イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

趣味とニーズのバランス

2014-05-11 07:20:00 | ドラフト
 Eagles(多分)最後の指名になる7巡224位での指名はWisconsinのNT Beau Allen。最後の最後でニーズを埋めました。

 スカウティングコンバインには招待されていません、プロデイはハムの怪我で40ヤードなどは計測せず、ショートシャトル4.50、スリーコーン7.27、垂直飛び31インチ、幅跳び8フィート8インチ、ベンチプレス30回を記録しています。身長6-2 1/2で333ポンド、この体格で垂直飛び31インチ飛ぶのですから、3日目のDBは怪我の影響が有ったのでしょうね。
 典型的な2ギャップランストッパー。出足は良くないですが、サイズとパワーでルートは潰す漬物石を手に入れました。これでQBスニークやゴールライン前の攻防で真ん中を狙われる危険性を減らす事が出来るかもしれません。どういうプレイだったのかは分かりませんが、4年間で8サックを記録しています。2年生の時4サックで後は数字が下がり続けているので、入学時はもう少し軽くて動けたのかもしれません・・・


 パスラッシュもカバーも出来る万能型OLBに始まり、ワイドアウトとスロットでWRを2人。DBのバックアップを2人、最後にDEとNT。Cのバックアップ以外はちゃんとニーズを埋めてきました。
 Chip Kellyの趣味で選んだ前半戦とその他スタッフが何とか軌道修正した後半戦。そう言う印象を持つ2014年のドラフトになりました。
 落ちてきた大物には目もくれずに、欲しいと思った選手を(事前に準備したボードのまま)指名し続けたのでしょう。その分、ややリーチ(一般評価よりも早く指名し過ぎ)と言われる指名になりましたけれど、カレッジで対戦経験が有ったり、人脈などで情報収集した選手を集めたのでしょう。そう考えれば、今後出てくる各種サイトの評価はC程度でしょうけれど、それほど気にする必要は無いと思います。

 GamePassで丁度ドラフト評価をしていました、NFCの東は4チームともAマイナスからBの評価、Eaglesは2人ともB評価でした。これには来年貰えるBryce Brownの4巡も込みでしょうから、今年の戦力補強だけ見ると、Bマイナスくらいになりますかね。


 今後、ルーキーFAとの契約を経て、ルーキーだけのミニキャンプ、OTAと呼ばれる合同自主練習(トレーナーだけ参加OK、ボールを使っても良いけれどタックルなど禁止、と段階を踏んでいきます)そして、全員参加のミニキャンプ。ルーキーもベテランと一緒に動くとスピードの違いとか、技術面からどの程度働くかが見えてきます。
 取材陣が入れるのは最後に行うミニキャンプだけなので、ルーキーの評価はそこである程度分かるはずです。

3日目指名

2014-05-11 04:22:00 | ドラフト
 4巡の1番目の指名になる101位での指名はFloridaのCB Jaylen Watkinsになりました。
 1年生から試合に出ましたが、入学直後に左の太もも、2年生の時にスポーツヘルニアの手術を受けています。欠場した試合は少ないのですが、今年のドラフトにFlorida大から3人CBが指名候補になっている層の厚さの為か、スターターは出場の7割程度になっています(ニッケルの計算の仕方次第でCBはスターター扱いかどうかが変わるので、ちょっとどれくらい出ていたのかは分からないです)
 シニアボウルで右のアキレス腱を痛めた為にスカウティングコンバインの実技は40ヤードとベンチプレスだけしか行っていません。身長5-11 1/2で194ポンド、40ヤード4.41、ベンチプレス22回を記録しました。
 プロデイではショートシャトル4.50、スリーコーン7.13、垂直飛び31インチ、幅跳び9フィート10インチを記録しました。平凡な数字が並びます、アキレス腱の怪我が完治していないからイマイチの数字になったのでしょう。
 契約に問題は有りますが、分厚いCBのデプスに割って入れるのか。FSでもプレイ可能と言う事なので、1年目はSとして53人枠入りを目指した方が良いのかもしれません。


 Bryce BrownをBUFにトレード、来年の4巡を基本に今シーズンの成績によっては3巡、または再来年16年の4巡指名を貰う事になるそうです。7巡指名で、Darren Sprolesが加入し同期入団のChris Polkに追い抜かれたとも噂されていましたし、高値で売れたのは幸運だったと考えて良さそうです。2年前LeSean McCoy離脱後の活躍を考えると少しだけ勿体無いかもしれませんが、Chip Kellyシステムには適合しないように見えました。


 HOUから貰っていた5巡141位でOregon大のDE Taylor Hurtを指名しています。
 2009年入学で赤シャツを経て、2012年には8サックを記録しています。去年は3.5サックと数字を落としましたが、タックル数では36から75と倍増させています。
 今年の1月、シーズンが終わってから練習中に左足を骨折、シニアボウルとスカウティングコンバインを欠席しています。身長6-6 1/8で体重281ポンド、ベンチプレスだけ測定し21回でした。
 プロデイでは40ヤード4.85、ショートシャトル4.60、スリーコーン7.44、垂直飛び30インチ、幅跳び8フィート9インチ、ベンチプレス23回と全ての項目を測定しています。ちょっと数字が悪いですね、ここも怪我の影響が有るのでしょう。
 DEなのかOLBなのか、去年はDTでの出場が多かったようです(サック減の理由かもしれません)3-4でDEなのかOLBなのか、40ヤード4.81とかを見ても、DT出の出場と言う情報を見ても3-4ではDEですかね。スターター2人を追い落とすのは難しいでしょうし、3番手のVinny Curryに続くDE4番手を若手で争う事になりそうです。


 5巡2回目の指名は162位でStanfordのS Ed Reynoldsを指名しました。
 2010年に7試合バックアップとして出場しましたが、2011年にACLの手術を受けてレッドシャツ扱い。12年から2年間スターターを勤めています。
 スカウティングコンバインの記録は身長6-1体重207ポンド、40ヤード4.57、垂直飛び32インチ、幅跳び9フィート9インチ、ベンチプレス15回。
 プロデイでは40ヤード4.51、ショートシャトル4・49、スリーコーン7.18、垂直飛び38インチと記録を伸ばしています。
 まずはSの4番手(DB全体の9,10番手)を若手で争う事になります。


 ディフェンスを3人取りました。頭数は足りているDE,CB,Sなので53人枠に残るのは大変だと思いますけれど、怪我人が出た時にこういう準備が効くかもしれませんし、掘り出し物として活躍するかもしれません。ディフェンスを3人指名した事は素晴らしいと思います。