平成最後の満月の晩に母が亡くなりました。
認知症の症状が出始めてから13年位、84歳の生涯でした。
葬儀も済み、やっと落ち着き日常の生活に戻りつつあります。
幻想が見えると言われるレビー小体型認知症。
数年は家で過ごしその後ショートステイを利用しながら
デイサービスに4年通い、家での介護が難しくなった5年前から
グループホームに入居しお世話になりました。
娘の事もすっかり分からなくなって既に2年・・・
話に聞くと最後はみんな病院送りになり看取りをして頂ける
介護施設は少ないそうです。
そんな厳しい現状の中で感謝の気持ちで一杯です。
主治医の先生からも話を聞きましたが病院に入院しても
点滴しかないとの事でした。
病院では患者さんには積極的治療をしなくてはなりません。
辛い日々をのばすだけの入院は父の時の胃瘻で疑問を感じていました。
ひと月、毎日面会に通い状態を確認する事もできました。
夜も夜勤の介護士さんが30分おきに巡回して下っていたようです。
そして最後まで水分補給を試みて下さいました。
痛い様子も苦しい様子もなく眠ったまま逝きました。
3月からスマホの音量を最大に設定し枕元に置いて寝ていたので
何となく深い眠りができませんでした。
もう夜中の電話の心配はないのにまだよく眠れず
昼間にあくびばかりしています。
4人の親プラス祖母と5人を看取り、悲しみはもちろんですが
ホッと肩の荷が降りた感じも本音です。
これからは自分の健康を管理していかなければなりません。
だって・・・今の子供たちに私たちの介護は期待できませんから。
これからは外国人の方、もしくはロボットのお世話に
なるかもしれませんよ。
気付いたら庭が花盛りになっています。