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東京2015-2(4)

2015年12月17日 22時31分05秒 | 道外で見た展覧会
(承前)

 永青文庫を出て、右側に折れると、急な下り坂になっている。

 「ブラタモリ」第1回にも登場した「胸突むなつき坂」である。





 神田川の北側は台地になっており、永青文庫や目白台図書館などは台地の上にある。台地と神田川の間は、急な段差になっているのだ。
 この坂も、あまりに急なので、自動車は通れない。

 坂の中腹には「芭蕉庵」がある。俳句の芭蕉がかつて住んでいたという。 

 神田川。
 信じられないくらい深いところを流れている。
 この水量に対して、堤防の高さが大げさであるように感じられるのだが、ゲリラ豪雨などがあると、たちまちのうちに水位が上がってくるので、これぐらい大げさな構えにしておいて良いらしい。

 神田川を渡ったあたりは、小さな印刷会社があったり、夜食を食べに行ったラーメン店があったり、30年前とあまり変わっていないのがうれしい。
 大学のキャンパスに巨大なホテルが建っているのには驚いたが。

 雨がやまないので、途中の手芸店の店頭にあった折り畳み傘を購入した。
 きょうは日曜なので、ふだんは学生でにぎわっていそうな街角も、ひっそりとしている。

 早稲田駅にようやく到着し、地下鉄の東西線に乗って、竹橋へ。
 東京国立近代美術館へと向かう。
 ここで約4時間も費やすことになるのである。

(この項続く) 


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2 コメント

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Unknown (SH)
2015-12-19 05:59:46
ヤナイさん、こんにちは。
この東京シリーズ、面白いです。
やはり住んでいたという経験が、話に深みを増すんですね。
私も関東圏には半年ほど住んでいたのですが、相模原市の端っこだったので、今となってはもう記憶も定かではありません。
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SHさん、こんにちは (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2015-12-19 20:35:40
朝早いですね。
私はそんなに早く起きられないです。

自分としてはそれほど深みがあるとも思えないんですが…(苦笑)。
また、書きさしにならないよう、近美のフジタと、森美の村上隆を、がんばります。
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