イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

成長を見守るだけ

2015-01-16 07:34:00 | イーグルス
 QBスニークを簡単に許してしまいサイズアップが必要とされたNT陣。ドラフト7巡で333ポンドの置き石Beau Allenを獲得しました。

放出 特になし

加入
Beau Allen (ドラフト7巡 Wisconsin 4年契約)


 キャンプで去年NTのバックアップを務めたDamion SquareがAllenとの競争に負けてカット、その後KC,SDと契約しますが出場無しに終わっています。


 Bennie Logan 16試合出場 16試合先発
57タックル 45ソロ12アシスト 1PD
 LSU時代290ポンドと言う事でしたが、公称315ポンドまで増やしました(もうちょっと重そうに見えます)パワーアップしてフットワークがやや落ちた印象を持ちます。4-3DTから3-4NTに固定されたのですから、増やして行くのは当然の育成となります。
 NTで57タックルは動けるNTとして優秀な数字です。QBを追いかけるような加速は無いですが(ここが一番落ちた部分)左右にちょこっと動いてRBを仕留めるような機敏さがあります(横に動けるNTは貴重品です)1対1でパワー負けする事が減りましたし、今年の状態を維持してくれれば良いNTに育つでしょう。



 Beau Allen 16試合出場
10タックル 7ソロ3アシスト 0.5サック

 333ポンドの割りに前には動けて、333ポンドの割りにパワー負けする。そんな印象です。
 パワーアップもするでしょうし、技術も向上するでしょう(技術面が未熟に見えましたし)Loganが好選手に育っているので2番手扱いにはなりますが、ゴールライン前などで2人並ぶようになれば更にディフェンスは強化されます。



 Wade Keliikipi PS暮らし
 OregonからルーキーFAで加入し、サードチームにも入れずにプレシーズンゲームでもほとんど出ている印象が有りません。Logan,AllenでNTは問題ないですし。キャンプの練習要員でしょう。


現在の状況
Bennie Logan 4年契約の2年目終了
Beau Allen 4年契約の1年目終了
Wade Keliikipi (多分)PSから3年契約


 若い2人で当面全く問題の無いユニットです。万が一DC交代して4-3になったとしても4-3のNTでもプレイ出来ますし、Loganは4-3のDTでも行けるでしょう。
 このオフに補強する必要が全く無いポジションになります。

Barwin以外は総入れ替え

2015-01-15 09:02:00 | イーグルス
 Trent Coleの高年齢化と3-4への対処への疑問、Brandon Grahamは明らかに4-3DE向き、共に契約上の問題も有り(Coleは高年俸、Grahamは最終年度)1巡指名でMarcus SmithⅡを指名して補強しました。
 HOUからST要員のBryan Barmanも加入、ファイト溢れるST専用の選手なのですが3-4OLBとしてもキャリアが有ります。


放出 特になし

加入
Marcus Smith (1巡指名 Louisville 4年契約+1年オプション)
Bryan Braman (HOUから3年契約)



 Connor Barwin 16試合出場 16試合先発
64タックル 47ソロ17アシスト 14.5サック 5PD
 プロボウルにも選ばれ、APでもセカンドチームに選ばれました。6年36ミリオンは高額にも思えましたが、お買い得過ぎる素晴らしい2年間を過ごしています。
 2013年はTEへのショートエリアカバーもこなす万能ぶりを見せてくれました。14年は加えて14.5サックと13年で唯一不満だったパスラッシュでも大活躍、言う事なしのディフェンスMVPに認定します。



 Trent Cole 15試合出場 15試合先発
52タックル 40ソロ12アシスト 6.5サック
 3-4OLBとして2年目のシーズン、2013年後半8試合で8サックと順応を見せていたのですけれど、今年はシーズン通じて6.5サック、一番の持ち味であるOLを処理したあとQBに襲い掛かる驚異的な加速を見る事が出来なくなってしまいました。
 11.6ミリオンのキャップヒット、3.2ミリオンゴーストサラリーが出ますけれど8.4ミリオン節約になる事を考えれば放出も仕方が無いです。契約の見直しをする可能性も有りますけれど、今のColeだと4-3DEに戻しても今年の6.5サックは難しいでしょう。OLを抜くところまでは出来ているのですけれど、一流のQB相手だとその程度ではプレッシャーにならない。ポケット内のステップワークで外されてしまう程度の能力しか残っていないと判断します。

 2005年のドラフトから10シーズン戦ってきたチームの最古参選手ではありますが、今年のFA市場はパスラッシャー大豊作ですし(タグ貼られて全く出てこない可能性も有りますけれどね)放出して若手に入れ替える事になりそうです。



 Brandon Graham 16試合出場 1試合先発
46タックル 35ソロ11アシスト 5.5サック
 去年は4-2-5ニッケル時のDE起用がほとんどでOLBとしては機能していなかったGrahamですが、今年は3-4で使える選手になりました。

 1巡指名から5年(ほぼ1年分ACLで欠場していますから)実質4シーズンで17サック。DE/OLBの3番手のローテーション要員としてはまずまずの能力だけれども、1巡としては失敗でしたね。4-3DEとしてならばスターター待遇をするチームが出るでしょうし、3-4を続けるのであれば費用対効果を考えても引き止めないでしょう。
 小柄でモーターの良い選手として取ったのに、システム変更で押し込み型パスラッシュをやらされ、ワイドナインではJason Babinを押しのけてスターターを奪ったのに3-4に変更とシステム面での不遇が続きました。来年同地区には居ないで欲しいです・・・



 Bryan Braman 16試合出場
6タックル
 実質OLBではなくST専用の選手なので、LBとしては6タックルのみです。
 3年5ミリオンのST専用選手なのですけれど、パント・キックブロックを多数記録したSTユニットの貢献を考えれば決して無駄では有りません。来年もSTの中核として仕事をしてくれるはずです。



 Marcus Smith 8試合出場
記録なし
 1巡指名のパスラッシャー、2013年はカレッジで全米2位の15サックを記録していたのですけれど、NFLではキャンプからプレシーズンと全くパスラッシュが通用せず、シーズン中に怪我人続出のILBコンバートが有ったりしましたが結局0タックルで終わりました。
 プレシーズンゲームでは動きの良さからTEをカバーする事が出来れば使い道は有ると考えたのですけれど。ILB起用時の動きを見るとそう言う使い方も厳しいようです。
 もう一回OLBとして2年目の準備をする事になったようです。今年ダメだったのはパワーの無さからOLのコントロールを抜け出せない点に有ると考えています。パワーアップと技術の向上で1巡指名の期待に答える2年目になると良いのですが。



 Travis Long シーズン開幕前にACLでIR入り
 使い方次第では2015年スターター起用が有るかもしれない(と言うか、GrahamがFAでCole放出すれば現段階で2番手はLongです)若手の有望株。ルーキーFA出身ですけれど、プレシーズンゲームのセカンド・サードチームでは動きの質が飛びぬけて良いです。ファーストチームでどれだけやれるのかは疑問符が付きますけれど、3-4OLBとしての動きは十分に戦力になると考えます。


現在の状況
Connor Barwin 6年契約の2年目終了
Trent Cole 契約延長して残り3年
Marcus Smith 5年契約の1年目終了
Travis Long 3年契約の1年目終了(RFA)

Brandon Graham 5年契約終了


 Coleを残す条件は大幅な契約見直しになりますけれど、生え抜きと言う点を考慮しなければすでに5ミリオンでも高い選手と言う評価が妥当でしょう。ただし、ColeやTodd Herremansに対して功労金ともいえる契約延長をしたのがHowie Rosemanです(労使交渉の隙を突いた大物獲得の際に生じた、生え抜きは低賃金のまま他所から大物を高額で引き抜いた事に対する調整でもありました)30過ぎたらサヨウナラのAndy Reid,Tom Heckert時代とベテランに対する考え方が違う可能性は有ります。Chip Kellyがベテランをどう捉えるのか?ここもまだ分かって居ません。

 FA市場を見るとJustin Houston(KC)Jason Worilds(PIT)Jerry Hughes(BUF)Brian Orakpo(WAS)ここら辺は10サックが期待出来るタレント(4-3DE専用でしょうけれどJPPもFAです)Percell McPhee(BAL)Jahaal Sheard(CLE)辺りも面白そうです。何人タグ貼られずに出てくるかは分かりませんけれど、Cole放出の8ミリオンセーブを資金にすればキャップ管理的にも大きな問題にならないはずです。

 3-4のROLBは10サック出来るタレントが居るのが当たり前と言うかそれが前提なのが3-4なのですからColeの能力が落ちてしまった以上補強するのが当然と言う結論になります。MarcusとLongを育てる時間と言うか余裕は無いです(コーチ陣の若手への評価は分かりませんけれど)もう一回ドラフト1巡は使えないでしょう。FAで5年50ミリオンのような大金を使ってでも10サック出来るROLBを獲得するべきです。

リーグベストタンデムかも

2015-01-13 18:45:00 | イーグルス
 ブロックも出来る万能Brent Celekにレシーブ特化のZach Ertz、FB兼任のJames Caseyで不動の3人体制と予想していたのですが、ルーキーFA入団のQB/RB/FB/WR/TE/STのTrey Burtonをロスターに残しました。

放出 
特に無し

加入 Trey Burton(ルーキーFA Florida 3年契約RFA)


 Brent Celek 16試合出場 15試合先発
32レシーブ 340ヤード 1TD

 2013年の2WR2TEセットから3WR1TEセット多用に変化が有り、TEはプレイタイムを奪い合う事になりました。特にMark Sanchez登板と共にJordan Matthewsの起用回数が増え、その分Celekのプレイタイムが減らされた印象を持ちます。32レシーブは去年と一緒なのですが、340ヤードはスターターに定着した2009年以降で最低の数字です。
 ブロックは安定していたのですが、レシーブ面でキャッチミスが多かったのとルートに出るタイミングがなんか違うまま1シーズン終わってしまった感じでした。捕った後は頭からガンガン突っ込んでいくファイト溢れるランニングを見せてくれるのですけれど、15年は完全にErtzに抜かれてしまうでしょう。4.8ミリオンのキャップヒット(ゴースト無し)は働きを考えれば決して高く無いと思いますけれど、キャップの状況によってはトレードで出される可能性も有りそうです。



 Zach Ertz 16試合出場 5試合先発
58レシーブ 702ヤード 3TD

 15試合目のWAS戦で15レシーブを記録するなどシーズン後半はTEのスターターを奪いました。逆に前半は思ったほどプレイタイムを貰えていなくてどうした?と言う感じでも有りました。
 キャンプからブロック力を鍛えてレシーブ専用のNo2TE(FL)から正統派のTEとしてもプレイしたい。と言っていたのですが、シーズン後半はTEでプレイしていましたしバルクアップは成功と言って良いでしょう。
 ただし、ランブロックは良くは無いです。カレッジからFL専用機でしたし、パワー技術共にまだまだ改善の余地が有ります。



 James Casey 16試合出場 2試合先発(この2先発はErtzにカウントするべきでしょう)
3レシーブ 59ヤード 2TD

 全くと言って良いほど起用されなかった2013シーズンに比べればプレイタイムを増やしました。が、使われ方はFBとしてのリードブロックではなくブリッツピックでの2RBセットの片方、と言うものがほとんででした。
 ゴースト無しの4ミリオンキャップヒット、STでの働きとTEのバックアップでの安心料として考えてもいくらなんでも高すぎます。1.5ミリオン程度なら支払っても良いですけど4ミリオンは無いです。キャップがきつかったら真っ先にカットされる選手でしょうね・・・



 Trey Burton 15試合出場
ラン 5回 10ヤード

 RBのバックアップが怪我により不在になり、大量リードの時間潰しランオフェンスでボールを持たされた記録が残りました。が、オフェンスではほとんどプレイしていません。
 STではパントブロックからのリターンTDを記録するなど大活躍、ファイナルカットを切り抜けるだけの能力を持っている事をアピールしています。TEで使えるかは微妙ですが、ST要員としてチームに必要な人材です。


現在の状況
Brent Celek 契約延長済みで残り2年
Zach Ertz 4年契約の2年終了
James Casey 3年契約の最終年度
Trey Burton 3年契約の2年目(終了後RFA)

 Celekが4.8ミリオン、Caseyが4ミリオンのキャップヒットで共にゴースト無しでカット可能。と言う訳でベテラン2人にはカットの危険性が有ります。Celekは大丈夫でしょうけれど、Caseyはかなり危ないと思います。
 Ertzがもう少しランブロックが上手くなれば完璧なTEになる事でしょう。腰が高いプレイをするのが直れば更に良くなります。Celekはもうすぐ30歳になりますけれど、残り2年の契約が終わるまでは第一線で働けるはずです。2TEメインなら3番手は重要ですが3WRメインならTEはこの2人+ST要員のBurtonで十分かもしれません。

LCB候補が居ない

2015-01-11 09:37:00 | イーグルス
 ニッケルまでの人材は集めたものの、怪我人が出た際のバックアップの薄さを露呈した2013シーズン、バックアップの人材を集めて2014年に向いました。スターター補強をしなかったのは終盤に停滞する大きな要因になりました。

放出
特に無し

加入
Nolan Carroll(MIAから 2年契約)
Jaylen Watkins(ドラフト4巡 Florida 4年契約)


 Cary Williams 16試合出場 16試合先発
60タックル 56ソロ4アシスト 2INT 10PD

 RCBとして全試合に先発しましたが、元々性格的にムラが有るタイプです(1年前のNO戦でも無駄な反則が直接の敗因になりました)今年はさらにメンタル的な問題が表面化しました。キャンプでのコーチ批判に始まり、フィールド上で追う気の無いようなプレイを見せる、点差が開いてしまうとタックルしない。CBから見た時に楽ではないシステム(Sの援護無しでWRとディープまで走る事が多い)なので不満を持つのも分かるのですけれどね・・・
 来年8.1ミリオンのキャップヒットで解雇すれば6.5ミリオンセーブ出来る。この数字だけを見るとカットして3年20ミリオンくらいで次のスターター引っ張って来い。と言いたくなるのですが、ニーズとしてエースの対面LCBの補強が優先です。となると、8ミリオン支払ってもう1年が現実路線ですかね。個人的には入れ替えた方が良いと考えていますけれど・・・



 Bradley Fletcher 15試合出場 15試合先発
60タックル 53ソロ7アシスト 1INT 22PD

 22PDって凄い数字なのですけれど、多分狙われる回数が多かっただけでしょうね・・・それで1INTです。
 良くも悪くも2番手CBの平均値と言った選手を1対1でエースWRに付けるのは(Dez,DeSean,Beckhamのプロボウラー揃いの地区を考えても)無理が有りました。個人の能力を越えた要求をしたコーチ・フロントに責任が有ると考えています。
 パスラッシュが掛かった中盤戦以外はQBに時間を与えたラッシュにも問題は有りますが、バンプするでもクッション取るでもなく、工夫の無いカバーを繰り返すだけ。能力的に劣るのを駆け引きとかで押さえようとしないコーチの指示に同情はしますけれど(まさかFletcherに好きにやらせていた訳じゃないでしょうから)契約切れますしこのまま放出となるでしょう。



 Brandon Boykin 16試合出場 
43タックル 38ソロ5アシスト 1INT 9PD

 ニッケルCBとしてのプレイを続けています。可もなく不可もなくと言うよりは6INTだった2013年よりもインパクトの無いシーズンと言う評価になります。ショートエリアで付いているのに通される場面が印象に残るようになりました。サイズが無いから仕方が無いのですけれど、今年のうちに契約延長しよう、と言う感じではないです。

 4-3から4-2-5ニッケルは分かりやすいのですが、3-4から3-3-5にするのか4-2-5(2-4-5)にするのかは難しいです。DeMeco Ryansが怪我してからはLB足りないので3-3-5で問題なくなったのですけれど、その際にTEを見る選手が居なくなりました。Boykinではサイズが全く足りませんし小型ニッケルは3-4には合わない気がしています。



 Nolan Carroll 16試合出場 1試合先発(最終戦)
31タックル 30ソロ1アシスト 4PD
 スターターとして平均的な能力を持つCBその2としてデプス補強を狙う獲得でした。Fletcherとのスターター争いはコーチの好みなのか勝負する事も無く敗北し、CB4番手でシーズンを過ごしています。
 期待はしていたのですけれど、実際使ってみれば確かにFletcherより上とは言えませんでしたからバックアップ止まりも仕方が無いです。
 契約上、現段階でのLCB候補の1番手になるのでしょうけれど、4番手に置いて怪我などアクシデントの時に出てくる配置がベターでしょう。



 Jaylen Watkins 4試合出場
3タックル 3ソロ 1PD

 4巡指名のCB/Sでドラフト当日はS要員と言われていたのですが結局CBでの育成となりました。
 40ヤード4.41のスピードを見せる事も無く、CBとして必要なカバーの技術も無い。CBの上位4人がほとんど怪我無く過ごした為に出番もほとんど無かったのですけれど、良いプレイは見れずに終わりました。練習で見ているコーチがCBとSのどちらで使っていくのかの判断をするのでしょうけれど、技術的な部分の向上で使えるようになるのかはちょっと疑問です。カットがスムーズじゃないように見えるのは簡単には治らないと思います。

 Roc CarmichaelやCurtis Marshのようななんでキャンプに居るのか分からないメンバーをカットしてシーズンに臨む。これだけでデプスが厚くなった事を感じました。が、怪我人が最後になるまで少なかった事でCarrollを使う場面が少なく勿体無い状況にもなりました。


現在の状況
Cary Williams 3年契約の最終年度
Nolan Carroll 2年契約の最終年度
Brandon Boykin 4年契約の最終年度
Jaylen Watkins 4年契約の2年目

Bradley Fletcher 2年契約終了


 FletcherがUFAでCaryが高年俸+契約最終年度でカットの可能性、BoykinとCarrollも契約最終年度。このオフはCB陣全体の見直しをする必要が有ります。FA市場を見ても32歳くらいの元大物(怪我有り)4年終了の若手は平凡なスターター程度で、来年以降CBの軸に据えたい若いエース格はほとんど居ません。ここも去年は若いプロボウル級が数人居ただけに不作の年と言えそうです。これまで通りの平均的スターターを拾ってくるとするならば、そう言う人材は多い年でもあります(Fletcher出して、同程度を拾っても仕方ないと思いますけどね)

 Cary出すにしても代わりに取る人材がFA市場に居ないとなれば、せめてLCBの補強だけでもしたいです(と言うかしなかったら話にならない)ドラフト1巡と言っても20位で即戦力(スターター当確の大物)はなかなか拾えないでしょう。
 Carroll,Cary.Boykinにもう1枚大物を入れる事が出来るか(来年3人ともFAを考えれば2枚入れたい)難しくてもやってもらわなければなりません。現実的にはFAで平均的スターター1枚+ドラフト上位で1枚が精一杯ですかね・・・
 SSとLCBで最低2枚はスターターが必要、Caryカットするなら(6ミリオンキャップは空きますけどね)3人入れ替え。FA市場が不作に見える今年入れ替えになったのは運が無い(2-3年前からドラフト・FAが良い悪いは予想出来ないでしょうからフロントの責任とは言いません)上手く乗り切ってくれないとオフェンス側が年齢的に崩れ始めます。

SSどうしましょう

2015-01-08 00:56:00 | イーグルス
 いつもならQBの次はRBでWRと進むのですけれど、たまには順番変えてみますかね。

 ルーキー時の4年契約を終えたNate Allenと再契約、UFAでNOからMalcolm Jenkinsを獲得、Patrick Chungは3年契約の1年目終了で解雇NEに戻り、FAでKurt ColemanがMINに移籍しました。STエース枠ではChris MaragosをSTLから獲得Colt AndersonはUFAでINDと契約して入れ替えが有りました。
 ドラフト5巡でEd Reynoldsを指名しています。

放出 
Patrick Chung(NEへ)
Kurt Coleman(MINへ)
Colt Anderson(INDへ)

再契約 
Nate Allen(1年契約)

加入 
Malcolm Jenkins(NOから 3年契約)
Chris Maragos(STLから 2年契約)
Ed Reynolds(ドラフト5巡 Stanford 4年契約)


 Malcolm Jenkins 16試合出場 16試合先発
80タックル 64ソロ16アシスト 3INT 15PD

 NOの元1巡CBからFSにコンバートされたJenkinsを4年契約で獲得しました。CB出身なのですが、広い地域をカバーする広域性よりも、一定のゾーンでボールを狙うような守備が得意。相方になるSSに同じタイプが居れば左右を2ディープで分け合う事も出来たのでしょうけれど、結局3-4におけるSSはランストッパー兼任ですし後方を広く守る事も多くなりました。また、スクリメージ上にセットしてからレシーバーと一緒にダウンフィールドに付いて行くような守備も多く見せました。ここら辺はCBとしての足を持っている事を活かしたのでしょう。

 プロボウルレベルではありませんが、平均以上のFSとして期待したレベルの仕事はしてくれました。絶対的な守護者ではないけれど、狙われるような事も無い。Brian Dawkinsを放出して以来、毎年のように不満を書き続けてきた事を考えると久しぶりにまともなFSが守備に居る事になります。
 Nate AllenからSSが入れ替わるとして、それなりのカバーが出来るSSが入った時にJenkinsの真価を発揮する事が出来るのでしょう。そうならなくても最低限の仕事は出来ますし、獲得は正解だったと判断します。



 Nate Allen 15試合出場 15試合先発
62タックル 51ソロ11アシスト 1サック 4INT 5PD

 FAになりましたが買い手が付かず1年契約で戻ってきました。2013年は4年目でやっと普通レベルの仕事が出来るようになった事、2年目Earl Wolffが育つまでのつなぎとして単年契約で戻ってきた事は歓迎していました。

 Billy DabisのSSとFSは右か左かと言うだけで仕事に違いは無い、と言うシステムは結局3-4においてランサポートにSSが入らなければ機能しない点で理想論に過ぎませんでした。同時にSSがランサポートをする事でLCBは相手のエースWRと1対1をする事になり、CBも左右同レベルを置くシステムはマンマークにおいて惨敗を繰り返す事になります。

 そう言うシステム上の欠陥をタレントで補うにはAllenは平凡な能力しか持っていません。時にJenkinsが前、Allenが最後方と入れ替わったりしていましたが、カバー能力は高くないですしかなりのギャンブルをする事になりました。
 去年後半のSSはランサポート重視のシステムでAllenが良くなった事から、Jenkinsが後方を守りAllenはBOXに入りランサポート。この形を期待したのですけれどね。まだDavisと再契約するのか決定はしていないはずですけれど、Chip Kellyはそれを望んでいるようです。Davisが戻ってくるのであれば、SSかLCBのどちらかにはスター選手を置かなければ機能しないですし、Allenでは荷が重いです。



 Earl Wolff 7試合出場 1試合先発 後半膝の怪我でIR入り
7タックル 6ソロ1アシスト 1PD

 将来を期待させる運動能力を見せた去年のルーキーシーズン、2年目はAllenに代わってSSのスターターに成る事を期待されました。が、キャンプから膝の不調に悩まされ、期待はずれのシーズンに終わりました。
 今年の不調が膝によるものなのか、単純に頭が悪いのか(判断ミスによるカバー漏れが何度か有りました)判断が出来ません。シーズン後半IR入りした事から考えれば、膝が治るのを待っていたけれどそうならなかったのでしょう。プレイしていた時も万全ではなかったのであれば、動きたくても動けなかったのかもしれません。

 AllenがFAで離脱すればSS候補の1番手となります。去年の今頃は2015年にはWolffがSSのスターターになると考えていましたけれど、Wolffに賭ける状況ではないです。



 Chris Maragos 16試合出場
13タックル 13ソロ

 この13タックルがSとしてのものなのか、STでの物なのか、データ調べてません。Wolffが出なくなった後のタックルが多いですしSとしての成績でしょうかね。

 Sとしては平凡、ダイムバック以上での役割は期待できません。しかしSTとしては素晴らしい能力を持っています。



 Chris Prosinski JACで3試合出場後解雇、Eaglesで8試合出場
JACで5タックル 3ソロ2アシスト 
Eaglesで7タックル 6ソロ1アシスト

 Wolffの怪我悪化により途中加入となりました。開幕のJAC@PHIではJACのSとして3タックルを記録しています。
 あまりと言うか、ほとんど試合で見た記憶に有りません。怪我人の穴埋め程度の選手なのでしょう。


 Jerome Couplin DETで8試合出場
DETで2タックル 2ソロ

 BUF解雇後にDETで8試合に出ています。その後解雇されPSとしてDETに居た所を引き抜いています。


 Ed Reynolds PSで1年過ごし再契約

 ドラフト5巡指名でしたが、卒業単位の問題でミニキャンプなどに参加出来ませんでした。その後もサードチーム止まりでプレシーズンゲームでも良いプレイとは言えず、ファイナルカットに残れませんでした。
 2012年にはAPのセカンドチームに選ばれるような活躍でしたが、13年は怪我の影響も有って平凡、プロ入りした今年も怪我人が出たのにPSから上げれませんでした。2年目を迎える来年、怪我などの影響が無くなって急上昇する可能性も有りますけれど、確率は高くないと考えます。


現在の契約
Malcolm Jenkins 3年契約の2年目
Earl Wolff 4年契約の3年目
Chris Maragos 2年契約の2年目
Chris Prosinski 2年契約の2年目
Jerome Couplin 3年契約の2年目

Nate Allen 単年契約を終えてUFA

 Jenkinsは安泰ですが、FSよりもSSとして使った方がショートエリアカバーマンの特性を活かせるような気もします(タックルで力負けする場面も有るので簡単ではないでしょうけれど)FSかSSかはともかく、AllenがFAでWolffが伸び悩んでいる事を考えればスターターの補強が必須です。
 プロボウル級が3人FA市場に出てきた去年とは違い、今年のFA戦線はSは不作ですかね。3月のFA戦線開始までに高年俸などで解雇される選手も出てくるでしょうし、誰をどう補強するかはもう少し先の話にしますか。