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東海大学芸術工学部学生「開拓の塔」 晩秋の旭川・その10 旭川の野外彫刻(66)

2021年12月19日 17時54分54秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 永山市民交流センターから永山駅に行くには、すこし迷いました。
 というのは、旭川市内でもそれなりに利用者がいる駅であるにもかかわらず(快速も止まるし、永山始発の列車もあるし、決して秘境駅のたぐいではない)、国道39号に「永山駅」を示す青い看板がない! のです。



 そば屋の角を左に曲がると、突き当たりに永山駅の小さい駅舎が見えてきます。その前に立っているのがこのモニュメントです。

 銘板には次のようにあります。

 永山地域は、明治二十四年に屯田兵が入植し、開拓が進められ、今日に至っております。
 この「開拓の塔」は、永山駅前通街路整備事業の完了を機に建立したもので、開拓の「くわ」と、仲間の「きずな」をイメージして製作しました。

 平成二十一年四月
   永山まちづくり促進期成会

 製  作 株式会社 ケンリツ
 デザイン 東海大学 芸術工学部学生
 施  工 野田建設工業 株式会社 


 
 2009年4月30日の北海道新聞旭川・上川版に、同28日に行われた除幕式の記事が載っています。
 
 それによると
「ステンレス製で高さ三・三メートル、幅二・五メートル。制作費は約二百五十万円」。

 旭川にあった東海大の4年生3人の名前も出ていました。

 なかなかすっきりしたデザインだと思います。
 見る角度で表情が変わってきます。
 ただ、のびやかで肯定的な感じを受けることは、変わりません。

 

 最後の画像は真横から見たもの。永山駅は右手に、国道は左手にあります。




(この項続く) 


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