AvantとCelekへの7ヤードが出るか出ないか

　明日の試合、新宿には行けなくなりました。チャットも前半だけになりそうです。


　STL.HOUと2試合少し見たのですが、WASのオフェンスはDEN時代とあまり変わってない印象です。ゾーンブロックからRBに飛び込ませ、ゾーンブロックからハンドオフフェイクのロールアウト、普通にポケットを作ってのパス。この3つを組み合わせています。Donovan McNabb最盛期のTRAの所にDuce Staleyのランからロールアウトの組み合わせに近いですし、McNabbにとってはやり慣れた形で順応は早そうです。

　ゾーンブロックのチームを苦手としてきましたが、Brodrick Bunkleyの本格化以来中央にしっかりとMike Pattersonと2人立ち塞がる事でゾーンを潰す事に成功しています。Trent ColeにBrandon Grahamもそう簡単には流されないでしょう、流されるようだとDTとDEの間が（DTが動かされない為に）大きく開いてしまいます。去年まではCris Gocongが5人目のラインとしてその穴を埋めましたが、今年はOLBが軽量の為に修正は難しいでしょう。Stewart Bradleyをギャップ埋めに使うようになるとChris Cooleyへのパスが飛んでくるようになります。そしてギャップ埋めに力を入れすぎてカウンターを食らった時に反対側に誰も居ないパターンも怖いです。
　逆に考えると、CooleyをBradleyが消せれば大きな問題は無いのではないかとも思います。その際には2TEを使ってくるでしょうが、Ernie Simsのショートエリアカバーが2TE対策として活きる事に期待します。
　

　WASのディフェンスは良く分かりません・・・PIT系の5-2システムが基本なのですが4-3のように変化も出来ます。私はちょっと前のBALもそうなのですが3-4と4-3を併用するチームは苦手です。
　5-2システムの泣き所は2TEセットでOLBをしっかり受け止め、DE/OLBの後ろにパスを落とす事。これを止める為にはILBがOLBのブリッツした穴を埋めに外に出て中央をSSがカバーする5-3-3ゾーンに変化する事になります。この時にDeSean Jacksonへのディープが出れば簡単に通るでしょう（Sはダブルチームにいけません）TEへのパスでOLBの足を止め、ILBに負担を掛け、SSを前に引きずり出してディープへの一撃で仕留める。理想としてはこうなります。
　これが出来ないと、OLBがMicheal Vickの逃げ道を外から塞ぎ、ILBとSSが中央へのランを止めて打つ手がなくなります。どう考えてもパスカバーが上手くないOLB2人に後ろを向かせる為のプレイをどう作るのか、ブリッツが無ければプレッシャーが全く掛からない今のWASですし、OLBの処理がオフェンスの成否の鍵になるでしょう。