イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ライン良ければ全て良し

2010-10-18 19:24:00 | イーグルス
 第5週のATL戦、31-17と快勝し4勝2敗となりました。

 Micheal Vickは第3QB登録となり、Kevin Kolbが怪我をした時には出しましょうと言う形になりました。そのKolbが29回中23回成功で326ヤード3TD1INTと素晴らしい記録を残し、エースQB争いにまた波紋を投げかける事になりました。Andy Reidはこう言ったマスコミが食いつきそうなネタでチームをかき回されるのを防ぐ為に即座に怪我が治ればVickがスターターに戻ると試合後に言っています。ただ、Reidのこの手の発言は大概マスコミ向けの建前ですから今後どうなっていくかは分かりません。
 そして、今日の活躍がそのままKolbの能力開花とは言えない部分が多々有るのも事実です。ATL側がブリッツよりもカバー重視のシステムで臨んできて、DL4人のラッシュをほぼ完封した事、これがKolb大爆発の重要な要因です。どんなQBだってノープレッシャーであれば素晴らしい仕事をするものですし、Kolbは特にプレッシャーに弱いQBで余裕を持って投げれば素晴らしい場所に落とす事が出来ます。
 Reidの持論であるOLが時間を作ればQBは余裕を持って投げれる、時間が有ればWRはフリーになる為に何度もカットを切れる、その理想論がそのまま形になった試合になりました。

 DeSean Jacksonの怪我は取った瞬間のハードヒットが顎にもろに行ってしまったもので、仕方ないと言えば仕方が無いのですが、前を全く見ずに頭を下げて飛び込んできたのはいただけません。これから検査をする事になるのでしょうが、肩を借りてでも歩いて戻りましたし大きな問題にはならないでしょう。DeSeanはプレイの事は憶えていないと言っているようですし、来週のTEN戦は欠場しその次のByeWeekも休んでIND戦から復帰出来るかどうか、と言う事になるでしょう。

 
 ディフェンスはDLがATLのOLに圧勝しました。サックはTrent Coleの2つとStewart Bradleyのブリッツによる3つでしたが、全く押され負けせず常にMatt Ryanにプレッシャーを掛け続けました。投げ急ぎやラッシュを避ける為のコントロールミスでRyanにとっては悪夢の一日になったはずです。
 同時にランも平均3.4ヤードの65ヤードに押さえました。常にリードを奪ってパスを投げさせた事も一因ですが、DLはOLをコントロールしつつパスラッシュをする難事業をこなしたDLは本当に素晴らしい働きをしました。
 Ellis Hobbsは相変わらずレシーバーを内側に入れてしまう悪癖を見せていますが、プレッシャーが掛かった居る場面ではAsante Samuelと共にレシーバーの前に入り込むプレイでパスをカットしてくれました。Samuelはもう2つくらいはINTをするチャンスが有ったのですが惜しくも取り損ないました。

 1つだけ気になるのはLeSean McCoyのランの止め方が暴露された事です。インサイドにまず走り、空いていなければ外に出る一人カウンターのランを得意とするMcCoyですが、インサイドから外に出る瞬間にスペースを詰めてタックルすれば簡単に倒れる。これを何度も見せられました。縦から横に変わる際に一瞬だけ止まってしまうのを抜かれるのを恐れて飛び込まなかったのが飛び込んでしまえば倒れるのですから、ロスも大きくなりますしもっと速い判断が必要になります。

 David Akersは3つ連続でFGを外したのは風が有ったとしてもホームですし大きな問題ですが最後1つ決めた事で次の試合には影響しないと思います。それ以上にカバーチームがビックリターンを許さなかった事のプラスが大きかったです。今後もSTに磨きをかけて欲しい物です。

今週もラインに頑張ってもらいましょう

2010-10-18 02:36:00 | イーグルス
 3勝2敗で迎えるホームのATL戦、ハンデは3点有利となっています。

 Micheal Vickは欠場はしないがスターターはKevin Kolbになりました。Vickが万全でないが無理すればプレイ可能なのかVickが出れると言うだけで対策を練るなどの労力を使わせようとする作戦でVickはまだ使えないのか良く分かりません。使えるならばスターターで使うでしょうけど・・・

 ATLはSE.CLEと2試合見たのですが、良く分かりません。特に強いとは思わないのですが決して弱くないです。4勝1敗でNOに勝っている事を考えると強いチームなのでしょうけれど。
 相性と言う点では最悪です。TEにTony Gonzalezが居てその対処に追われ、パワーランナーMichael Turner対策とStewart Bradleyへの負担が大き過ぎQuintin Mikellをサポートに付ける必要が有ります。そうなるとRoddy WhiteとCBが1対1になってしまいディープへの一発の危険を回避しようとすればショートエリアは通されても仕方が無い、こう言うマークをする事になるでしょう。
 スキルポジション対LB.DBでの劣勢を跳ね除けるのはラインの戦いで勝つしか有りません。ここが良く分からないのですね、プレイによって圧倒的に押す時と全く押せない時、この差が大きい印象です。まずはランを押さえにいくのでしょうけれど、要所でパスラッシュが掛かるのか、ランを押さえつつMatt Ryanにプレッシャーを掛ける、この試合もDLには大きな仕事をしてもらう必要が有ります。

 
 ATLのディフェンス、すっかりメンバーが若返りました。ここまで1試合14.8点しか取られていないのですが、そこまで良いとは思わないです。特にDBのカバーは緩い印象ですしショートで繋ぐ時、ミドル^ディープに放り込む時、この2つを使い分けられれば・・・出来ないのでしょうけれど。
 その為にはOLが時間を作る事が必要です。King DunlapがJohn Abrahamを押さえられるとは思えないのでいかにフォローするのか、そしてブリッツをどう避けるか、RBのピックアップも重要です。
 Kolbを楽にする為にもLeSean McCoyのランをどう出すのか、Nick Coleが戻ってくればTodd Herremansだけでなく左右のランが出るようになります。内側をうかがい空いていなければ外に逃げれるMcCoyですしまずはインサイドでの押し合いに勝つ事が必要です。

 楽には勝てませんが、ホームですし負ける訳には行きません。ATLとTEN2つ勝って5勝2敗でバイウイーク、プレイオフを狙うには負けられない一戦です。