北海道美術ネット別館

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■日本現代工芸美術展北海道会展 (8月3日まで)

2008年08月02日 22時57分02秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 日展系の団体で、道内の会員・出品者が毎年夏に展覧会をひらいています。伝統工芸にくらべると、鑑賞にあたってそれほど専門的な知識や素養を必要としないので、気軽に楽しめるのではないかと思います。

 ことしの特徴としては、新顔がかなり加わったことが挙げられると思います。
 出品者名簿の下のほうにならんでいる名前は、筆者はほとんど知らない方ばかりです。
 とくに帯広と函館で新しい顔ぶれが増えています。
 どの公募団体も人集めは課題になっていますから、まずは慶賀すべきことではないでしょうか。
 作品も、突起のついた球体を15個、ガラス棒などと組み合わせた吉田邦廣さんをはじめ、こせこせせずに自分の世界を表現したものが多く、今後に期待できそうです。

 もう一つは、現代美術に影響されてか、インスタレーション志向が見られたこと。
 佐藤博子さんは、細長い金属の板やネットを青や緑のガラスの小片と組み合わせていますし、横田博子さんは白い陶のオブジェを大小6つ、台上に配置して、あたかも流氷原のような空間を作り出していました。

 また、流氷といえば、ガラスの大皿で水や氷の動きを表現していた安井幾久子さん、分類では「七宝」になっていますがアクリルやステンレスなどでシャープな造形美を出していた関原範子さん、太い木の切り株で額縁をこしらえた田中和子さんといった、女性の作品にひかれるものがありました。


 出品作は次のとおり。
折原久左エ門(函館) 連作-道標-07(鋳金)
伊藤英実(渡島管内七飯町) 箱館慕情(陶)
金子章(帯広) 蒼い宇宙(陶)
佐藤留利子(箱館) 天使の梯子(陶)
佐山由紀江(帯広) 十勝野08(陶)
関原範子(札幌) 道07(七宝)
田部隼夫(札幌) 宙から(鍛金)
中秋勝広(札幌) 連作-北の街-07(鋳金)
中川眞一郎(桧山管内乙部町) 戯れ(鋳金)
丸山裕淑(桧山管内枝幸町) 顕-2008春-(鋳金)
三浦千代志(函館) 蹟(陶)
安井顕太(小樽) SOUL2008(硝子)
横田恵子(札幌) 氷雪(陶)
佐藤博子(札幌) 作品A(硝子)
庄司光江(函館) タワーの見える庭(染)
田中和子(七飯) 遠い記憶(染)
         凍原からの便り
         オホーツクの声
         木々は冬眠中です
佐藤勝子(函館) 象(陶)
松本京子(帯広) 海底からの賜り物-(泡) (磁)=会場の表記は(陶)
宮川祐美子(帯広) 晨光(陶)
安井幾久子(小樽) 流氷2008(硝子)
石川久美子(函館) 秋雨の余韻(陶)
岩間幸子(函館) 作品(I) (陶)
上野泉(函館) Mana(陶)
長橋朝子(函館)oriental wave(陶)
船戸若子(帯広) 抱擁(陶)
吉田邦廣(函館) COSMIC GARDEN(陶)
澤口宣一(帯広) 宇宙(陶)


08年7月30日(水)-8月3日(日)10:00-17:30(最終日-15:00)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)

06年(以下、いずれも画像なし)
03年
02年(8月8日の項)
01年


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