北海道美術ネット別館

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2025年、道内で見られる美術展について、正月現在でまとめてみました

2025年01月05日 09時21分05秒 | 展覧会等の予告
 北海道新聞2025年1月1日の紙面に載っていた情報から抜粋します。
 
 
アニメーション美術の創造者「新・山本二三展」 4月12日(土)~6月15日(日)、道立旭川美術館

生誕100年 山下清展 百年目の大回顧 4月19日(土)~6月15日、道立函館美術館

コスチューム・ジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより 4月19日~6月22日(日)、札幌芸術の森美術館

TVアニメ「鬼滅の刃」全集中展 -刀鍛冶の里編・柱稽古編- 4月19日~5月11日(日)、サッポロファクトリー
※これのみ、札幌テレビ放送(STV)のサイトに掲載

浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展 4月25日(金)~6月15日、道立近代美術館

Mozu ミニチュア展 ようこそ、ちいさな世界へ 5月23日(金)~7月6日(日)、サッポロファクトリー

小松美羽展 7月5日(土)~8月31日(日)、札幌芸術の森美術館

金閣・銀閣 相国寺展 7月19日(土)~9月7日(日)、道立近代美術館

サンリオデザイナー展 7月19日~9月15日、道立帯広美術館/9月20日(土)~11月3日(月)、サッポロファクトリー

トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~ 10月1日(日)~11月24日(月)、道立近代美術館


 昨年は全国的な動員数ではモネが圧勝だったわけですが、北海道ではようやくこの数年、日本美術をメインに据える動きが定着してきて、今年は、昨年の鳥獣戯画に続いての京都の名刹のお宝が来ます。
 ただし相国寺展は、1998年にも道立近代美術館で開かれています。

 なお、例年参考にしている「美術の窓」12月号には、北海道関連の情報はほとんどありませんでした。ことし7月から東京ステーションギャラリーで開かれる「藤田嗣治 絵画と写真」展が2026年春に札幌芸術の森美術館に巡回してくることだけしか載っていないと言っていいほどです。

 というわけで、個人的には食指が動かないラインナップなので、今年も何度か道外へ足をのばすつもりでいます。




 …と、ここで終わってしまうと、冒頭画像の意味が分からないままになってしまいます。

 実は、兵庫県立美術館で昨年開かれた「描く人、安彦良和」展の公式サイトを見ると、つぎのように出ているのです。

 北海道会場 

 2025年 夏

 2025年春ごろに発表の予定


 安彦良和さんはオホーツク管内遠軽町の生まれなので、道内に巡回するのは当然といえば当然といえましょう。 
 これは必見といいたいです。

 ただし気になるのは、7~8月は道立近代美術館も札幌芸術の森美術館も上記の展覧会ですでに埋まっていること。
 9月以降なら札幌芸術の森美術館はあいているので、その可能性は高そうですが、果たして「夏」といっていいのか。
 道立近代美術館のスケジュールが6月半ばから約5週間あいているのも怪しいですが、準備期間を考えると、そこにぶつけてくると、せいぜい3~4週間程度の会期になってしまいそう。

 まさか、遠軽町メトロプラザじゃないですよね(笑)。

 兵庫県立美術館の展示品は厖大だったので、どの会場になったとしても狭い北海道の施設には全点入り切れないことが予想されます。全容を見たい向きはこの冬に青森県立美術館で開かれる展覧会へ行くことをおすすめします(とはいえ、雪は大丈夫なんだろうかと思ったりします…)。


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