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北海道美術ネット別館

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山内壮夫「鶴の舞」~大雪クリスタルホール 旭川の野外彫刻(13)

2021年01月06日 08時12分22秒 | 街角と道端のアート
(承前)


 大雪クリスタルホールのロビーにある作品を紹介する2本目の記事。
 よく考えたら、(11)から「野外」に置かれているのではない彫刻が続いていますが、大目に見てください。

 作者の山内壮夫については、山内壮夫「三人」 旭川の野外彫刻(10)にくわしく書いたので、そちらをごらんください。

 こちらのサイトによると、54×32×15センチで1969年作。
 彼は75年に亡くなっているので、晩年の作品ということができます。
 この高さは台座抜きでしょう。

 「鶴の舞」は、彼が繰り返し取り組んだ題材です。
 旭川野外彫刻たんさくマップでみると、花咲大橋にも設置されていますし、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館にも3点所蔵されています。
 札幌の北陸銀行札幌支店の屋上にも、中島公園にもあります。

 ひねりとねじれのある複雑な形状をしています。
 いま見ると、上部に穴があいて、向こう側が見えるんですね。
 彫刻にうがたれた穴というと、豊福知徳を思い出しますが、穴があるといっそう空間が複雑化するようです。
 ねじれがあるのですが、ぱっと見た感じではすっきりとまとまっている造形です。




過去の関連記事へのリンク
山内壮夫「三人」 旭川の野外彫刻(10)
ウイリアム・クラーク記念碑(北広島)
「飛翔」
石狩川の碑(石狩管内当別町)
希望
島義勇
鶴の舞(北陸銀行)
花の母子像
新渡戸稲造像
よいこつよいこ
屯田兵の像
春風にうたう
森の歌
子を守る母たち II
労農運動犠牲者之碑
母と子の像
猫とハーモニカ
鶴の舞(中島公園)
笛を吹く少女


(展覧会)
10ストーリー あなたが作る10番目の物語(2013、旭川)
’文化’資源としての<炭鉱>展 (2009、東京)
札幌第二中学の絆展 本郷新・山内壮夫・佐藤忠良・本田明二(2009、画像なし)
Finish and Begin 夕張市美術館の軌跡1979-2007、明日へ(2007、画像なし)





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