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ロベルト・フリオ・ベッシン「シマフクロウ」

2011年02月24日 22時04分32秒 | 街角と道端のアート
承前

ROBERT JULIO BESSIN "Shimafukurou(Blakiston's fish owl)"

Mr.Bessin is a scluptor,American.
He stayed at Oketo town,Hokkaido,Japan,from 1992 to 1998.
When he lived in Oketo, he made bird scluptures by steal wire.

 ロベルト・フリオ・ベッシンさんの作品の紹介。

 ベッシン一家は、まだ日本に「アーティスト・イン・レジデンス」という言葉の定着する前、1992年に、置戸町の招きで訪れ、滞在しながら作品を制作。
 よほど置戸が気に入ったのか、その後、98年まで何度か滞在と離脱をくりかえした。

 札幌彫刻美術館の小冊子「北海道の野外彫刻」には4点挙げられているが、このうち
「アオサギ 体験交流センター」
というのが、何を指しているのかわからない。
 そもそも、そんな施設があるのかな。

 ただし、とてもアオサギに見えないユニークな作品が街中にあったので、それは後ほど紹介しよう。







 ベッシンさんの作品は、単体で見ると写実的で、とりたてて特徴がないかのように見える。
 しかし、一般的な野外彫刻と異なるのは、台座や、作者名を記した銘板などがなく、あたかも自然にそこにいるかのように、設置されていることである。
 もうひとつの特徴は、ワイヤを組み合わせて作っているので、向こう側が透けて見えること。
 このため、作品サイズのわりには、威圧感がない。「さりげなくそこにある感じ」が、増幅されているのである。



□オケクラフトセンター森林工芸館 http://www.town.oketo.hokkaido.jp/kougeihp/index.htm

この項続く


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