連について評価した結果では、食道がんで最も関連性が強く、次いで大腸がんが続くそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3106716