札幌の水彩画家で、茫漠とした画面の風景画を描く折登さん。
個展の開催は、東京の方が多く、札幌では4年ぶりです。ただ、春陽会会員として毎年の春陽会道作家展(札幌時計台ギャラリー)に出品しているのをはじめ、さいとうギャラリーの企画展や道彩展(折登さんは会員)でも毎年作品が見られます。
今回の個展は、それらの展覧会で発表した作品を含め、10点を展示しています。
冒頭の画像は、案内状の「雨の運河」です。
この画像でもわかると思いますが、折登さんは、抽象の一歩手前まで図像を簡略化し、灰色の霧のような面のなかに溶かし込むような絵を描いています。
いわば、図像より空間を描くというか、いやむしろ、「空間」よりも「空気感」を第一に表現しているのだと思います。
ただし、「雨の運河」はモノクロームの世界ですが、近年の作品は、色が少しずつ入り込んでいて、折登さんの絵にも変化が現れているのが見て取れます。
メーンの色は、やはり白ではあるのですが。
以前見た作品ですが、「醸造所」は、空に水色やエメラルドグリーンのかたまりがありますし、右下には、消火栓とおぼしき黄色ものぞいています。
「川へ続く道」は、はじかれつつ塗られている緑色の絵の具が、あざやかな印象をのこします。
作品の大半が風景画の折登さんにとって、「きずな」はめずらしい花の絵。
紫、白、水色の小さな花が画面にちりばめられています。
出品作は次の通り。
「旧市街」 2004年 80×110
「雨の運河」 1997年 80×110
「轍(わだち)」 2003年 66×91
「醸造所」 2005年 53×73
「川へ続く道」 2006年 46×53
「かぎの手の道」 2004年 41×53
「きずな」 04年 53×41
「青の操作場」 2000年 34×53
「公会堂」 04年 32×41
「昔と今」 06年 16×23
07年8月27日(月)-9月16日(日)9:00-18:00(土・日曜-16:00)、会期中無休
STV北2条ビル エントランスアート(中央区北2西2 地図A)
■04年の個展
■01年の春陽会道作家展
個展の開催は、東京の方が多く、札幌では4年ぶりです。ただ、春陽会会員として毎年の春陽会道作家展(札幌時計台ギャラリー)に出品しているのをはじめ、さいとうギャラリーの企画展や道彩展(折登さんは会員)でも毎年作品が見られます。
今回の個展は、それらの展覧会で発表した作品を含め、10点を展示しています。
冒頭の画像は、案内状の「雨の運河」です。
この画像でもわかると思いますが、折登さんは、抽象の一歩手前まで図像を簡略化し、灰色の霧のような面のなかに溶かし込むような絵を描いています。
いわば、図像より空間を描くというか、いやむしろ、「空間」よりも「空気感」を第一に表現しているのだと思います。
ただし、「雨の運河」はモノクロームの世界ですが、近年の作品は、色が少しずつ入り込んでいて、折登さんの絵にも変化が現れているのが見て取れます。
メーンの色は、やはり白ではあるのですが。
以前見た作品ですが、「醸造所」は、空に水色やエメラルドグリーンのかたまりがありますし、右下には、消火栓とおぼしき黄色ものぞいています。
「川へ続く道」は、はじかれつつ塗られている緑色の絵の具が、あざやかな印象をのこします。
作品の大半が風景画の折登さんにとって、「きずな」はめずらしい花の絵。
紫、白、水色の小さな花が画面にちりばめられています。
出品作は次の通り。
「旧市街」 2004年 80×110
「雨の運河」 1997年 80×110
「轍(わだち)」 2003年 66×91
「醸造所」 2005年 53×73
「川へ続く道」 2006年 46×53
「かぎの手の道」 2004年 41×53
「きずな」 04年 53×41
「青の操作場」 2000年 34×53
「公会堂」 04年 32×41
「昔と今」 06年 16×23
07年8月27日(月)-9月16日(日)9:00-18:00(土・日曜-16:00)、会期中無休
STV北2条ビル エントランスアート(中央区北2西2 地図A)
■04年の個展
■01年の春陽会道作家展