
「学生STEP」は、札幌圏の大学・高専・専門学校の学生たちが学校の枠を超えて自らの表現を発表する場です。
さっぽろテレビ塔でひらかれた第1回から数えて5回目。いやー、よくつづいてるよなあ。実行委のみなさんの努力と熱意には頭が下がります。
今回は実行委員長の北岡蘭さん(道都大)じきじきに
「どんどん写真撮っていってください」
と言われたので、気をよくして、たくさん紹介したいと思います。
これまでは、すべての発表がブース単位で行われていましたが、今回は、会場の向かって左側を、ブースの仕切りを取り払っています。
このため、会場の開放感が高まり、全体的にメリハリがついたと思います。
冒頭の画像は、右側が北岡さんの染色作品。
左側は、ことし道展や行動展で入選するなど活躍の目立つ北翔大大学院の石川潤さんの絵です。

ブースなしのところからもうひとつ。
札幌市立高専の4年生のグループ「11人12脚」。
いすをずらっと並べています。
技術水準の高い道教大学生の参加は今回も少なかったのが残念ですが、高専勢がその不在を埋めるに足るプロっぽい(っていうのも変な表現だけど)作品を、随所に展開していたのが光りました。
道都大のグループ「Oda Q Hippos」と石井誠さんがいっしょに版画やエコバッグをならべていたのも、目を引きました(写真はなし。ゴメン)

先日の、法邑(ほうむら)のコンクールでも見た米森ヒデキさん(CAIアートスクール)の作品。
過剰なまでのコラージュが、騒がしい現代を表象しています。
米森さんのどこが良いかと言われれば、筆者は
「なんか、小汚いところ」
と答えたいです。きれいにまとめていないところにエネルギーを感じるのです。

今回もナニゲに淫靡なムードの漂う山谷美由紀さんの作品が、会場入り口のすぐ脇にありました。
一見、ふすまに描いたみたいですが、じつは「なんちゃってふすま」です。

ブースは、だいたいこんな感じ。
手前はYUKIさん(北海道芸術デザイン専門学校)。
言葉が目立ちます(オレも同じだよ、と言いたかったりして)が、その下の絵もなかなかにぎやかで楽しい世界がひらけています。

こちらは、ブースふたつを使った札幌大谷短大の7人グループ「東8丁目篠路通り活性化委員会」。
東8丁目通りは、大谷の地元ですね。
南北線・石狩街道と、東豊線のあいだに挟まれて、いまいち活気に乏しい東8丁目通りですが、ポスターやエコバッグを作って盛り上げようとしているんですね。
おっと、右側でポスターがはがれかけています。気がつかなくてすんません。

これは失敗写真。右側は、こないだのFIX! MIX! MAX! アワードでも入選していたコーロさんの絵ですね。
強い色づかいに、心の叫びのようななにかを感じます。
コーロさんは北大の大学院に通いながら、北海道造形デザイン専門学校に通っています。

佐藤友佳里さん(札幌大谷短大)は、透明フィルムに絵を描いて重ねています。
やりようによっては、いろんな展開ができそうな手法。

内山夏織さん(同)のコラージュ的作品。
この、人体の欠損感も、若者らしくていいなあ。
足もとのスニーカーが新品じゃない点に好感。

あー、これも失敗写真だ。
千葉真由子さん(札幌市立高専)のインスタレーション。ふわふわと楽しそう。下の木との対比もユニーク。

劇的に焼きがうまくなった小樽商大写真部のブース。
上にならんでいるのは佐藤弘庸さんの3枚組「憂鬱」。子どもの顔をたちきりにするなんて、勇気あるなあ。拍手。

最後の画像は、あんなさん(札幌大谷短大)とみちさん(道教大岩見沢校)2人のブース。
あんなさんのコラージュのセンス、あいかわらずさえてます。
出品校は、北星学園大、札幌市立高専、札幌国際大、北翔大、道都大、道工大、札幌大谷短大、北海道芸術デザイン専門学校、CAIアートスクール、札幌学院大、北大、小樽商大、道教大岩見沢校、北海道情報大。
07年11月23日(金)-25日(日)11:00-19:00(初日14:00-、最終日-18:00)
あう・くる(中央区南8西2、旧豊水小学校)
□学生STEP公式サイト http://www.step2004.com/
■学生STEP主催 卒業展(07年3月)
■第4回(06年)
■第3回(05年)
■学生STEP2004(第1回)
■北翔大学美術サークル米-YONE- 夏休み直前追い込み美術展(07年7月。石川潤さん、山谷美由紀さん出品)
さっぽろテレビ塔でひらかれた第1回から数えて5回目。いやー、よくつづいてるよなあ。実行委のみなさんの努力と熱意には頭が下がります。
今回は実行委員長の北岡蘭さん(道都大)じきじきに
「どんどん写真撮っていってください」
と言われたので、気をよくして、たくさん紹介したいと思います。
これまでは、すべての発表がブース単位で行われていましたが、今回は、会場の向かって左側を、ブースの仕切りを取り払っています。
このため、会場の開放感が高まり、全体的にメリハリがついたと思います。
冒頭の画像は、右側が北岡さんの染色作品。
左側は、ことし道展や行動展で入選するなど活躍の目立つ北翔大大学院の石川潤さんの絵です。

ブースなしのところからもうひとつ。
札幌市立高専の4年生のグループ「11人12脚」。
いすをずらっと並べています。
技術水準の高い道教大学生の参加は今回も少なかったのが残念ですが、高専勢がその不在を埋めるに足るプロっぽい(っていうのも変な表現だけど)作品を、随所に展開していたのが光りました。
道都大のグループ「Oda Q Hippos」と石井誠さんがいっしょに版画やエコバッグをならべていたのも、目を引きました(写真はなし。ゴメン)

先日の、法邑(ほうむら)のコンクールでも見た米森ヒデキさん(CAIアートスクール)の作品。
過剰なまでのコラージュが、騒がしい現代を表象しています。
米森さんのどこが良いかと言われれば、筆者は
「なんか、小汚いところ」
と答えたいです。きれいにまとめていないところにエネルギーを感じるのです。

今回もナニゲに淫靡なムードの漂う山谷美由紀さんの作品が、会場入り口のすぐ脇にありました。
一見、ふすまに描いたみたいですが、じつは「なんちゃってふすま」です。

ブースは、だいたいこんな感じ。
手前はYUKIさん(北海道芸術デザイン専門学校)。
言葉が目立ちます(オレも同じだよ、と言いたかったりして)が、その下の絵もなかなかにぎやかで楽しい世界がひらけています。

こちらは、ブースふたつを使った札幌大谷短大の7人グループ「東8丁目篠路通り活性化委員会」。
東8丁目通りは、大谷の地元ですね。
南北線・石狩街道と、東豊線のあいだに挟まれて、いまいち活気に乏しい東8丁目通りですが、ポスターやエコバッグを作って盛り上げようとしているんですね。
おっと、右側でポスターがはがれかけています。気がつかなくてすんません。

これは失敗写真。右側は、こないだのFIX! MIX! MAX! アワードでも入選していたコーロさんの絵ですね。
強い色づかいに、心の叫びのようななにかを感じます。
コーロさんは北大の大学院に通いながら、北海道造形デザイン専門学校に通っています。

佐藤友佳里さん(札幌大谷短大)は、透明フィルムに絵を描いて重ねています。
やりようによっては、いろんな展開ができそうな手法。

内山夏織さん(同)のコラージュ的作品。
この、人体の欠損感も、若者らしくていいなあ。
足もとのスニーカーが新品じゃない点に好感。

あー、これも失敗写真だ。
千葉真由子さん(札幌市立高専)のインスタレーション。ふわふわと楽しそう。下の木との対比もユニーク。

劇的に焼きがうまくなった小樽商大写真部のブース。
上にならんでいるのは佐藤弘庸さんの3枚組「憂鬱」。子どもの顔をたちきりにするなんて、勇気あるなあ。拍手。

最後の画像は、あんなさん(札幌大谷短大)とみちさん(道教大岩見沢校)2人のブース。
あんなさんのコラージュのセンス、あいかわらずさえてます。
出品校は、北星学園大、札幌市立高専、札幌国際大、北翔大、道都大、道工大、札幌大谷短大、北海道芸術デザイン専門学校、CAIアートスクール、札幌学院大、北大、小樽商大、道教大岩見沢校、北海道情報大。
07年11月23日(金)-25日(日)11:00-19:00(初日14:00-、最終日-18:00)
あう・くる(中央区南8西2、旧豊水小学校)
□学生STEP公式サイト http://www.step2004.com/
■学生STEP主催 卒業展(07年3月)
■第4回(06年)
■第3回(05年)
■学生STEP2004(第1回)
■北翔大学美術サークル米-YONE- 夏休み直前追い込み美術展(07年7月。石川潤さん、山谷美由紀さん出品)
山谷美由紀さんの作品には、興味引かれます。
琴似の北都館にも出品してましたけど、良かったですよ。
今回は多くの反省点がありましたが次回に繋げて行くために色々と頑張っていきたいです。
会場には不在で大変申し訳ありませんでした。
ありがとうございました!
がーん。
北都館には行ったんですけど、山谷さんには気付かなかったなあ。
山谷さんといえば、ブースのほうにクレイアニメがあって、これも妙な内容で、よかったです。
>石井誠さん
早い、なんて、とんでもないです。
ほんとは初日に行って、会期中にアップすべきでした。
あと、これは石井さんをふくめみなさんに申し上げたいのですが、会場にいらっしゃらないのは仕方ないですよ。
だって、こっちがいついくか、わからないわけですから。
会場に常時いられるのは、相当恵まれた作家さんだと思いますよ。
自分の作品もピックアップして頂き本当に嬉しいです。
またお会いする機会がありましたら、もっとじっくりお話したいと
思っています。
本当にありがとうございます。
>SHさん
そうそうたる作家さん方との展示だったので、個人的にとても幸せな&恐れ多い展覧会だったのですが、お褒めの言葉嬉しいです。
ありがとうございます。
北都館の展覧会の中で、一番気になる作品でした。何と言いますか、作家の方が描いている生々しさが伝わってくるのです。「この作品を描いたのはどんな人?」と知りたい気持ちが猛烈にいたしました。
今後のご活躍を期待しています。
SHさん、いつもありがとうございます。
来年はSTEPにも足を運んでください。