小樽在住の画家・全道展会員で、全道展や小樽美術協会の事務局長を務めた山下脩馬さんが9月30日に亡くなったそうです。85歳でした。
山下さんは1936年(昭和11年)小樽生まれ。小樽潮陵高校から北大に進み、有島武郎が創設にかかわった伝統ある絵画サークル「黒百合会」のメンバーでした。
道職員となってからも絵筆を執り続け、最後は中央乳児院長でした。定年退職後すぐに全道展事務局長に就任。画家らしい自由人の多い全道展の中では、うまくいえないのですが、堅実な社会人的な方だったという印象があります。
国展にも長年出品を続けていたほか、北大OBでつくる「さっぽろくろゆり会」にも毎回作品を並べていました。
初期の「現場検証」(1973、市立小樽美術館蔵)では、どこかベン・シャーンを思わせる、戯画的な雰囲気の漂う群像をモチーフにしています。
晩年は、厚塗りの絵の具と、群青色の輪郭線で縁取った人物や風景の絵を制作していました。
地元小樽・錦町の街角と人物を組み合わせた作品などが記憶に残っています。
室内でこしかける人物(奥様でしょうか)を描いた絵などは、静かな時間の流れる、心に刻まれる作でした。
10月4日の北海道新聞おくやみ欄によると、葬儀は既に終了しています。
ご冥福をお祈りします。
過去の関連記事へのリンク
■第50回記念さっぽろくろゆり会展 (2017年5月16~21日、札幌)
■第48回 さっぽろくろゆり会展 (2015、画像なし)
■小樽風景・個性の響き (2009、画像なし)
■40周年小樽美術協会展 (2008)
■第41回さっぽろくろゆり会展 (2008)
■さっぽろくろゆり会第40回記念展 (2007)
■第39回小樽美術協会展 (2007、画像なし)
国展(絵画部)北海道作家展 (2006)
第37回 さっぽろくろゆり会展 (2004、画像なし)
第36回さっぽろくろゆり会展 (2003、画像なし)
国展<絵画部>北海道作家展 (2003、画像なし)
白潮会OB・OG展 (2001、画像なし)
山下さんは1936年(昭和11年)小樽生まれ。小樽潮陵高校から北大に進み、有島武郎が創設にかかわった伝統ある絵画サークル「黒百合会」のメンバーでした。
道職員となってからも絵筆を執り続け、最後は中央乳児院長でした。定年退職後すぐに全道展事務局長に就任。画家らしい自由人の多い全道展の中では、うまくいえないのですが、堅実な社会人的な方だったという印象があります。
国展にも長年出品を続けていたほか、北大OBでつくる「さっぽろくろゆり会」にも毎回作品を並べていました。
初期の「現場検証」(1973、市立小樽美術館蔵)では、どこかベン・シャーンを思わせる、戯画的な雰囲気の漂う群像をモチーフにしています。
晩年は、厚塗りの絵の具と、群青色の輪郭線で縁取った人物や風景の絵を制作していました。
地元小樽・錦町の街角と人物を組み合わせた作品などが記憶に残っています。
室内でこしかける人物(奥様でしょうか)を描いた絵などは、静かな時間の流れる、心に刻まれる作でした。
10月4日の北海道新聞おくやみ欄によると、葬儀は既に終了しています。
ご冥福をお祈りします。
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