
展覧会の正式タイトルは「Akemi Nishimura cooperplate print exhibition『マドンナの幻想』」。
SOSO CAFEでは、若手の画家やグラフィックデザイナーなど、ほかのギャラリーとはひと味ちがう展覧会がひらかれることが多く、公募展に所属している比較的オーソドックスなタイプの版画家の個展というのはめずらしいと思います。
CAFE側は、額におさまったタブローをならべるだけではない、カフェ全体で作品になったようなスタイルの個展を作家に提案。
西村さんは、花のかたちを切り抜いた銅版2枚を、店の入り口に展示しました。また、その銅版を、大小さまざまな紙の、しかも中央に限らずさまざまな位置にスタンプし、インスタレーション風に展開しています。
いちばん大きな作品は「madonnan-illusion M-1」。「madonna」ではなく「madonnnan」です。欧洲から取り寄せた、一般的な版画ではあまり使わない色である赤のインクなどを用い、微妙なグラデーションをも表現しています。
なにより、大きな花弁は、どこかなまめかしく、生々しさを漂わせているように、筆者には感じられました。
さらに、その花をデザインしたTシャツまで制作・販売しています。
会場には、この春のギャラリー山の手でも発表した「連続する感情関数」の連作も展示されていましたが、全体としては、西村さんの「本気度」が強く伝わってくる個展だと思いました。
07年9月1日(土)-14日(金)11:00-21:00
SOSO Cafe(中央区南1西13 三誠ビル 地図C)
□Akemi Nishimura website http://www17.plala.or.jp/an-unit/
■07年4-5月の銅版画展
SOSO CAFEでは、若手の画家やグラフィックデザイナーなど、ほかのギャラリーとはひと味ちがう展覧会がひらかれることが多く、公募展に所属している比較的オーソドックスなタイプの版画家の個展というのはめずらしいと思います。
CAFE側は、額におさまったタブローをならべるだけではない、カフェ全体で作品になったようなスタイルの個展を作家に提案。
西村さんは、花のかたちを切り抜いた銅版2枚を、店の入り口に展示しました。また、その銅版を、大小さまざまな紙の、しかも中央に限らずさまざまな位置にスタンプし、インスタレーション風に展開しています。
いちばん大きな作品は「madonnan-illusion M-1」。「madonna」ではなく「madonnnan」です。欧洲から取り寄せた、一般的な版画ではあまり使わない色である赤のインクなどを用い、微妙なグラデーションをも表現しています。
なにより、大きな花弁は、どこかなまめかしく、生々しさを漂わせているように、筆者には感じられました。
さらに、その花をデザインしたTシャツまで制作・販売しています。
会場には、この春のギャラリー山の手でも発表した「連続する感情関数」の連作も展示されていましたが、全体としては、西村さんの「本気度」が強く伝わってくる個展だと思いました。
07年9月1日(土)-14日(金)11:00-21:00
SOSO Cafe(中央区南1西13 三誠ビル 地図C)
□Akemi Nishimura website http://www17.plala.or.jp/an-unit/
■07年4-5月の銅版画展