ドラフト候補生との面接やプロデイ見学、プライベートワークアウトなどの一覧を見て、1巡指名候補のポジションはWRとOLBなのは明らかです。他にはCBやSも1巡候補と接触しています。
WR陣がどのような状態か、契約やこれまでの通算記録などを見直してみます。
Jeremy Maclin 2009年1巡指名、ルーキー時の5年契約が終わり1年契約で再契約
2009年 15試合出場 56レシーブ 773ヤード 4TD
2010年 16試合出場 70レシーブ 964ヤード 10TD
2011年 13試合出場 63レシーブ 859ヤード 5TD
2012年 15試合出場 69レシーブ 857ヤード 7TD
2013年 トレーニングキャンプ開始直後にACL手術でIR入り
DeSean JacksonがエースでMaclinはSEのスターターとして4年間プレイしてきました。2番手としては申し分の無い成績を積み重ねています、が、DeSean欠場時にエースとしてのプレイが出来ているか？と考えると2番手の時とあまり変わらないんですよね・・・
膝の状態は良い様で、キャンプには問題なくプレイ出来るようです。実際動いてみてどうなるか分かりませんけれど、リハビリが順調なのは良い兆候です。
Riley Cooper 2010年5巡指名、ルーキー時の4年契約が終わり5年22.5ミリオン（サインボーナス4ミリオン）で再契約
2010年 13試合出場 7レシーブ 116ヤード 1TD
2011年 16試合出場 16レシーブ 315ヤード 1TD
2012年 11試合出場 23レシーブ 248ヤード 3TD
2013年 16試合出場 47レシーブ 835ヤード 8TD
スターターは13年Maclinの怪我による1年だけ、最初の3年間もスロットにはJason Avantが居た為に出番は怪我人の穴埋め中心でした。
サイズが有る割にジャンプボールを取るのが下手だったのですが2012年から高いボールへの反応が良くなりました。
スターターは1年だけ、年4ミリオン級の選手かどうか疑問が残ります。Chip Kellyのシステムに合う選手と言う事から再契約したのでしょうから、実績不足は目を瞑るべきかもしれません。
スロットには長年Avantが居たのですが、2TEセットを多用するなら、スロットレシーバーはスターター扱いではなくて良いシステムになる気がします。
Darren SprolesをRBで使うのか、スロットでも使うのか、まだ分かりません。ドラフトでWRを上位指名すればRB専任になる可能性が高くなるでしょう。
まあ、2番手TEのZach Ertzと入れ替えで入ってくるスロット要員はSprolesのような小型俊敏なタイプか、Damaris Johnsonのようなスピード型になるのでしょう。
Darren Sproles 2005年SDの5巡指名、NOとトレードで加入、契約延長して3年10.5ミリオンの契約。
WRとしての考察なのでランの記録は省略。2011年の603ヤード以外の年は200から350ヤード程度のランを記録しています。
2005年 15試合出場 3レシーブ 10ヤード
2006年 プレシーズンゲームで足首を痛めIR入り
2007年 15試合出場 10レシーブ 31ヤード
2008年 16試合出場 29レシーブ 342ヤード 5TD
2009年 16試合出場 45レシーブ 497ヤード 4TD
2010年 16試合出場 59レシーブ 520ヤード 2TD
2011年 16試合出場 86レシーブ 710ヤード 7TD
2012年 13試合出場 75レシーブ 667ヤード 7TD
2013年 15試合出場 71レシーブ 604ヤード 2TD
RBとしては凄まじいレシーブ数を記録しています。特にNOに移籍した11年以降3年間はスロットレシーバーとしての起用も増えた印象です。
3WRセットとしてのスロットよりも、RBの位置からモーションして相手ディフェンスをかく乱しつつルートに出るような使い方になるのでしょう。逆に、エンプティバックに見せてからのキャリーとか、出てくるだけで相手が精神的にプレッシャーを受けるような選手になってくれると良いのですけれど。
ただ、ワイドアウトとしてスターターのWRとして起用するのは無理でしょう。CB相手ならパワーで圧倒、と言う感じの選手でもないですし・・・
Arrelious Benn 2010年TBの2巡指名、トレード後契約延長済みで契約最終年度。
2010年 15試合出場 25レシーブ 395ヤード 2TD
2011年 14試合出場 30レシーブ 441ヤード 3TD
2012年 8試合出場 4レシーブ 26ヤード
2013年 トレードで加入後ACL手術でIR入り
10年は9試合、11年は14試合スターターと記録されています。その割にこの成績はちょっと寂しいです、だから元2巡指名をトレードで獲得出来たのですけれど。
加入後すぐにIR入りしたので、どんな選手か良く分かりません。Maclinの怪我でスターターを失った直後にスターター候補として獲得した選手ですし、6-1で40ヤード4.42（プロデイの非公式記録）はMaclinとほぼ同等の記録です。
Jeff Maehl ルーキーFAとして2011年HOU入団、14シーズン終了後RFA
2011年 3試合出場 シーズン途中にPSから昇格、レシーブ記録無し
2012年 ファイナルカットに残れずPSで過ごす。
2013年 16試合出場 4レシーブ 67ヤード 1TD
Maclin,BennとWRを2人失った直後に緊急トレードで入団しています。Oregon大と言う事でChipシステムを勉強する時間の短縮などを考えたのでしょう。
イメージとしてはSEでCooperの代わりにたまーに出てくる感じです。怪我で2人失った緊急事態でもなければ、PSで過ごしたHOU時代の評価程度の選手で、53人枠に残る事は無いと考えます。
Damaris Johnson 2012年ルーキーFAで入団、シーズン終了後RFA
2012年 14試合出場 19レシーブ 256ヤード
2013年 13試合出場 2レシーブ 14ヤード
Andy Reid時代はスピードを活かしたディープ要員の4番手WRとして起用されましたが、ChipからはWRとしてチャンスを貰えずに終わりました。リターナーとしてもSprolesが加入していますし、53人枠に残るのは難しいでしょう。
Brad Johnson 2006年NYJの4巡指名、BUFをカットされた2013年11月に2年契約で加入。シーズン終了後UFA
WRでもRBでも起用され、9年のキャリアで10回ですがパスも投げていますし、リターナーとしても起用されてきました。レシーブ記録以外は省略します。
2006年 16試合出場 9レシーブ 61ヤード
2007年 16試合出場 32レシーブ 325ヤード 2TD
2008年 15試合出場 12レシーブ 64ヤード
2009年 13試合出場 7レシーブ 63ヤード
2010年 16試合出場 4レシーブ 44ヤード
2011年 15試合出場 23レシーブ 240ヤード 1TD
2012年 15試合出場 14レシーブ 152ヤード 2TD
2013年 6試合出場 2レシーブ 27ヤード
BUFに移籍した11,12年と数字を伸ばしています。30歳になりましたが、終わった選手と言う訳ではなさそうです。
去年の加入後一発目のプレイでワイルドキャットからのエクスチェンジミスのファンブルが記憶に残ります。Chip好みの飛び道具として重用されるのか、取ってみたけれど・・・と言う感じになるのか、コーチ陣の評価が良く分かりません。
ロスター上はあと3人居ますけれど、NFLでの試合出場記録無しですし戦力として数えるのは止めておきます。
MaclinはACLから復帰すれば問題なくスターター級の実績です（エースになれるかが問題ですが）、Cooperも去年のプレイを見ればNick Folesとの相性が良さそうですし、同じ程度（すこしレシーブあたりのヤード数は下がるかもしれません）の数字は残すでしょう。
その次がTBから6巡でトレードに出されたBenn、RB/WRのSproles、スピードは抜群でもChipに起用されなかったDamaris、コーチ陣の評価が分からないSmithにOregon大出身と言うだけのMaehl。
3番手以降はBennのACLリハビリがどうなのか？Sprolesの起用法がどうなのか？DeSeanが居なくなってDamarisのスピードが使われるようになるのか？はてなマークだらけです・・・
怪我人が一人でも出たらユニット崩壊の危険性が有る現状のデプスを考えると、ワイドアウトとして起用出来るWRがもう一人は絶対に必要です。そう考えれば1.2巡でのWR指名確率はかなり高いと考えるのが妥当でしょうし、補強無しで現状のWR陣のままシーズンに入るにはリスクが高すぎます。
DeSeanの解雇が無ければ、Maclin.Cooperとの再契約、Avantの解雇。MaclinとBennのACLからの復帰、これで十分なWR陣だったのですけれどねえ。プロボウラーDeSeanと同等の選手を1巡22位で獲得するのは難しいかもしれませんが、スターター2人が怪我をした時の代役になれる選手を上位で指名するのは確実に思えます。
下位指名でもChipお勧めのスリーパーが眠っているなら良いのですけれど、取り損なって現状のメンバーのまま。それだけは避けたいものです。
WR陣がどのような状態か、契約やこれまでの通算記録などを見直してみます。
Jeremy Maclin 2009年1巡指名、ルーキー時の5年契約が終わり1年契約で再契約
2009年 15試合出場 56レシーブ 773ヤード 4TD
2010年 16試合出場 70レシーブ 964ヤード 10TD
2011年 13試合出場 63レシーブ 859ヤード 5TD
2012年 15試合出場 69レシーブ 857ヤード 7TD
2013年 トレーニングキャンプ開始直後にACL手術でIR入り
DeSean JacksonがエースでMaclinはSEのスターターとして4年間プレイしてきました。2番手としては申し分の無い成績を積み重ねています、が、DeSean欠場時にエースとしてのプレイが出来ているか？と考えると2番手の時とあまり変わらないんですよね・・・
膝の状態は良い様で、キャンプには問題なくプレイ出来るようです。実際動いてみてどうなるか分かりませんけれど、リハビリが順調なのは良い兆候です。
Riley Cooper 2010年5巡指名、ルーキー時の4年契約が終わり5年22.5ミリオン（サインボーナス4ミリオン）で再契約
2010年 13試合出場 7レシーブ 116ヤード 1TD
2011年 16試合出場 16レシーブ 315ヤード 1TD
2012年 11試合出場 23レシーブ 248ヤード 3TD
2013年 16試合出場 47レシーブ 835ヤード 8TD
スターターは13年Maclinの怪我による1年だけ、最初の3年間もスロットにはJason Avantが居た為に出番は怪我人の穴埋め中心でした。
サイズが有る割にジャンプボールを取るのが下手だったのですが2012年から高いボールへの反応が良くなりました。
スターターは1年だけ、年4ミリオン級の選手かどうか疑問が残ります。Chip Kellyのシステムに合う選手と言う事から再契約したのでしょうから、実績不足は目を瞑るべきかもしれません。
スロットには長年Avantが居たのですが、2TEセットを多用するなら、スロットレシーバーはスターター扱いではなくて良いシステムになる気がします。
Darren SprolesをRBで使うのか、スロットでも使うのか、まだ分かりません。ドラフトでWRを上位指名すればRB専任になる可能性が高くなるでしょう。
まあ、2番手TEのZach Ertzと入れ替えで入ってくるスロット要員はSprolesのような小型俊敏なタイプか、Damaris Johnsonのようなスピード型になるのでしょう。
Darren Sproles 2005年SDの5巡指名、NOとトレードで加入、契約延長して3年10.5ミリオンの契約。
WRとしての考察なのでランの記録は省略。2011年の603ヤード以外の年は200から350ヤード程度のランを記録しています。
2005年 15試合出場 3レシーブ 10ヤード
2006年 プレシーズンゲームで足首を痛めIR入り
2007年 15試合出場 10レシーブ 31ヤード
2008年 16試合出場 29レシーブ 342ヤード 5TD
2009年 16試合出場 45レシーブ 497ヤード 4TD
2010年 16試合出場 59レシーブ 520ヤード 2TD
2011年 16試合出場 86レシーブ 710ヤード 7TD
2012年 13試合出場 75レシーブ 667ヤード 7TD
2013年 15試合出場 71レシーブ 604ヤード 2TD
RBとしては凄まじいレシーブ数を記録しています。特にNOに移籍した11年以降3年間はスロットレシーバーとしての起用も増えた印象です。
3WRセットとしてのスロットよりも、RBの位置からモーションして相手ディフェンスをかく乱しつつルートに出るような使い方になるのでしょう。逆に、エンプティバックに見せてからのキャリーとか、出てくるだけで相手が精神的にプレッシャーを受けるような選手になってくれると良いのですけれど。
ただ、ワイドアウトとしてスターターのWRとして起用するのは無理でしょう。CB相手ならパワーで圧倒、と言う感じの選手でもないですし・・・
Arrelious Benn 2010年TBの2巡指名、トレード後契約延長済みで契約最終年度。
2010年 15試合出場 25レシーブ 395ヤード 2TD
2011年 14試合出場 30レシーブ 441ヤード 3TD
2012年 8試合出場 4レシーブ 26ヤード
2013年 トレードで加入後ACL手術でIR入り
10年は9試合、11年は14試合スターターと記録されています。その割にこの成績はちょっと寂しいです、だから元2巡指名をトレードで獲得出来たのですけれど。
加入後すぐにIR入りしたので、どんな選手か良く分かりません。Maclinの怪我でスターターを失った直後にスターター候補として獲得した選手ですし、6-1で40ヤード4.42（プロデイの非公式記録）はMaclinとほぼ同等の記録です。
Jeff Maehl ルーキーFAとして2011年HOU入団、14シーズン終了後RFA
2011年 3試合出場 シーズン途中にPSから昇格、レシーブ記録無し
2012年 ファイナルカットに残れずPSで過ごす。
2013年 16試合出場 4レシーブ 67ヤード 1TD
Maclin,BennとWRを2人失った直後に緊急トレードで入団しています。Oregon大と言う事でChipシステムを勉強する時間の短縮などを考えたのでしょう。
イメージとしてはSEでCooperの代わりにたまーに出てくる感じです。怪我で2人失った緊急事態でもなければ、PSで過ごしたHOU時代の評価程度の選手で、53人枠に残る事は無いと考えます。
Damaris Johnson 2012年ルーキーFAで入団、シーズン終了後RFA
2012年 14試合出場 19レシーブ 256ヤード
2013年 13試合出場 2レシーブ 14ヤード
Andy Reid時代はスピードを活かしたディープ要員の4番手WRとして起用されましたが、ChipからはWRとしてチャンスを貰えずに終わりました。リターナーとしてもSprolesが加入していますし、53人枠に残るのは難しいでしょう。
Brad Johnson 2006年NYJの4巡指名、BUFをカットされた2013年11月に2年契約で加入。シーズン終了後UFA
WRでもRBでも起用され、9年のキャリアで10回ですがパスも投げていますし、リターナーとしても起用されてきました。レシーブ記録以外は省略します。
2006年 16試合出場 9レシーブ 61ヤード
2007年 16試合出場 32レシーブ 325ヤード 2TD
2008年 15試合出場 12レシーブ 64ヤード
2009年 13試合出場 7レシーブ 63ヤード
2010年 16試合出場 4レシーブ 44ヤード
2011年 15試合出場 23レシーブ 240ヤード 1TD
2012年 15試合出場 14レシーブ 152ヤード 2TD
2013年 6試合出場 2レシーブ 27ヤード
BUFに移籍した11,12年と数字を伸ばしています。30歳になりましたが、終わった選手と言う訳ではなさそうです。
去年の加入後一発目のプレイでワイルドキャットからのエクスチェンジミスのファンブルが記憶に残ります。Chip好みの飛び道具として重用されるのか、取ってみたけれど・・・と言う感じになるのか、コーチ陣の評価が良く分かりません。
ロスター上はあと3人居ますけれど、NFLでの試合出場記録無しですし戦力として数えるのは止めておきます。
MaclinはACLから復帰すれば問題なくスターター級の実績です（エースになれるかが問題ですが）、Cooperも去年のプレイを見ればNick Folesとの相性が良さそうですし、同じ程度（すこしレシーブあたりのヤード数は下がるかもしれません）の数字は残すでしょう。
その次がTBから6巡でトレードに出されたBenn、RB/WRのSproles、スピードは抜群でもChipに起用されなかったDamaris、コーチ陣の評価が分からないSmithにOregon大出身と言うだけのMaehl。
3番手以降はBennのACLリハビリがどうなのか？Sprolesの起用法がどうなのか？DeSeanが居なくなってDamarisのスピードが使われるようになるのか？はてなマークだらけです・・・
怪我人が一人でも出たらユニット崩壊の危険性が有る現状のデプスを考えると、ワイドアウトとして起用出来るWRがもう一人は絶対に必要です。そう考えれば1.2巡でのWR指名確率はかなり高いと考えるのが妥当でしょうし、補強無しで現状のWR陣のままシーズンに入るにはリスクが高すぎます。
DeSeanの解雇が無ければ、Maclin.Cooperとの再契約、Avantの解雇。MaclinとBennのACLからの復帰、これで十分なWR陣だったのですけれどねえ。プロボウラーDeSeanと同等の選手を1巡22位で獲得するのは難しいかもしれませんが、スターター2人が怪我をした時の代役になれる選手を上位で指名するのは確実に思えます。
下位指名でもChipお勧めのスリーパーが眠っているなら良いのですけれど、取り損なって現状のメンバーのまま。それだけは避けたいものです。