Asante SamuelとWinston JusticeがDAL遠征に同行しない事が決まり、Joselio HansonとKing Dunlapが代役を務める事になりました。Dunlapは先週途中からですが悪くないプレイ振りでしたし、大きな問題は無いでしょう。やはり問題なのはSamuelの方でWRを押さえられるのか、と言うこの試合の問題、そして3週休んでもまだ試合に出れない重症とすると今後も出れないままシーズンが終る可能性も考えなければならないのかもしれません。
オフェンスから見た時、去年の対戦ではディープに走るDeSean JacksonとJeremy Maclinが押さえ込まれ、その分開いていたショートエリアでDonovan McNabbがコントロールミスをし続けました。Micheal Vickの押さえ方もディープには放らせない事でWRのスピードを殺す作戦を最近採られています。同じような形を繰り返されると予想します。
非常時以外はスクランブルよりもパスを投げる事を好むMcNabbと比べれば、ダメなら走るVickの方がディフェンスからしたら嫌な相手のはずです。問題はプレッシャーが掛かった時の視野でしょう、シーズン序盤はポケットで余裕を見せていたVickですが、対策を取られた最近はパスを投げるタイミングとスクランブルに移行するタイミングを読まれてしまう場面が増えました。
この試合もDeMarcus Wareが逃げ道を塞ぎに来ます。対するJason Petersは抜かれる場面も少なく奮闘を続けていますが、それでも外を塞がれるのはどうにも出来ません。今までよりも早いタイミングで内から抜けるようにする事が必要と考えますが、それは同時にこれまで何度も見せてきたディープへの一発を出せずに短いスクランブルで終る事になります。ディープだけは投げさせないようにカバーをするようになり、その為にぎりぎりまでターゲットを探しても投げられずに逃げようとした時にはもう逃げ道がない形を繰り返しています。
このプレイは5秒でダメなら早く逃げる、このプレイはサックか40ヤードを通すかぎりぎりまで待つ、こう言う形でプレイが始まる前に制限時間を区切るような事を指示したほうが良いと思うのですけれど、ディフェンスのセットを見てからプレイを変えるのが上手くないVickには難しいのかもしれません。
ディープを押さえ、Vickを包み込む、その結果ショートエリアでLeSean McCoyへのパスルートが開く事になります。投げているのか、投げさせられているのか、これはその他のプレイが上手くいっているかどうかで印象が変わります。シーズン中盤はMcCoyのロングゲインで威嚇出来ていましたが、最近はMcCoyにはある程度やられても良いような対処をする印象を受けます。
DeSean.Maclin.McCoy以外のJason Avant.Brent Celek.Owen Schmittの3人をこれまで以上に使う事が現状打開への道でしょう。入れ替わりで入る脇役3人が活躍すればディフェンス側はシステム変更が必要になります。
Dez Bryantの欠場もSamuel欠場でダメージが大きいのはうちの方です、HC交代後の流れを見れば今のDALは4勝8敗のチームとは考えられません。それでもプレイオフに出れないDAL相手に負ける事は出来ません。
なによりも、McNabbにDAL戦連敗の責任を取らせたのですからこの試合では結果を出す必要がコーチ陣に有ります。