
2009年4月、厚別副都心の「duo2」(厚別区厚別中央2の5)5階に、新さっぽろギャラリーがオープンしました。
エスカレーターをおりて、すぐ。
廊下側の壁の下半分がガラス張りになっていて、明るく開放的な雰囲気です。
こけら落としとして、北海道を代表する写真家のひとり佐藤雅英さんの写真展「NEW YORK SAPPORO 都市の風景」が、15日までひらかれています。
入り口から見て右側が札幌の風景。
こちらは、道庁赤レンガ庁舎や前田森林公園などが、クラシカルな雰囲気というか安定した構図で撮影されています。
人は誰もうつっていません。
枚数はニューヨークのほうが多いです。
こちらは、ヌード写真もあり、セントラルパークでスケートに興じる人々とか、観客が大勢スタンドを埋め尽くしているニューヨークスタジアムとか、市民や雑踏のにぎわい、ざわめきが感じられます。
おもしろいのは、複数のプリントをひとつの額におさめたものがいくつもあったこと。これを見ると、写真は固有の大きさを持たない芸術であることがあらためてわかります。
マンハッタンをパノラマで撮った1枚には、2001年に航空機の衝突で崩壊したワールドトレードセンタービル2棟もしっかり写っています。
これらの写真の一部は2002年の個展で見ましたが、札幌の写真のほうは、写真集としては世に出ているものの、展覧会にならべるのは初めてとのことです。

ギャラリーを運営する花田さんは、以前、おなじ厚別副都心の空きスペースを利用した展覧会の企画などをしていました。
ギャラリー開設を札幌副都心開発公社に提案するとゴーサインが出て、すこしあわただしい船出となったようです。
花田さんは室蘭出身。しばらく東京都下に住んでいましたが、数年前に札幌に移ってきました。こちらでは展覧会の企画なども手がけています。
お話をうかがっていると、美術家をはじめいろいろな方面にたくさんお知り合いがいるようで、幅広い活動ぶりがうかがえました。
当初は企画でスタートし、ゆくゆくは貸しギャラリーとして続けて行きたいとのことでした。
この次は、4月15-20日に亀井由利作品展が開かれます。モノトーンの裸婦や抽象画などを描く札幌の亀井さんの個展です。
新札幌にギャラリーができるのは初めてだと思います。
厚別区には、以前「アベイルの小さな木ギャラリー」や「森林公園あーとぎゃらりー」がありましたが、前者は不動産業者の社屋の一角、後者はいわゆる「自宅ギャラリー」で、いずれも現在は活動していないようです。
区内の大谷地に「GALLERYほわっぱ」というのがあり、昨年10月に山岸みつこさんと小寺卓也さんの作品展が開かれたそうですが、筆者は行ったことはありません。
いずれにしても、日々のギャラリーまわりで行くことはほとんどない区域だったといえます。
札幌の郊外のギャラリーはこれまで西側に多く開設されており、東側は少なかったのですが、新さっぽろギャラリーのオープンで少し形勢が変わるかもしれません。
というか、ギャラリーの「脱都心」傾向に拍車がかかっています。
通勤・通学の帰り道などに立ち寄ってほしいスポットです。
□http://www.arc-city.com/shin-sapporo-gallery/modules/tinyd5/
■佐藤雅英写真展 NEW YORK NEW YORK PEACE and LOVE(2002年)
・JR新札幌駅直結。地下鉄東西線新さっぽろ駅からも地下通路を通って行けます
エスカレーターをおりて、すぐ。
廊下側の壁の下半分がガラス張りになっていて、明るく開放的な雰囲気です。
こけら落としとして、北海道を代表する写真家のひとり佐藤雅英さんの写真展「NEW YORK SAPPORO 都市の風景」が、15日までひらかれています。
入り口から見て右側が札幌の風景。
こちらは、道庁赤レンガ庁舎や前田森林公園などが、クラシカルな雰囲気というか安定した構図で撮影されています。
人は誰もうつっていません。
枚数はニューヨークのほうが多いです。
こちらは、ヌード写真もあり、セントラルパークでスケートに興じる人々とか、観客が大勢スタンドを埋め尽くしているニューヨークスタジアムとか、市民や雑踏のにぎわい、ざわめきが感じられます。
おもしろいのは、複数のプリントをひとつの額におさめたものがいくつもあったこと。これを見ると、写真は固有の大きさを持たない芸術であることがあらためてわかります。
マンハッタンをパノラマで撮った1枚には、2001年に航空機の衝突で崩壊したワールドトレードセンタービル2棟もしっかり写っています。
これらの写真の一部は2002年の個展で見ましたが、札幌の写真のほうは、写真集としては世に出ているものの、展覧会にならべるのは初めてとのことです。

ギャラリーを運営する花田さんは、以前、おなじ厚別副都心の空きスペースを利用した展覧会の企画などをしていました。
ギャラリー開設を札幌副都心開発公社に提案するとゴーサインが出て、すこしあわただしい船出となったようです。
花田さんは室蘭出身。しばらく東京都下に住んでいましたが、数年前に札幌に移ってきました。こちらでは展覧会の企画なども手がけています。
お話をうかがっていると、美術家をはじめいろいろな方面にたくさんお知り合いがいるようで、幅広い活動ぶりがうかがえました。
当初は企画でスタートし、ゆくゆくは貸しギャラリーとして続けて行きたいとのことでした。
この次は、4月15-20日に亀井由利作品展が開かれます。モノトーンの裸婦や抽象画などを描く札幌の亀井さんの個展です。
新札幌にギャラリーができるのは初めてだと思います。
厚別区には、以前「アベイルの小さな木ギャラリー」や「森林公園あーとぎゃらりー」がありましたが、前者は不動産業者の社屋の一角、後者はいわゆる「自宅ギャラリー」で、いずれも現在は活動していないようです。
区内の大谷地に「GALLERYほわっぱ」というのがあり、昨年10月に山岸みつこさんと小寺卓也さんの作品展が開かれたそうですが、筆者は行ったことはありません。
いずれにしても、日々のギャラリーまわりで行くことはほとんどない区域だったといえます。
札幌の郊外のギャラリーはこれまで西側に多く開設されており、東側は少なかったのですが、新さっぽろギャラリーのオープンで少し形勢が変わるかもしれません。
というか、ギャラリーの「脱都心」傾向に拍車がかかっています。
通勤・通学の帰り道などに立ち寄ってほしいスポットです。
□http://www.arc-city.com/shin-sapporo-gallery/modules/tinyd5/
■佐藤雅英写真展 NEW YORK NEW YORK PEACE and LOVE(2002年)
・JR新札幌駅直結。地下鉄東西線新さっぽろ駅からも地下通路を通って行けます
「新札幌」では初めてなんですね。
僕もあまり行ったことがない地域なので、
「...duoってこういうところなんだ......」という感じでした。
ギャラリーができたおかげで、
行ったことがない街も見ることができる。
良いですね~☆
こちらのテリトリー内にも
まめに通ってますねー。
生憎と本日まででしたが、
大万華鏡展が青少年科学館
で開催されていました。
うーん、日曜日だと子供の
広場みたいでしたー。
blogを書き直させる手間をかけちゃったみたいで、どうもすいません。
まあ、実質上は厚別区で唯一のギャラリーになるんだと思います。
えーと、写真展おつかれさまでした。
こんどはフィルムですね!
>エゾ三毛猫さん
新さっぽろとか、環状通東とか、琴似とか、ますます忙しくなる一方です。
そうだ、今月中に簾舞に行かなくっちゃなあ。