
北広島のベテラン陶芸家で読書家でもある松原成樹さんが知り合いの作家5人に声をかけ、自らも出品しているグループ展。画廊の法邑美智子さんから紹介された井越有紀さんを加え7人展になりました。
タイトルは新約聖書「ヨハネの福音書」の有名な書き出し「初めに言葉ありき」をもじったもの。
本をテーマにした、多彩な作品が並びます。
会場の入り口には次のことばが掲げてありました。

山本良鷹「ドレミファ空」。
会場には、フランスの小説家サン=テグジュペリの『星の王子さま』の一節と訳者の言葉が掲げられていましたが、はて、こんなくだり、あったっけ?
慣れ親しんだ内藤濯訳に「ドレミファ空」という語があった記憶がありません。
作品は2点組み。直線で構成した台のようなパーツに、小さな円筒形がいくつか立ててあります。
石の抽象彫刻ですが、量塊性とは別のところを狙った、異色の作だと思います。
筆者はパリの「パレ・ロワイヤル」を思い出しましたが、それを抜きにしても、なんだかなつかしさを感じます。シンプルな風景のようにも見える作品だからかもしれません。
■ひろがるかたち (2006)

本郷新記念札幌彫刻美術館で開催中の企画展「共振」に出品中の井越有紀さん。
そこの出品作と同じく、ストッキングを素材につくったソフトスカルプチャーを出品しています。
南米の文豪ガルシア=マルケスの『エレンディラ』を主題にした個展を開いたことのある井越さんですから、このグループ展のメンバーとしてはうってつけだと思います。
左のテーブルは「歩行」と「彷徨 1~60」。
右は「おとこ」など。
画像では見えませんが、右上から「分心」がつり下がっています。
井越さんは、1920~30年代に活躍し、特異なモダニズム作品「第七官界彷徨」などで知られる女性作家尾崎翠の愛読者だそうです。
「彷徨」の小さな植物群は、同作で登場人物が育てている植物を思い出させます。
作者は緑の苔を作りたかったそうですが。
実はこれらの植物は蓄光塗料をぬっており、夜になると光ります。
松原さんが「夜になると光る苔、といえば武田泰淳『ひかりごけ』」などと言って、話はどんどんふくらんでいくのでした。
□https://yukiikoshi.com/
□yuki ikoshi Online store https://yukiikoshi.stores.jp/
□ツイッター @ikottti
■札幌ミュージアム・アート・フェア2020-21
■「おとのかたちから」 井越有紀 高橋幾郎 (2020)
■井越有紀個展 日を歌う (2018)
■井越有紀個展「エレンディラのための小作品」(2015)
■井越有紀個展 ある、あった (2013)
前田育子「大地」。
一見、石か鉄でつくった本に見えましたが、前田さんは胆振管内白老町の陶芸家なので、これも陶なのでしょう。
重厚さ、力強さがあります。
(鉄の本といえば、村岡三郎ですが、それはまた別の機会に)
題名は米作家パール・バックの有名な長篇小説から来ています。
右側でページをおさえている道具がハンマーのようにも見え、あるいはこれは「思索と実践」「学びと実行」のメタファーかもしれないと思いました。考えすぎかもしれませんが。
■Living & Handwork Iburi 〜 胆振 生活と手仕事展 〜―ROOTS & ARTS しらおい/白老文化芸術共創 (2023)
前田育子個展(2016、画像なし)
■前田育子個展(2015、写真なし)
■TAIRYO HUG ~大漁育~ (2014)
■防風林アートプロジェクト(2014)
■木 脇坂淳/陶 前田育子/画 別府肇/石 野村裕之/布 田村陽子(2013)
【告知】前田育子展 廃陶-A環- (2011)
■前田育子陶展(2008)
■前田育子展(2007)
■陶とうきうきコミュニケーション AMUSELAND(2006)
家具や木工を手掛ける一方で、ユニークな造形の個展を精力的に開いているキシモトユキオさん。
今回、木の本を157冊作りました。
数に意味はなく、作れるだけたくさん作ったということのようです。
何冊かは別の小品コーナーにあるので、それに近い冊数を単純に積み上げています(特に固定はしていない)。
もちろん、中を開いて読むことはできません。
表紙や背に文字なども刻まれていないので、なんの本かはわかりません。
大きさや厚さはばらばらです。
わかりやすい造形ですが、この展覧会は本の内容にインスパイアされた作品がほとんどなので、キシモトユキオさんのように物質としての本の外観に的を絞った作品があると会場全体がぐっと広がって見えます。
本をテーマにした展覧会にこうした作品があると、とてもすわりがいいのです。ここだけを見て「本そのものだよね」と片付けてしまうのは決してほめられた態度ではないでしょう。
それぞれの書名などは書かれていませんから、見る人の想像力をふくらませる役割も果たします。
キシモトさんは、松原成樹さんを念頭に置いてこのインスタレーションを制作したそう。
題「本人」は、「本を積んで作った人」とも「その人自身」とも意味が取れます。松原さんご本人という意味もあるのでしょうか。
□ zoofactory.jp
□ツイッター @Zoo_factory
ギャラリー犬養の中庭にしばらく置いていた大きなかご(2023)
■[Synergetics] シナジェティクス (2018)
■月のささやき Zoo factory キシモトユキオ (2018年4月)
■札幌国際芸術祭2017 ゲストハウス×ギャラリープロジェクト Sapporo ARTrip「アートは旅の入り口」ザ・ステイサッポロ
■つながろう2016 Hard/Soft
■コレクション展 ふれる彫刻 (2015~2016)
■Zoo factory キシモトユキオ展「月のさわりごこち」 (2015)
■Zoo factory キシモトユキオ 三日月のさわりごこち (2014)

林玲二「連画ドローイング2004ー2024「土/『振動尺』へのオマージュ II」」。
林さんはゼロ年代には個展やグループ展などで盛んに発表を続けていましたが、2015年に茶廊法邑以来、アート作品の発表は久しぶりです。
そのときと作品自体は変わっておらず、昔懐かしいコンピュータのプリンタ用紙を支持体としたドローイングです。主な画材は水彩ですが、砂などを混ぜていることもあり、非常に重厚な感じがします。
と同時に、一般的なタブローでないぶん、紙の広さを超えてどこまでも世界が拡張していくかのような感覚も抱きます。
この紙はぱたんぱたんと折りたためるので、今回も下の方を、床にはみ出すぎないよう、たたんでいます。
題は、彫刻家若林奮へのオマージュなのだそうです。
林さんは「『折り本』をつくってみました」と題し、この紙を折りたたんだ手製本も「さざなみ めぐるように」など4冊を置いています。
■HANA展 (2014)
■第27回存在派展(2007年)
■OPERA Exhibition vol.2(07年11月、林さん出品)
■第26回存在派展(2006年)
■第25回存在派展(2005年)
■林玲二個展(04年)
■第23回存在派展(2003年、画像なし)
■MODERN EXISTENCE EXHIBITION No.22 第22回存在派展(2002年、画像なし)
■第21回存在派展(2001年、画像なし)
■富田知子・林雅治・林玲二3人展(01年)
■林玲二個展(01年)
その折り本のような形式で、写真をプリントアウトした長い紙をジグザグに折った作品を出したのが山岸靖司さん。
「波動性科学入門と私」という題がついています。
ファインダーをのぞかずにシャッターを押した写真の数々は、方法論的にはシュルレアリスムの自動筆記に通じるものがありますが、心がやすらげる画像です。
■素材としての写真拡張展 写真か? vol.2 (2022)
■札幌ミュージアム・アート・フェア2020-21
■ちかしとおし 神成邦夫・山岸せいじ展 (2019)
ILA Gallery が札幌にオープン。第1弾は山岸せいじ展(2018)
■山岸せいじ展 しずかなじかん (2018年5月)■バックボックス展 (2018年4月)
■鎌田光彦・山岸せいじ (2017)
■帯広コンテンポラリーアート2016 ヒト科ヒト属ヒト(2016)
■山岸せいじ展 photographic works あわいを覗く そこは素粒子が乱舞する処かもしれない。 (2014)
■防風林アートプロジェクト (2014年2月)
■「和」を楽しむ(2014年1月)
【告知】山岸せいじ展 あわいを覗く そこは原子ひとつ隣の世界かもしれない photographic works(2012)
【告知】かげ展(2011年)
■PHOTOGRAPH EXHIBITION MOVE 3 part1 (2010年)
■さっぽろフォトステージPart1 (2009年)
■遠くを聴く この言葉で繋がる7人の世界(2009年11月)
■東川フォトフェスタ ストリートギャラリー (2009年8月)
■PHOTOGRAPHY EXHIBITION MOVE 2(2009年2月)
■光を編む この言葉に触発された13名の作家達が織りなす世界
■東川町フォトフェスタ
■ARTIST WEEK vol.1 "air"
■Seiji Yamagishi、Takashi Yamaguchi 景一刻
■MOVE (以上2008年)
■たぴお記念25th + 13th 異形小空間(07年12月-08年1月)
■OPERA Exhibition vol.2 (07年)
■足立成亮写真展「事の終わり」・micro.の記録展(07年4月)
■スネークアート展(07年3月)
■山岸さんの個展「景」 (07年3月)=くわしいプロフィルと、2000~06年の展覧会へのリンクあり
トリは松原成樹さん。
背後の壁に3枚紙が貼られ、右から順に
「雀の生活」(北原白秋)の引用
枕頭の書
「海からの贈物」(アン・モロウ・リンドバーグ)の引用
となっています。
白い鳥や貝殻は、写実ではなく、鳥や貝の本質を抽出してみせたような、純度の高い表現になっています。
ちなみに松原さんの目下の「枕頭の書」は、ルネサンス期フランスの名随筆家モンテーニュの『エセ―』だそうです。
大きめの、楕円形をした作品は、寝るときのまくらのようです。
松原さんは陶芸家になる前、東京の古本屋で働いていた時期があったそうです。
「段ボール箱がまだなくて、ひもで十字に縛って運んだ時代。本が重くて古本屋になるのはあきらめました」と笑っていました。
■松原成樹展 測りあえるほどに (2013)
【告知】松原成樹展 (10月25~30日、札幌)=2010年5月、北広島での個展の様子も紹介
■松原成樹展 (2009年7月)
■美水まどか・松原成樹 「余白から」展 (2008年11月)
■はしご展(2008年9-10月)=松原さん出品、プロデュース
■松原成樹展(08年7月)
■OPERA Exhibition vol.2
■松原成樹展(07年7月)
■松原成樹展(06年)
■三羽の会「棲むもの」 (06年)
■松原成樹展(03年)
■企画展「九つの箱」(02年)
2024年8月17日(土)~25日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)、火曜休み
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)
・地下鉄東豊線「環状通東駅」2番出入り口から約800メートル、徒歩10分
・市立病院前、札幌駅北口などから中央バス「東63」(東営業所行き)に乗り「北8条東17丁目」で降車、約680メートル、徒歩9分
、バスセンターから中央バス「東3」(東営業所行き)に乗り「北8条東17丁目」で降車、約680メートル、徒歩9分
・地下鉄南北線「北18条駅」で、中央バス「東62 本町線 東営業所行き」に乗り継ぎ、「本町2条1丁目」降車、約470メートル、徒歩6分
※駐車スペースが店の前と後ろ側にあります
タイトルは新約聖書「ヨハネの福音書」の有名な書き出し「初めに言葉ありき」をもじったもの。
本をテーマにした、多彩な作品が並びます。
会場の入り口には次のことばが掲げてありました。
人は決して自分とは無関係な本に
「出会う」ということはない
真の「出会い」は自分と出会うこと

山本良鷹「ドレミファ空」。
会場には、フランスの小説家サン=テグジュペリの『星の王子さま』の一節と訳者の言葉が掲げられていましたが、はて、こんなくだり、あったっけ?
慣れ親しんだ内藤濯訳に「ドレミファ空」という語があった記憶がありません。
作品は2点組み。直線で構成した台のようなパーツに、小さな円筒形がいくつか立ててあります。
石の抽象彫刻ですが、量塊性とは別のところを狙った、異色の作だと思います。
筆者はパリの「パレ・ロワイヤル」を思い出しましたが、それを抜きにしても、なんだかなつかしさを感じます。シンプルな風景のようにも見える作品だからかもしれません。
■ひろがるかたち (2006)

本郷新記念札幌彫刻美術館で開催中の企画展「共振」に出品中の井越有紀さん。
そこの出品作と同じく、ストッキングを素材につくったソフトスカルプチャーを出品しています。
南米の文豪ガルシア=マルケスの『エレンディラ』を主題にした個展を開いたことのある井越さんですから、このグループ展のメンバーとしてはうってつけだと思います。
左のテーブルは「歩行」と「彷徨 1~60」。
右は「おとこ」など。
画像では見えませんが、右上から「分心」がつり下がっています。
井越さんは、1920~30年代に活躍し、特異なモダニズム作品「第七官界彷徨」などで知られる女性作家尾崎翠の愛読者だそうです。
「彷徨」の小さな植物群は、同作で登場人物が育てている植物を思い出させます。
作者は緑の苔を作りたかったそうですが。
実はこれらの植物は蓄光塗料をぬっており、夜になると光ります。
松原さんが「夜になると光る苔、といえば武田泰淳『ひかりごけ』」などと言って、話はどんどんふくらんでいくのでした。
□https://yukiikoshi.com/
□yuki ikoshi Online store https://yukiikoshi.stores.jp/
□ツイッター @ikottti
■札幌ミュージアム・アート・フェア2020-21
■「おとのかたちから」 井越有紀 高橋幾郎 (2020)
■井越有紀個展 日を歌う (2018)
■井越有紀個展「エレンディラのための小作品」(2015)
■井越有紀個展 ある、あった (2013)

一見、石か鉄でつくった本に見えましたが、前田さんは胆振管内白老町の陶芸家なので、これも陶なのでしょう。
重厚さ、力強さがあります。
(鉄の本といえば、村岡三郎ですが、それはまた別の機会に)
題名は米作家パール・バックの有名な長篇小説から来ています。
右側でページをおさえている道具がハンマーのようにも見え、あるいはこれは「思索と実践」「学びと実行」のメタファーかもしれないと思いました。考えすぎかもしれませんが。
■Living & Handwork Iburi 〜 胆振 生活と手仕事展 〜―ROOTS & ARTS しらおい/白老文化芸術共創 (2023)
前田育子個展(2016、画像なし)
■前田育子個展(2015、写真なし)
■TAIRYO HUG ~大漁育~ (2014)
■防風林アートプロジェクト(2014)
■木 脇坂淳/陶 前田育子/画 別府肇/石 野村裕之/布 田村陽子(2013)
【告知】前田育子展 廃陶-A環- (2011)
■前田育子陶展(2008)
■前田育子展(2007)
■陶とうきうきコミュニケーション AMUSELAND(2006)

今回、木の本を157冊作りました。
数に意味はなく、作れるだけたくさん作ったということのようです。
何冊かは別の小品コーナーにあるので、それに近い冊数を単純に積み上げています(特に固定はしていない)。
もちろん、中を開いて読むことはできません。
表紙や背に文字なども刻まれていないので、なんの本かはわかりません。
大きさや厚さはばらばらです。
わかりやすい造形ですが、この展覧会は本の内容にインスパイアされた作品がほとんどなので、キシモトユキオさんのように物質としての本の外観に的を絞った作品があると会場全体がぐっと広がって見えます。
本をテーマにした展覧会にこうした作品があると、とてもすわりがいいのです。ここだけを見て「本そのものだよね」と片付けてしまうのは決してほめられた態度ではないでしょう。
それぞれの書名などは書かれていませんから、見る人の想像力をふくらませる役割も果たします。
キシモトさんは、松原成樹さんを念頭に置いてこのインスタレーションを制作したそう。
題「本人」は、「本を積んで作った人」とも「その人自身」とも意味が取れます。松原さんご本人という意味もあるのでしょうか。
□ zoofactory.jp
□ツイッター @Zoo_factory
ギャラリー犬養の中庭にしばらく置いていた大きなかご(2023)
■[Synergetics] シナジェティクス (2018)
■月のささやき Zoo factory キシモトユキオ (2018年4月)
■札幌国際芸術祭2017 ゲストハウス×ギャラリープロジェクト Sapporo ARTrip「アートは旅の入り口」ザ・ステイサッポロ
■つながろう2016 Hard/Soft
■コレクション展 ふれる彫刻 (2015~2016)
■Zoo factory キシモトユキオ展「月のさわりごこち」 (2015)
■Zoo factory キシモトユキオ 三日月のさわりごこち (2014)

林玲二「連画ドローイング2004ー2024「土/『振動尺』へのオマージュ II」」。
林さんはゼロ年代には個展やグループ展などで盛んに発表を続けていましたが、2015年に茶廊法邑以来、アート作品の発表は久しぶりです。
そのときと作品自体は変わっておらず、昔懐かしいコンピュータのプリンタ用紙を支持体としたドローイングです。主な画材は水彩ですが、砂などを混ぜていることもあり、非常に重厚な感じがします。
と同時に、一般的なタブローでないぶん、紙の広さを超えてどこまでも世界が拡張していくかのような感覚も抱きます。

この紙はぱたんぱたんと折りたためるので、今回も下の方を、床にはみ出すぎないよう、たたんでいます。
題は、彫刻家若林奮へのオマージュなのだそうです。
林さんは「『折り本』をつくってみました」と題し、この紙を折りたたんだ手製本も「さざなみ めぐるように」など4冊を置いています。
■HANA展 (2014)
■第27回存在派展(2007年)
■OPERA Exhibition vol.2(07年11月、林さん出品)
■第26回存在派展(2006年)
■第25回存在派展(2005年)
■林玲二個展(04年)
■第23回存在派展(2003年、画像なし)
■MODERN EXISTENCE EXHIBITION No.22 第22回存在派展(2002年、画像なし)
■第21回存在派展(2001年、画像なし)
■富田知子・林雅治・林玲二3人展(01年)
■林玲二個展(01年)

「波動性科学入門と私」という題がついています。
ファインダーをのぞかずにシャッターを押した写真の数々は、方法論的にはシュルレアリスムの自動筆記に通じるものがありますが、心がやすらげる画像です。
■素材としての写真拡張展 写真か? vol.2 (2022)
■札幌ミュージアム・アート・フェア2020-21
■ちかしとおし 神成邦夫・山岸せいじ展 (2019)
ILA Gallery が札幌にオープン。第1弾は山岸せいじ展(2018)
■山岸せいじ展 しずかなじかん (2018年5月)■バックボックス展 (2018年4月)
■鎌田光彦・山岸せいじ (2017)
■帯広コンテンポラリーアート2016 ヒト科ヒト属ヒト(2016)
■山岸せいじ展 photographic works あわいを覗く そこは素粒子が乱舞する処かもしれない。 (2014)
■防風林アートプロジェクト (2014年2月)
■「和」を楽しむ(2014年1月)
【告知】山岸せいじ展 あわいを覗く そこは原子ひとつ隣の世界かもしれない photographic works(2012)
【告知】かげ展(2011年)
■PHOTOGRAPH EXHIBITION MOVE 3 part1 (2010年)
■さっぽろフォトステージPart1 (2009年)
■遠くを聴く この言葉で繋がる7人の世界(2009年11月)
■東川フォトフェスタ ストリートギャラリー (2009年8月)
■PHOTOGRAPHY EXHIBITION MOVE 2(2009年2月)
■光を編む この言葉に触発された13名の作家達が織りなす世界
■東川町フォトフェスタ
■ARTIST WEEK vol.1 "air"
■Seiji Yamagishi、Takashi Yamaguchi 景一刻
■MOVE (以上2008年)
■たぴお記念25th + 13th 異形小空間(07年12月-08年1月)
■OPERA Exhibition vol.2 (07年)
■足立成亮写真展「事の終わり」・micro.の記録展(07年4月)
■スネークアート展(07年3月)
■山岸さんの個展「景」 (07年3月)=くわしいプロフィルと、2000~06年の展覧会へのリンクあり

背後の壁に3枚紙が貼られ、右から順に
「雀の生活」(北原白秋)の引用
枕頭の書
「海からの贈物」(アン・モロウ・リンドバーグ)の引用
となっています。
白い鳥や貝殻は、写実ではなく、鳥や貝の本質を抽出してみせたような、純度の高い表現になっています。
ちなみに松原さんの目下の「枕頭の書」は、ルネサンス期フランスの名随筆家モンテーニュの『エセ―』だそうです。
大きめの、楕円形をした作品は、寝るときのまくらのようです。
松原さんは陶芸家になる前、東京の古本屋で働いていた時期があったそうです。
「段ボール箱がまだなくて、ひもで十字に縛って運んだ時代。本が重くて古本屋になるのはあきらめました」と笑っていました。
■松原成樹展 測りあえるほどに (2013)
【告知】松原成樹展 (10月25~30日、札幌)=2010年5月、北広島での個展の様子も紹介
■松原成樹展 (2009年7月)
■美水まどか・松原成樹 「余白から」展 (2008年11月)
■はしご展(2008年9-10月)=松原さん出品、プロデュース
■松原成樹展(08年7月)
■OPERA Exhibition vol.2
■松原成樹展(07年7月)
■松原成樹展(06年)
■三羽の会「棲むもの」 (06年)
■松原成樹展(03年)
■企画展「九つの箱」(02年)
2024年8月17日(土)~25日(日)午前10時~午後6時(最終日~4時)、火曜休み
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)
・地下鉄東豊線「環状通東駅」2番出入り口から約800メートル、徒歩10分
・市立病院前、札幌駅北口などから中央バス「東63」(東営業所行き)に乗り「北8条東17丁目」で降車、約680メートル、徒歩9分
、バスセンターから中央バス「東3」(東営業所行き)に乗り「北8条東17丁目」で降車、約680メートル、徒歩9分
・地下鉄南北線「北18条駅」で、中央バス「東62 本町線 東営業所行き」に乗り継ぎ、「本町2条1丁目」降車、約470メートル、徒歩6分
※駐車スペースが店の前と後ろ側にあります