LBとOLだけを見続ける前半3回目を見終わりました。
まずはLB陣、スターターはWLBに去年はSLBだったMoise Fokou、MLBは4巡ルーキーCasey Matthews、SLBは去年終盤MLBに入ったJamar Chaneyの3人、ニッケル時にはDRCが入り、MatthewsとChaney。ダイムの時はJoselio Hansonも入りChaneyがLBとして入っています。昔からダイム時にCB4人ではなくCB3人+S3人を入れる事も多いのですが、その際にはHansonではなく2巡ルーキーJaiquawn Jarrettが入っていました。
2008年以降、LBは2人がDLが防ぎきれない7つのギャップ(5人のOL+TEで6人の両側で7つのランルート)のうち2つを埋めるのに使われ、残る1人のLBとSS Quintin Mikellがタックルするランディフェンスシステムでした。
今年はLB3人に役割分担は無く、DLのペネトレイトの結果を見てから動き出すように見えます。DLがペネトレイト特化のギャンブルシステムなので仕方が無いのですけれど、スクリメージの結果が出てから動き出すのではスピードに乗ったリードブロックに対抗する事が出来ない。これが簡単に拾われてしまう原因でしょう。スクリメージでギャップに詰めてタックルするのではなく、抜けてきてから横にスライドしてRBを追うのですからランが止まらないのはLBだけの問題では無いようにも見えます。ただ、LBの出足が良い時やDLがRBのルートを塞ぎルート変更させて少し遅れた時にはしっかり止めていますし、LBが熟成して判断が早くなればもう少しマシなディフェンスになるかもしれません。
緒戦でも有った、スクリーンなどでRBがルートに出た時に誰も見ていないプレイ、これの改善が出来るかどうかは本当に重要な課題です。基本的にラインの動きを見てから動き出す為に、RBにスイングされるとOLBが追いつけない場面が出来てしまいます。
ゾーンでOLが押してきて、RBはそこから飛び込んでくるタイプのチームと戦った際にこのランディフェンスシステムは大きな問題を露呈するのではないかと危惧します。スピードに乗ってきたRBを捕まえる事が困難なLBのリアクションシステムでは止め切れないのではないかと推測します。
OLは左からJason Peters、Todd Herremans、Jamaal Jackson、1巡指名Danny Watkins、King Dunlapが怪我人続出のRTでスターターに入っています。ただ、Dunkapは去年PetersやWinston Justiceの欠場時にスターターとしてプレイしていますし致命的な穴になられても困ります。
去年までは単純極まりないOLとDLの1対1での押し合いに終始し、斜めにゾーンで押したり、OGがプルアウトするような機動力よりもパワー重視のライン編成でした。今年はゾーンで押したり、Herremansのプルアウトなど去年よりも複雑なパターンを使っています。最初のプレイで右側にゾーンで押してLBを引き付けてからMicheal Vickを左にロールさせる非常に効果的なプレイを使いました。
ゾーンの時にJamaalとかの足つきがかなり怪しいのですけれど開幕までにモノになるのかちょっと疑問です・・・スクリーン上手だったOLですが、Brian Westbrook時代と比べて明らかにスクリーンのブロックが下手になってますね。
最初のINTの時ですが、ブロックは全く問題ありません。後1秒遅くてもサックされるような破綻は無いですし、単純にサイドライン際までSが来ているのを想定していない(もう1人奥に入ったWRを見ると決め付けているだけ)です。
2つ目のINT、これも全く危なげない状況からダブルチームされているChad Hallに逆球を投げ込んでいます。Vickがどういう判断で投げているのかが理解出来ません。
逆に3個目のINTはブリッツに追い回されながらLBとSの隙間に入り込んだBrent Celekを見つけパスを出しているのですが、チップされ跳ねたボールをINTされてしまいました。
OLもLBも単体で見るとそこまで悪くないようにも見えます。特にOLは押せないまでもやられ続けるような感じでは有りません。LBは横に流れるRBを追いかける場面が多いのと、飛び込むギャップを決めるとRBにカットされてもそのまま間違ったギャップに入ってしまう事、そしてリードブロックに取られても、1対1で潰れても他の誰かがやってくれるだろうと(考えては居ないでしょうけどね)見えてしまうホールドを外してタックルする意思が見られないのが悪印象です。
まずはLB陣、スターターはWLBに去年はSLBだったMoise Fokou、MLBは4巡ルーキーCasey Matthews、SLBは去年終盤MLBに入ったJamar Chaneyの3人、ニッケル時にはDRCが入り、MatthewsとChaney。ダイムの時はJoselio Hansonも入りChaneyがLBとして入っています。昔からダイム時にCB4人ではなくCB3人+S3人を入れる事も多いのですが、その際にはHansonではなく2巡ルーキーJaiquawn Jarrettが入っていました。
2008年以降、LBは2人がDLが防ぎきれない7つのギャップ(5人のOL+TEで6人の両側で7つのランルート)のうち2つを埋めるのに使われ、残る1人のLBとSS Quintin Mikellがタックルするランディフェンスシステムでした。
今年はLB3人に役割分担は無く、DLのペネトレイトの結果を見てから動き出すように見えます。DLがペネトレイト特化のギャンブルシステムなので仕方が無いのですけれど、スクリメージの結果が出てから動き出すのではスピードに乗ったリードブロックに対抗する事が出来ない。これが簡単に拾われてしまう原因でしょう。スクリメージでギャップに詰めてタックルするのではなく、抜けてきてから横にスライドしてRBを追うのですからランが止まらないのはLBだけの問題では無いようにも見えます。ただ、LBの出足が良い時やDLがRBのルートを塞ぎルート変更させて少し遅れた時にはしっかり止めていますし、LBが熟成して判断が早くなればもう少しマシなディフェンスになるかもしれません。
緒戦でも有った、スクリーンなどでRBがルートに出た時に誰も見ていないプレイ、これの改善が出来るかどうかは本当に重要な課題です。基本的にラインの動きを見てから動き出す為に、RBにスイングされるとOLBが追いつけない場面が出来てしまいます。
ゾーンでOLが押してきて、RBはそこから飛び込んでくるタイプのチームと戦った際にこのランディフェンスシステムは大きな問題を露呈するのではないかと危惧します。スピードに乗ってきたRBを捕まえる事が困難なLBのリアクションシステムでは止め切れないのではないかと推測します。
OLは左からJason Peters、Todd Herremans、Jamaal Jackson、1巡指名Danny Watkins、King Dunlapが怪我人続出のRTでスターターに入っています。ただ、Dunkapは去年PetersやWinston Justiceの欠場時にスターターとしてプレイしていますし致命的な穴になられても困ります。
去年までは単純極まりないOLとDLの1対1での押し合いに終始し、斜めにゾーンで押したり、OGがプルアウトするような機動力よりもパワー重視のライン編成でした。今年はゾーンで押したり、Herremansのプルアウトなど去年よりも複雑なパターンを使っています。最初のプレイで右側にゾーンで押してLBを引き付けてからMicheal Vickを左にロールさせる非常に効果的なプレイを使いました。
ゾーンの時にJamaalとかの足つきがかなり怪しいのですけれど開幕までにモノになるのかちょっと疑問です・・・スクリーン上手だったOLですが、Brian Westbrook時代と比べて明らかにスクリーンのブロックが下手になってますね。
最初のINTの時ですが、ブロックは全く問題ありません。後1秒遅くてもサックされるような破綻は無いですし、単純にサイドライン際までSが来ているのを想定していない(もう1人奥に入ったWRを見ると決め付けているだけ)です。
2つ目のINT、これも全く危なげない状況からダブルチームされているChad Hallに逆球を投げ込んでいます。Vickがどういう判断で投げているのかが理解出来ません。
逆に3個目のINTはブリッツに追い回されながらLBとSの隙間に入り込んだBrent Celekを見つけパスを出しているのですが、チップされ跳ねたボールをINTされてしまいました。
OLもLBも単体で見るとそこまで悪くないようにも見えます。特にOLは押せないまでもやられ続けるような感じでは有りません。LBは横に流れるRBを追いかける場面が多いのと、飛び込むギャップを決めるとRBにカットされてもそのまま間違ったギャップに入ってしまう事、そしてリードブロックに取られても、1対1で潰れても他の誰かがやってくれるだろうと(考えては居ないでしょうけどね)見えてしまうホールドを外してタックルする意思が見られないのが悪印象です。