イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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手のひらの上で・・・

2007-10-03 08:58:33 | イーグルス
 あれだけ酷いオフェンスだったにもかかわらず、ディフェンスは10点しか取られて居ません。

 その10点もTDはSheldon Brownがこれ以上出来ない様な密着マークをして、更にヘルプのSも付いていたのに高さだけでやられました。これは誰も責める事はできません、適当に高くて緩いパスを放り込めば良いのはEli Manningは分かっているのですから。もう一つはWilliam Jamesがロングパスで抜かれホールディングで止めてしまったのが原因のFGですが、これもいつかやられると思って見ていたマッチアップです、Jamesの能力を考えれば1回だけで済んだのが奇跡と考えるべきでしょう。

 ランディフェンスはNYG側のRBにも怪我人が相次いでいた事も影響したのかもしれませんがラインは押されずに頑張りました、問題はパスディフェンスでまったくManningに届かなかった事です。これもサックを浴びせても高めのボールを投げて置けば良いと余裕のある状況でブリッツを入れるのは却って危険と判断した結果4メンラッシュに留めてカバーを厚くしたのでしょう。
 終盤まで7点差だったのでNYG側にそんな余裕は無かったかもしれませんが、私にはNYG側がやりたい事を我慢してでも相手の得意な事をさせないオフェンスに徹したのではないかと考えています。つまり、ロングパスを投げればブリッツが入るようになるからロングは極力投げずにランとショートで繋ぐ作戦に出たのではないかと考えます。去年の2週目には8サック浴びせて逆転負けしましたが、ブリッツを入れてサックを奪いに行くのがEaglesディフェンスのリズムでしょう、それを防ぐ事を優先したと言う事です、これも手の内を知っているSteve Spagnuoloの作戦でしょう。
 ブリッツをさせずに4メンラッシュを凌ぎきった時点でいつでも投げられる状況にはなっていました、FGに繋がったホールディングもいつでも狙える状態が長く続いていたので、やられたと言うよりもやっと出してきたか程度の印象しかありませんでしたし、その一回できれいにやられてしまったのも運が無いとも思いました、絶対不利の状態でも、ちょっとしたコントロールミスなんかで結構無事に済む事あるのですけどねえ・・・。
 ブリッツを読むためにハードカウントでブリッツする選手の反応を見るなど、手の内を知られていると思い知らされる場面が数多く有りました、読み合いが命の競技で手の内を知られているのは致命的にふりです。
 Plaxico Burressと戦い続けたBrownを筆頭にディフェンスは頑張りました、無駄な反則が多かったのが残念ですが、取るか取らないかと言う場面ではアウエイの不利が出てしまったようにも見えます。DL4人で全くプレッシャーが掛からなかった事が予想外で、それが出来ればNYGに作戦変更を強いる事ができたのでしょうけれど。
 
 見ていて気になったのは、Cris Gocongのタックルがど下手糞と言う事です。ヒットはするがタックルは全く出来ません、常に当たっているだけで手が伸びて居ません、致命的なタックルミスもありましたしLBとしてプレイ居ている以上タックル技術を向上させる事は急務です。

 ここも、Lito Sheppard,Brian Dawkinsが居れば別の事が出来たでしょう。怪我人が帰ってくる事でどれだけ修正されるのかに期待したいと思います。


 David AkersがイージーなFGをミスしています、スナップ・ホールドには問題が無いように見えましたからAkersの責任でしょう。45ヤード程度を外すようになってしまったのは寂しいですし、そこが計算できないとオフェンスは更に苦しくなるでしょう。