イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Bnukley開花

2007-10-10 09:16:00 | イーグルス
 プロボウラーLito SheppardとBrian Dawkinsが居ない事を考えれば、ディフェンスは健闘しています。

 去年の1巡指名Brodrick Bunkleyが成長を遂げています。パワー不足の為にランディフェンスで何も出来なかったルーキーシーズンからバルクアップではなくウエイトダウンしてキャンプに来た時には今年もダメだろうと思ったのですが、出足の良さを手に入れた事でパスラッシュでチームに貢献出来るようになり、ランディフェンスでも出足の良さでロスタックルを狙う事ができています。ただ、パワー不足に変わりは有りません、今後警戒されてダブルチームされた時に脆さがでそうな気がします、まあ、Bunkleyがダブルチームを引き付けるようになれば別の所が楽になるのですけれど。
 Javon Kearseがスピードもパワーも失ってしまいました、膝の怪我は軽症で問題なく復帰すると診断されていましたが、トレーニング不足の為なのか20ポンド以上細い状態でキャンプに現れています。まだコンディション作りをしながら試合に出ているような状態だと思いますし、これで100%の状態ならばシーズン終了後に引退する事になるでしょう。バックアップのJuqua Thomasが良いですしプレイタイムの配分を考え直すべきです。
 Trent Cole,Mike Pattersonは期待通りの働きをしてくれています、LEが機能するようになれば大金とドラフト権を注ぎ込んだだけの結果が得られるようになる筈です。

 Takeo Spikesは確実にボールのある場所に姿を見せています、Omar GaitherはまだMLBとしてのプレイと言う感じがしませんが慣れてくれば良いMLBになってくれそうです、問題はパワーアップを考え過ぎたのかスピードが落ちている事でしょう、DLが良くなっているのですから無理にパワーアップをしなくてもいいとは思います。
 問題なのはCris GocongのSLBで、DEからのコンバートの割にパワーで押し切るような場面は無い、動きもLBの動きになっていない、パスカバーの技術は持っていない(と言うかカバーをほとんどしていない)と3-4のOLBはDEからコンバートは簡単ても4-3のSLBにするのは難しいという一般常識通りの結果になっています。Stewart BradleyがNFLでプレイできるようになれば交代する事になるのではないかと思います。

 怪我人だらけのDBではSheldon brownが孤軍奮闘中です、もう1人のスターターSean Considineは相変わらずのミスタックルマシーンですし代理スターターのWillam Jamesはスピードがあまりにも不足しています。STでも奮闘しているQuintin MikellはFSでも頑張っています、Dawkinsが復帰した場合ConsidineからSSのスターターを奪うかもしれませんし、そうなった方が安定する事になるでしょう。


 怪我人と若手ばかりになってしまったディフェンスですが、極端なブリッツを入れるわけでもなく淡々とやっている割には頑張っていると思います。怪我人が帰ってくればDET戦のような点の取られ方はしないでしょうし、若手が今以上に伸びてくればディフェンスで勝てるチームになるかもしれません。今シーズンはオフェンスが期待できませんし、ディフェンスが20点取られない事が試合に勝つ最低条件になりそうな気がします。まあ20点までに抑えても勝てないんですけどね・・・。

怪我人さえ帰ってくれば・・・

2007-10-09 08:17:14 | イーグルス
 序盤4試合を1勝3敗と負け越して始まった2007シーズン、バイウイークを利用した休暇を終えて今日からチームが再起動します。

 オフェンス最大の課題は膝の手術を受けた事でフットワークを失ってしまったDonovan Mcnabbのプレイにあります。スクランブルに出るスピードも有りませんし、ヒットされる事は避けるべきでしょう。パスラッシュを交わす為の動きも有りません、ポケットの中で小さい動きを見せるタイプではありませんしスピードでラッシュを振り切りながらランニングスローが持ち味だったのですが、加速が全く付かずに簡単にラッシュに捕まってしまいます。スクランブルに出るか横に大きくロールするかと身体能力に頼った動きをしてきたMcNabbにポケットの中でラッシュを避けつつターゲットを探すような技術は持って居ません。シーズンで使いながら膝の回復をさせるのは難しいでしょう、膝が悪く動けない分ヒットされる事になります、動けないMcNabbの為のプレイを考える事が立て直すのには必要です。

 12サックを奪われたNYG戦ですが、Winston Justiceがあまりにも酷かった為にバランスを失って締まった事が原因です、ここにTRAが戻ってくれば全体のバランスを取り戻す事が出来るでしょう。McNabbが動けない分パスプロテクトはこれまで以上に時間を稼がなければなりません、膝の内視鏡手術を受けたTodd Herremansと共に左側2人の体調は不安要素です。Herremanssの復帰には少し時間が掛かるかもしれません、Max Jean-Gillesが代役として出てくる事になるでしょう。
 スポーツヘルニアの手術を受け、練習・試合共に出たり出なかったりのL.J Smithが居ない事もあるのでしょうがTEを2枚入れてパスプロテクトを強化する事が出来ません。NYG戦のような状態になった場合でも(一様2人TEは居るのに)2TEセットを使いませんでした、Andy Reidは2TEセット好きでしたしMarty Monhinwegの采配なのでしょう。
 3年目を迎えて飛躍が期待されたReggie Brownの不調の原因ははっきりしません、元々ショートパスを密集で取るのは得意ではないのですが、サイドライン際での1対1でも勝利できなくなっています。キャンプで痛めた足首の状態が悪いのかもしれませんが、トップスピードが落ちているようにも見えます。スピードを意識させてからカットを切ってフリーになるやり方が出来ないのも不振の原因でしょう。

 Brian Westbrookはチームベストのタレントとしての能力を発揮しています、ただ怪我をしてしまいましたし膝の状態はパンク寸前の所になってしまいました。今後は酷使せずに適度なキャリー数を維持しなければなりません。その為にはCorrell Buckhalterに頑張ってもらうことになります、スターターとして出場したNYG戦では100ヤード超えを見せましたし復調気配では有ります、Westbrook15キャリー75ヤード、Buckhalter10キャリー40ヤード程度のバランスでオフェンスできれば十分です。

 TRA,Herremans,Westbrook,L.Jと続出する怪我人のうち何人かは帰ってくるでしょう、一つの穴が塞がればその穴をフォローしていた他の部分も強化されます。最低の状態で迎えたNYG戦の事は度外視しても良いと考えます、怪我人無しと言う訳には行かないでしょうが少しはましなオフェンスを見せることが出来るでしょう。

Reid辞任?

2007-10-06 11:36:48 | イーグルス
 Andy Reidが息子の再逮捕を理由にHCを辞任するという報道が一部地元紙に流れたようです、後任はHC補佐でOCのMarty Mornhinewgが昇格すると言う事です。が、その記事に対する対応はガセネタだろ、いいかげんな事書くなと言った物ですし噂の段階で記事にしてしまったのでしょう。
 しかし、FA戦線の最中でドラフト直前の重要な時期に一ヶ月職務を放り出した事もあるReidですから有罪判決を受け、さらに再逮捕される事件を起こした息子の為にもう一度仕事よりも家庭を優先する決断をするという憶測が出るのも仕方の無い事かもしれません。怪我人が出た事、キャンプで回復をアピールしていたDonovan McNabbの怪我の回復が遅れている事などの誤算が重なった事も影響しているのでしょうが、1勝3敗と開幕ダッシュに失敗した事の原因の一つとしてReidが家庭内の問題の為にHCとしての仕事に集中していない事が挙げられています。コーチ陣の指導力低下を書いた後すぐにReid休養の噂を読む事になりました、人の考える事は同じと言う事でしょう。
 現実としてReidが辞任または休養する可能性はゼロではないと思います、チーム内の主導権争いと言う意味でもなにかが起きているような感じを受けるFA・ドラフト戦線での方針転換も見られますし、Reidを追い出そうとする意思があるのかもしれません。それでも、これまでの実績を考えればReidが辞めると言うか契約切れでチームを去るまえに解雇する事は無いでしょう(Jon Bannerを引き摺り下ろそうとしない限りは)家庭内の事情を理由にすでに一ヶ月休養を貰っているのですし、辞めるとしても今シーズンが終わった後になると考えます。ただ、前回の休養の時にチームを離れる事への支持が集まった事から考えてもアメリカだと家庭を優先してHCを辞任する事を選ぶ事が許されるのかもしれません。
 多分今回の辞任の噂は噂で終わるでしょう、しかしReidが家庭と仕事両方は無理と考えているのならば契約終了までに辞任する事も考えられます。バイウイークの今辞任しなければ最低でも今シーズンは指揮を取るとは思います。



 前回は急に時間が出来て1人で参加して現地で声をかけて3人で見る形になったクアーズを飲みながらNFLを見ようのイベントですが、明後日も時間が取れそうです。現地に12時位集合で朝5時半位に解散の予定で居ます、時間の取れて一緒に見てくれる方が居ましたら連絡ください、一緒に楽しみましょう。

コーチの質の低下

2007-10-05 08:47:12 | イーグルス
 NYG戦が酷い結果になったのはプロボウル級を5人欠場させたのが原因なのは間違いないのですが、それと同じ位コーチの質の低下にも原因があるでしょう。

 Osi Umenyioraに6サックを奪われたWinston Justiceが初スターターで経験実力共に不足していたのもTRAが欠場したからですし、FGを奪われたドライブのディフェンスホールディングもLito Sheppardが居れば別の結果になったかもしれません。Brian DawkinsならばPlaxico BurressのTDキャッチをハードヒットでキャッチミスさせる事も出来た可能性も有ります、L.J Smithが居ればMLBのブリッツを躊躇させるべくアンダーニースに走りこんだでしょう、もちろんCorrell Buckhalterで100ヤード奪ったのですからBrian Westbrookが居ればランだけで勝てたかもしれません。 とまあ、言った所で仕方ない事を並べましたが、5人のうち2人でも試合に出ていればもう少しましな試合にはなったはずです。

 しかし、こんな状態でもスコアは3-16で、終盤までは7点差でした。オフェンスがドライブして点を取る可能性も、一発ロングパスが通る可能性もほぼ0%だったのですが、確率を高めようとする工夫が全く見られませんでした。
 OLが全く持たなかったのですからTEを2枚入れてUmenyloraをJusticeとダブルチームで見て、インサイドのブリッツをBuckhalterがフォローする、少なくともJon Runyanの右サイドは頑張っていたのですからこれで少しは状況を変えることが出来たでしょう。
 3Q後半16点差になってからは仕方がない面も有ったのですが、7点差ならばラン中心にオフェンスの組み立てを変える事も考えてよかった筈です。Shawn AndrewsとJamarrl Jacksonはしっかりインサイドを突破する事に成功していました、平均4ヤード以上を期待できる状況でしたが、ランプレイの場面はハーフタイム後増えることはありませんでした。
 パスを投げるならば1対1ではお話にならないJusticeにヘルプを付けなければならないのに何もしなかった。ランはそれなりに出ていたのにランを出そうとしなかった。この2点においてコーチはハーフタイムに何をしていたのかと言わざるを得ません。ハーフタイムのアジャスト能力ではNE(ずるしてたんだから当たり前・・・)に次いでリーグでも2番手のコーチ陣と思ってきましたが、2-3年前から後半試合を盛り返す事が減ってきたように思えます。Brad ChildressからMarty Mornhinwegに変わったのがいけないのか(ランが増えて去年は良くなったように見えました)ディフェンスのアシスタントを毎年のように引き抜かれたダメージなのか、同じコーチ陣でずっとやって来た為にアイデアが枯渇してしまったのか、パターンを分析されてしまった、いくつもの要因が噛み合わさったのだとは思いますが、特に今シーズンは前半と後半でプレイの組み立てを変える事が出来て居ません。McNabbが走れないのならば走らなくて良いプレイを中心にしてここぞと言う時にだけ走らせるようにしたりする工夫が全く見られませんし。ドライブ毎の狙いがどこに有るのかが見えてくるようなプレイコールの駆け引きを感じる事が出来ません。NYG戦ならばFBとRB、TEでとにかくプロテクトを厚くしてWR2人にロングパスを投げ込むようなプレイはほとんど有りませんでした、淡々とRB1人にブリッツを拾わせて4人がパスルートに出るがパスプロが持たなくてサックの繰り返しです、これはコーチの無能としか言いようがありません。Justiceを使いたくなかったにせよ使わなければならないのですから何らかの工夫をして使うのが仕事なのですから。
 Andy Reidが悪いのかMornhinwegが悪いのか、多分2人とも悪いのでしょうけれど、NYG戦のハーフタイムでこの2人が何を話し合い何を選手に指示したのかは知る由も有りませんが、指示が空回りした結果だけは現実として残りました。DET戦以外本当に酷い負け方をしました、悪いところは全て(じゃ無いかもしれませんが)出ました、どう立て直してくるのかが見えない試合をNYJ戦でするようならば本当にシーズンは終わるでしょう。


 ちょっと入れたかった文面で、入れ損ねた上に時間も無いので欄外に書きます。

 これまで、試合中怪我などでQB入れ替えをした試合は全敗なのですが、McNabb抜きと始めから分かっていた試合の勝率はほぼ全勝なのです、代役でも勝てるシステムを1週間の間に作り上げる事が出来るのがチームの強さでした、それを失いつつあると言う事でしょう。

手のひらの上で・・・

2007-10-03 08:58:33 | イーグルス
 あれだけ酷いオフェンスだったにもかかわらず、ディフェンスは10点しか取られて居ません。

 その10点もTDはSheldon Brownがこれ以上出来ない様な密着マークをして、更にヘルプのSも付いていたのに高さだけでやられました。これは誰も責める事はできません、適当に高くて緩いパスを放り込めば良いのはEli Manningは分かっているのですから。もう一つはWilliam Jamesがロングパスで抜かれホールディングで止めてしまったのが原因のFGですが、これもいつかやられると思って見ていたマッチアップです、Jamesの能力を考えれば1回だけで済んだのが奇跡と考えるべきでしょう。

 ランディフェンスはNYG側のRBにも怪我人が相次いでいた事も影響したのかもしれませんがラインは押されずに頑張りました、問題はパスディフェンスでまったくManningに届かなかった事です。これもサックを浴びせても高めのボールを投げて置けば良いと余裕のある状況でブリッツを入れるのは却って危険と判断した結果4メンラッシュに留めてカバーを厚くしたのでしょう。
 終盤まで7点差だったのでNYG側にそんな余裕は無かったかもしれませんが、私にはNYG側がやりたい事を我慢してでも相手の得意な事をさせないオフェンスに徹したのではないかと考えています。つまり、ロングパスを投げればブリッツが入るようになるからロングは極力投げずにランとショートで繋ぐ作戦に出たのではないかと考えます。去年の2週目には8サック浴びせて逆転負けしましたが、ブリッツを入れてサックを奪いに行くのがEaglesディフェンスのリズムでしょう、それを防ぐ事を優先したと言う事です、これも手の内を知っているSteve Spagnuoloの作戦でしょう。
 ブリッツをさせずに4メンラッシュを凌ぎきった時点でいつでも投げられる状況にはなっていました、FGに繋がったホールディングもいつでも狙える状態が長く続いていたので、やられたと言うよりもやっと出してきたか程度の印象しかありませんでしたし、その一回できれいにやられてしまったのも運が無いとも思いました、絶対不利の状態でも、ちょっとしたコントロールミスなんかで結構無事に済む事あるのですけどねえ・・・。
 ブリッツを読むためにハードカウントでブリッツする選手の反応を見るなど、手の内を知られていると思い知らされる場面が数多く有りました、読み合いが命の競技で手の内を知られているのは致命的にふりです。
 Plaxico Burressと戦い続けたBrownを筆頭にディフェンスは頑張りました、無駄な反則が多かったのが残念ですが、取るか取らないかと言う場面ではアウエイの不利が出てしまったようにも見えます。DL4人で全くプレッシャーが掛からなかった事が予想外で、それが出来ればNYGに作戦変更を強いる事ができたのでしょうけれど。
 
 見ていて気になったのは、Cris Gocongのタックルがど下手糞と言う事です。ヒットはするがタックルは全く出来ません、常に当たっているだけで手が伸びて居ません、致命的なタックルミスもありましたしLBとしてプレイ居ている以上タックル技術を向上させる事は急務です。

 ここも、Lito Sheppard,Brian Dawkinsが居れば別の事が出来たでしょう。怪我人が帰ってくる事でどれだけ修正されるのかに期待したいと思います。


 David AkersがイージーなFGをミスしています、スナップ・ホールドには問題が無いように見えましたからAkersの責任でしょう。45ヤード程度を外すようになってしまったのは寂しいですし、そこが計算できないとオフェンスは更に苦しくなるでしょう。