連勝すれば第1シードの可能性も有った残り2試合、しかしMIN戦の結果は14-24で負けて第3シードが確定しました。
第1Qの終盤からの観戦となりました。あまりその後と変わらない流れだったようです、本来ならば最初からもう1回見直してから戦評は書きたいのですけれど、こんな試合見直したくないです。
何故負けたのか、何が足りなかったのか、残り2試合でシーズンが終わる今の時期に問題にしたくない初歩的な問題が明らかになった試合でした。
OLが漏らした時も有りましたが、それ以上にMicheal Vickの独り相撲が目立ちました。NYG戦にしても前半は全く何も出来ずに終わり、後半点差が開きすぎてプレッシャーを弱めた結果の大逆転でした。この試合では10点差しか付かなかったから最後まで同じように対処されてそれを打開出来ませんでした。
CBブリッツを貰った時のVickの対処の悪さ、なぜVickはドロップバックの時に下を向く(様に見える)のか、ハンドオフフェイク後に顔を上げたらそこにCBが居ました、そのままサック。足に自信があるから、そこからでも逃げれると考えているのか、ブリッツに対する配慮が無さ過ぎます。普通のQBはドロップバックしながらブリッツの確認をしてファーストターゲットを見るのでしょうけれど、この試合CBがほんの一瞬ディレイを掛けてから入ってくるのに全く適応出来ない、Vickがブリッツ確認からターゲットを探す時の癖(プレッシャーに対して足で逃げ切れる事が前提の為の対処の悪さ)を完全に分析されています。これはプレイオフまでの10日では直らないでしょう。なにせ左利きのQBで正面のCBブリッツに全く気が付かないのですから、見てないとしか言いようが有りません(何度もCBブリッツを貰っても見ないのですからVickのドロップバック完了までにブリッツチェックの項目が無いのでしょう)
初INTまでにも怪しいパスは有りましたが、最近どの試合でも試合中に出るデータはINTまでとその後のVickの成績低下の比較です。INT無しだったのがINTを出すようになり、ファンブルも増えた。特にこの試合ではCBにジャストミートのパスを何度も何度も落としてくれただけでVickは常に混乱していました。つまり、リーグで最も特殊なQBであるVickの4年ぶりの復活に対して対応策を持たなかった序盤戦から、どうすれば止まるのかを研究された中盤以降でVickはまったくの別人になってしまいました。
左ロールからのパス・スクランブルがVickの生命線なのは明らかです。そこにCBブリッツを入れると右に逃げれないから簡単に捕まる(普通はブラインドサイドからのCBブリッツだから効くはずのプレイです)正面のブリッツに反応出来ないのが露見した為に、今後も狙われるでしょう。
前から疑問なのは、左ロールか中央からのスクランブル、プレイを壊された時のVickに出来る事はこの2つしかありません。そして中央に居る時はLeSean McCoyへの5ヤードで切り抜けれるのに、ひだりに逃げた時に投げるべきターゲットが全く居ないのが理解できません。ロールすると判断した時点でRBかTEでもそのルートに出てあげれば投げる事も出来るでしょうし、LB/DBもVickに向けて飛び込むことが出来なくなるのに、正面(左側セット)のWRしか見れない・居ない状況に追い込まれるので簡単に捕まります。ロールアウトにTEは付き物です(右ロールに右にセットするTEfが付きやすいのでしょうけど)スピードが有りすぎてリードに付けない為にネイキッドになってしまうのは仕方が無いのかもしれませんが、プレイが壊れたと判断したらばVickの前にレシーバーが戻ってくるような自由裁量を与えられていないように見えます(こないだ、最初のプレイでそれをやったDeSeanへのフックパスをあっさりINTされたのも影響しているのかもしれません)
これも前から指摘はしていますが、セットの時点で相手が何をしてくるのかが予想出来ない、のも大きな問題です。CBブリッツあれだけ入れられて何も対処できないのは致命的です。これはVickではなく、スクリーンを増やすとか7ヤードのタイミングパスを投げるとか(それをやるとDLにブロックされるんですけどね)でブリッツを減らすしかないでしょう。MIN側がここでドライブを断ち切ると仕掛けてきたプレイ、見事なまでにその意図通りにやられました。
勝っても負けても第3シードが決まりました。次のDAL戦はVickを温存するべきだと思います。リズムが最悪の現状で1回サイドラインでプレイを見ることが打開のきっかけになるかもしれません。去年の勝つか負けるかで地区優勝かが決まる試合を流してリズムを崩したのとは状況が違います。が、Vick温存で2連敗覚悟でプレイオフに臨む、これもやりにくいですね。それに特定の選手に責任を押し付けないAndy ReidですからVickを下げる事はしないでしょう。
ディフェンス、こっちもSean McDermottが何をするのかが見えてしまっています。CBブリッツは基本しない、レシーバーに対してバンプを絶対にしない、この時点でパスオフェンスは相当やりやすいでしょう。チャレンジ後に覆りはしましたが、高さ勝負で投げられたらその時点でアウトですね、バンプしない時点で6-4と5-10のミスマッチは絶対です。
Dimitri Pattersonも相変わらず狙われ続けています。Asante Samuelの復帰でパスが集中するようになった事で精神的にも不満が溜まっているように見えます。終盤はJoselio Hansonに変えられる場面が有ったかもしれませんが、Samuelの反対側をどうカバーするのかとレッドゾーンどうするのかが課題なのはわかりきっているのに、改善の兆しが見えません。
シーズン後半になるにつれて熟成するのが普通のチームなのでしょうけれど、オフェンスはVickの適応力の無さ、ディフェンスはMcDermottの能力不足で分析されるがままになっています。分析されれば、それを逆手に取るプレイでそれを使わせないようにするような駆け引きがあるはずなのですが、そう言うのが無いチームですから、プレイオフに向けて隠していると言う事も無いのでしょうね・・・・・・
今週のNYJ-CHI,NYG-GB、そしてNO-ATLとプレイオフで当たるチームの試合はどれも素晴らしい物でした(NYGを除く)現状どこと当たっても勝てないと判断せざるを得ません。DAL戦までに修正するのは難しいでしょうし、プレイオフに向けての調整をどうするのか、勝敗よりもその事に集中するべき試合です。
火曜日の試合から日曜日は短いですけれど、日曜の後木曜日よりは1日長いですし、大きな問題は無いと思います。
第1Qの終盤からの観戦となりました。あまりその後と変わらない流れだったようです、本来ならば最初からもう1回見直してから戦評は書きたいのですけれど、こんな試合見直したくないです。
何故負けたのか、何が足りなかったのか、残り2試合でシーズンが終わる今の時期に問題にしたくない初歩的な問題が明らかになった試合でした。
OLが漏らした時も有りましたが、それ以上にMicheal Vickの独り相撲が目立ちました。NYG戦にしても前半は全く何も出来ずに終わり、後半点差が開きすぎてプレッシャーを弱めた結果の大逆転でした。この試合では10点差しか付かなかったから最後まで同じように対処されてそれを打開出来ませんでした。
CBブリッツを貰った時のVickの対処の悪さ、なぜVickはドロップバックの時に下を向く(様に見える)のか、ハンドオフフェイク後に顔を上げたらそこにCBが居ました、そのままサック。足に自信があるから、そこからでも逃げれると考えているのか、ブリッツに対する配慮が無さ過ぎます。普通のQBはドロップバックしながらブリッツの確認をしてファーストターゲットを見るのでしょうけれど、この試合CBがほんの一瞬ディレイを掛けてから入ってくるのに全く適応出来ない、Vickがブリッツ確認からターゲットを探す時の癖(プレッシャーに対して足で逃げ切れる事が前提の為の対処の悪さ)を完全に分析されています。これはプレイオフまでの10日では直らないでしょう。なにせ左利きのQBで正面のCBブリッツに全く気が付かないのですから、見てないとしか言いようが有りません(何度もCBブリッツを貰っても見ないのですからVickのドロップバック完了までにブリッツチェックの項目が無いのでしょう)
初INTまでにも怪しいパスは有りましたが、最近どの試合でも試合中に出るデータはINTまでとその後のVickの成績低下の比較です。INT無しだったのがINTを出すようになり、ファンブルも増えた。特にこの試合ではCBにジャストミートのパスを何度も何度も落としてくれただけでVickは常に混乱していました。つまり、リーグで最も特殊なQBであるVickの4年ぶりの復活に対して対応策を持たなかった序盤戦から、どうすれば止まるのかを研究された中盤以降でVickはまったくの別人になってしまいました。
左ロールからのパス・スクランブルがVickの生命線なのは明らかです。そこにCBブリッツを入れると右に逃げれないから簡単に捕まる(普通はブラインドサイドからのCBブリッツだから効くはずのプレイです)正面のブリッツに反応出来ないのが露見した為に、今後も狙われるでしょう。
前から疑問なのは、左ロールか中央からのスクランブル、プレイを壊された時のVickに出来る事はこの2つしかありません。そして中央に居る時はLeSean McCoyへの5ヤードで切り抜けれるのに、ひだりに逃げた時に投げるべきターゲットが全く居ないのが理解できません。ロールすると判断した時点でRBかTEでもそのルートに出てあげれば投げる事も出来るでしょうし、LB/DBもVickに向けて飛び込むことが出来なくなるのに、正面(左側セット)のWRしか見れない・居ない状況に追い込まれるので簡単に捕まります。ロールアウトにTEは付き物です(右ロールに右にセットするTEfが付きやすいのでしょうけど)スピードが有りすぎてリードに付けない為にネイキッドになってしまうのは仕方が無いのかもしれませんが、プレイが壊れたと判断したらばVickの前にレシーバーが戻ってくるような自由裁量を与えられていないように見えます(こないだ、最初のプレイでそれをやったDeSeanへのフックパスをあっさりINTされたのも影響しているのかもしれません)
これも前から指摘はしていますが、セットの時点で相手が何をしてくるのかが予想出来ない、のも大きな問題です。CBブリッツあれだけ入れられて何も対処できないのは致命的です。これはVickではなく、スクリーンを増やすとか7ヤードのタイミングパスを投げるとか(それをやるとDLにブロックされるんですけどね)でブリッツを減らすしかないでしょう。MIN側がここでドライブを断ち切ると仕掛けてきたプレイ、見事なまでにその意図通りにやられました。
勝っても負けても第3シードが決まりました。次のDAL戦はVickを温存するべきだと思います。リズムが最悪の現状で1回サイドラインでプレイを見ることが打開のきっかけになるかもしれません。去年の勝つか負けるかで地区優勝かが決まる試合を流してリズムを崩したのとは状況が違います。が、Vick温存で2連敗覚悟でプレイオフに臨む、これもやりにくいですね。それに特定の選手に責任を押し付けないAndy ReidですからVickを下げる事はしないでしょう。
ディフェンス、こっちもSean McDermottが何をするのかが見えてしまっています。CBブリッツは基本しない、レシーバーに対してバンプを絶対にしない、この時点でパスオフェンスは相当やりやすいでしょう。チャレンジ後に覆りはしましたが、高さ勝負で投げられたらその時点でアウトですね、バンプしない時点で6-4と5-10のミスマッチは絶対です。
Dimitri Pattersonも相変わらず狙われ続けています。Asante Samuelの復帰でパスが集中するようになった事で精神的にも不満が溜まっているように見えます。終盤はJoselio Hansonに変えられる場面が有ったかもしれませんが、Samuelの反対側をどうカバーするのかとレッドゾーンどうするのかが課題なのはわかりきっているのに、改善の兆しが見えません。
シーズン後半になるにつれて熟成するのが普通のチームなのでしょうけれど、オフェンスはVickの適応力の無さ、ディフェンスはMcDermottの能力不足で分析されるがままになっています。分析されれば、それを逆手に取るプレイでそれを使わせないようにするような駆け引きがあるはずなのですが、そう言うのが無いチームですから、プレイオフに向けて隠していると言う事も無いのでしょうね・・・・・・
今週のNYJ-CHI,NYG-GB、そしてNO-ATLとプレイオフで当たるチームの試合はどれも素晴らしい物でした(NYGを除く)現状どこと当たっても勝てないと判断せざるを得ません。DAL戦までに修正するのは難しいでしょうし、プレイオフに向けての調整をどうするのか、勝敗よりもその事に集中するべき試合です。
火曜日の試合から日曜日は短いですけれど、日曜の後木曜日よりは1日長いですし、大きな問題は無いと思います。