イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Mike Burtrum引退

2007-06-20 04:26:08 | イーグルス
 LS/TEのMike Bartrumが引退する事になりました。去年のIND戦で首を痛めすぐにIR入りしてシーズンエンド、今年もこれまでのミニキャンプを全て欠席していたのでトレーニングキャンプまでには決断するのではないか思っていました。

 6-4 250ポンドのBartrumは13シーズンのキャリアをLS専門のスペシャルチーマーとして過ごしました。リーグトップクラスの安定感を持つLSと評価され、2005シーズン(McNabbがスポーツヘルニアで離脱したシーズン)に監督推薦枠でプロボウルに選ばれています。LS Bartrum,H Koy Detmer,K David AkersのFGユニットの安定感は絶大でしたが、Koyは2005シーズン後カットされ(去年一時的に復帰しました)Akersも腿の筋肉を痛めて成績を落とす等、2000年から組んできたユニットも年齢的な衰えが来ていました。
 TEとしては主力に怪我が出た時やゴールライン前で2人3人とTEを増やした時にだけプレイし、キャリア合計11レシーブしかしていません。しかし、その内6つがTDレシーブと言う極端な成績を残しました、実際ゴールライン前のプレイで相手チームから全く相手にされないでフリーになる事も多かったです。
 去年のIND戦、急造CのJamaal Jacksonの代わりにショットガン隊形でスナップをした際に相手DLに押し潰され首を痛めてしまいました。この試合では怪我で退場する前にBartrum本人もその前が何時だったのか記憶が無いほど久々にミススナップをパントプレイの時にしています、退場したプレイの前の段階で異常があったのかもしれません。年齢的にも首の怪我から復帰は難しいと言われていましたが、即引退する事は無く今シーズンもプレイする準備をしていたようですが、結局復帰できないまま引退する事になりました。

 チームには去年Bartrumが居なくなった後、無難にLSを務めたJon Dorenbosが居ます。Bartrumの代わりの準備はしていますからチームに大きな影響は無いでしょうが、去年のプレイオフではH専門でDetmerをチームに呼び戻しています。AkersからLS,Hが変わって蹴りにくいう声が有ったようです、2年目になりますから慣れてくるとは思いますが、プロボウラーBartrumにはまだスナップのスピード・安定感で及ばないようです。

 50ヤードまでオートマチックだった全盛期のAkersを支えた名脇役がチームを去ります。他チームのファンは誰も知らないけれどEaglesファンからは愛された選手でした、首の怪我が今後の人生に影響しない事を祈ります。

Buckhalter vs Hunt

2007-06-19 08:46:24 | イーグルス
 去年の開幕前に、6月頃は書く事もないからその頃に他チームの戦力分析をすれば時間を掛けて分析が出来る。こう思ったのですが、他チームの事を時間を掛けて分析すると色々書きにくい所まで見えてしまうのが昨日今日と分析して分かりました。簡単に言えば、Eagles批判をしても私がEaglesファンなので大きな問題にはならないのですが、他チームについて批判的な事を書くと予想外の所からめんどくさい事になるのをチャット時代に何度か経験しています。そういう事もあって他チームの話題には触れないで来たのですが、今後もそういう方向で更新する事にします。(某チームの戦力分析をした所、かなり辛口になってしまっただけなんですけど・・・)

 
 ポジション争いで、個人的には無風と考えているのがRBです。Brian WestbrookがエースRBなのは間違いありません、2番手争いでCorrell BuckhalterとルーキーTony Huntが争っていますがこの2人がロスターに残るのもほぼ確定しています。RB枠は普通に考えれば4でしょう、最後の一つをRyan MoatsとルーキーNate Ilaoaが争う事になっています。
 BuckhalterとHuntの争いはHunt優勢と考える専門家が多いようです、私はBuckhalterが勝つと思っていますが。Huntがただのパワーランナーではなく意外とパスキャッチが上手い万能型のようで、Westbrookがスピードとパスキャッチに特化し過ぎている為に、その足りない部分を埋め合わせるのにはBuckhalterよりもHuntが向いているのかもしれません。しかし、システムを理解したとコーチ陣が信頼するのには相当時間が掛かると思っています。
 2番手のRBとして過不足無い能力を持っているBuckhalterは怪我が多い事と契約面でHuntに劣りますが、システムの理解と怪我に打ち勝ってきたメンタル面をコーチ陣に高く評価されています。Donovan McNabbの怪我以来、Andy Reidが2度ACL断絶から復帰したBuckhaterを例えに出す事が多いように思います。その時決まってリハビリに耐えてフィールドに復帰してきた精神力がチーム全体に好影響を与えているとして褒め称えます。
 若さと伸びしろ、そして健康面でHuntが勝っているのは間違いありません。逆に経験など精神面ではBuckhalterが勝っています。肉体面と精神面、どちらをReidが好むかを考えれば精神面を優先するでしょうから、2番手争いはBuckhalterが少なくとも開幕の段階では勝利すると思います。

 4番手争いはスピードは有るが精神面が未熟なMoatsと未知の怪物Ilaoaのどちらが生き残るかを普通に考えればIlaoaをPSに入れてMoatsを残す事で解決します。しかし、Moatsの干され方を見れば、ReidがMoatsを嫌っているのは間違いないでしょう。運動能力が有るのはルーキーシーズンの成績を見れば分かります、それなのに全く使ってもらえないのは何か問題があると言う事です。Ilaoaがある程度の能力と精神面を持っていると判断されればMoatsを追い出して4番手として残る可能性が十分に有ると思います。
 Ilaoaが5-9 245ポンドの体でNFLのフィールドに立つだけのスピードが有るのかはプレシーズンゲームで実戦に出てくるまで分かりません。なぜなら、現地の評論家の意見も様々で、どれが本当のIlaoa評なのか判断できません。普通に考えればダイエットする事になるでしょう、肉体的にも精神的にもNFLですぐにプレイ出来るような選手ではないと思います、そういう意味でも1年目の今年はPSで成長を待つ事になるでしょう、居ても使ってもらえないMoatsよりは未知の魅力があるIlaoaを4番手のRBに残した方が面白いとは思いますが・・・。

 Westbrookの体力を考えても1試合15キャリーの制限は守るべきだと思います、去年後半20キャリー100ヤードを連続して記録しましたが、疲労の蓄積が怖いですし無理をさせるべきではありません。Westbrook15、Buckhalter10,Hunt5、これ位の割合でボールを持たせるのが1年を通じて考えれば良いのではないかと考えます。

Avant vs Lewis

2007-06-17 09:01:53 | イーグルス
 キャンプで注目された2年目軍団の中、唯一全く良い話を聞けなかったJason Avantですが、Greg LewisとのWR4番手争いには勝利しそうな状況のようです。
 
 40ヤードの数字が伸びずにドラフト時評価を落としました、フル装備でフィールドに立った時のスピードで評価して欲しいと言っていたのですが、やはりマークを振り切るようなスピードは持っていないようです。スピードは無い代わりにがっしりした体格でルート取りは良いと言われていたのですが、出場した試合ではサイズ・スピード・ルート取り、全てにおいて平凡なプレイでした。2年目に向けてスピードアップを目指したトレーニングを積んできたようですが、速くなったという評価は目にしません。同期が成長を褒められる中、去年とあまり変わっていないと言われていました。スピードアップ出来ない分はルート取りとパスキャッチで補うしかないです、元々持ち味はそこにありますしサードダウンで堅実な選手になる事が生き残る方法になるでしょう。

 Reggie BrownとKwvin Curtisはスピードタイプで、Hank Baskettは6-4のサイズを持ちます、そう考えると4番手に入るWRはスピードやサイズよりも堅実さが求められる事になりそうです。WRとしての総合力ではLewisが上だと私は考えていますが、今のWR陣を考えるとAvantが勝利する事になるのかもしれません。5番手のWRにはKRを任されるであろうJeremy Bloomが入る事がほぼ確定しています、WRに6人枠を使わないと思いますから4番手の争いに負けるとカットされる可能性が高いでしょう。
 
 そして、横に素早い典型的なスロットレシーバーであるCurtisとLewisはタイプが似ています。多分3WRセットではBaskettをSE,Curtisをスロットに入れてくるでしょう、そういう意味でもスロットレシーバーとしてのLewisの居場所が無くなるのは仕方ないかもしれません。ルーキーFAから長期契約を勝ち取ったSam Rayburn,Artis Hicksが次々とチームを去っています、同じ時期に長期契約をしたLewisもチームを去る事になるのでしょうか。

OTA終了

2007-06-16 09:56:53 | イーグルス
 OTAが終わりました、次の全体練習は7月27日から始まるトレーニングキャンプになります。

 怪我でキャンプを休んでいたメンバーの中でL.J Smithは手術に成功してすでに歩行訓練を受けているそうで、予定通りトレーニングキャンプには参加可能と言う事です。2年前にスポーツヘルニアの手術を受けたDirk Johnsonは、そう簡単に100%回復はしない動けるようになっても全力で動く度に違和感と再発の恐怖を感じる事になるからプレイに影響が出るのは避けられない。L.Jに対して忠告しています。ただ、足を振り上げるのが仕事のパンターは腿の付け根の稼動域が全然違いますし、L.Jがこの手術の影響をどれだけ受けるのかは別の話だとは思います。

 1月の練習中に膝を痛め、オフシーズン手術を受けていたTRAも練習を再開しています、トレーニングキャンプまでに完全に回復するかは分かりません。長年怪我に苦しんでいるTRAですから怪我と上手く付き合う方法は知っている筈です、開幕戦に出れるような調整をしてくれれば十分ですし、シーズン終盤にピークを持っていけば良いのですから大きな問題にはならないでしょう。

 TEN時代の右膝に加え、左膝のACLを手術したJavon Kearseは膝の状態に不安は無いようです。元々今回の怪我はそれ程重傷ではなかったようですし、今の段階としては満足できるだけの動きは出来ているようです。問題は通常260ポンド前後の体が240ポンド程度まで衰えてしまっている事です。膝の負担を減らすために250ポンド程度で10ポンド落として開幕に向かうのか、通常通りの260ポンドまで戻すのか、トレーニングキャンプまでに選択する事になります。一ヶ月以上時間は有りますから、体を作り直すのは難しくないと思います。275ポンドのDarren HowardがLEのスターターでKearseは250ポンドのサードダウンスペシャリストの編成でも良い様な気もします。

 LS/TEのMike Bartrumですが、練習に復帰したというニュースがありません。読み落としただけで練習をしているのかもしれませんし、引退濃厚と言われた首の怪我が相当悪いのかもしれません。LSとしては去年途中チームに加わっているJon Dorenbosが居ますからBartrumが不在でも致命的な影響は有りません、トレーニングキャンプ開始時に復帰できないようならば引退するか、カットされる事になるでしょう。安定したLSを必要とするチームはあるでしょうから本人が引退を決心しない限り、いつでもNFLに復帰する事ができるでしょう。

 腕の怪我でプレイオフ途中チームを離脱したLito Sheppardは完全に回復したようです。足首や膝の怪我など毎年怪我に悩まされるSheppardですが、去年は2度目のプロボウルに選出されていますし能力は問題ありません、1シーズン無事に乗り切ってくれるかどうか、これだけ不安要素です。

 OTAで肩を負傷したMatt Schobelの動向が良く分かりません、OTAの途中にTEと1人契約したようですし練習に復帰していないのではないかと思います。去年は期待外れのシーズンになってしまいましたし今年は頑張って欲しかったのですが、出遅れ必至の状況です。

 McNabb主催のパッシングキャンプ、フル装備での練習になるトレーニングキャンプと練習は続きます。怪我を癒して万全の状態を作ってきて欲しいものです。

ダイムバック

2007-06-15 05:09:59 | イーグルス
 ニッケルパッケージのDB5人が、Lito Sheppard,Sheldon Brown,Willam "Peterson" JamesのCB3人とSean Considineに練習には参加して居ませんがDrian Dawkinsになるのはほぼ確定しています。しかしダイムパッケージのDB6人目は誰が入るのか予想が出来ません。

 去年は元SSのスターターであったMicheal Lewisがダイムパッケージに入っていましたがSFに移籍しています。4番目のCBになるであろうJoselio Hansonが入るのが一般的なのでしょうが、5-9小柄な為スロットレシーバーをマークするのにはサイズが足りないかもしれません。スロットレシーバーに対してバンプでルートとタイミングを狂わせる方法を好むのでLewisのようなサイズの有るDBを使う事が多いです、そう考えればSSのQuintin Mikellをダイムで使う可能性は高いでしょう。Mikellは一時期ニッケルパッケージでも起用されていますしバンプを得意としています。
 普通に考えればこの2人をマッチアップするWRのタイプに合わせて使い分ける事になるのでしょうが、現在のダイムパッケージには意外な人物がファーストチームで起用されています。Sean Considineとサイズも出身校も同じなルーキーFA入団のMarcus Paschalです。2005シーズンConsidineとPaschalはIowa大でSのコンビを組んでいました、4年生の去年怪我で不本意な成績に終わった事でドラフトされなかったPaschalには最初のチャンスがダイムパッケージでの起用と言う事になります。もちろんDawkinsがチームに合流すれば押し出されるのはPaschalでしょう、しかし今の時期だけでもファーストチームに抜擢されたという事は期待されているという事でしょう。
 また、元CBで入団後FSにコンバートされているC.J. Gaddisもダイムバックには最適なサイズとカバースキルを持っているでしょう。今の所CBからFSへのコンバートに手一杯でニッケル・ダイムチーム練習にまで手が回らないと言った状態のようですが、スロットレシーバー相手にマンマークもゾーンカバーも出来るであろうGaddisもダイムパッケージのDB候補でしょう。

 CBもSも3番手までは確定していますが、4番手以降はプレシーズンゲームが終わるまで予想が出来ません。悪く言えばデプスが薄いですし、良く言えば期待できそうな若手が複数居ると言う事です、若手の成長と激しいロスター争いを期待します。