前から行ってみたかった台湾の古い街並みが残る歴史の街。
「鹿港」
今から約100年前の清朝時代には
1に台南、2に鹿港、3に萬華(現在の台北)と
台湾の三大貿易港の一つでした。
場所は
街の散策に今回は電動自転車の輪タク?のようなのを使ってみました。
目的地に着くと、ものすごいマシンガントークで説明がはじまります。
とても娘たちの通訳が間に合いません。
通訳している時間を与えないくらいにしゃべりまくっていました~
最初に着いたのは台湾で最古の廟とされている天后宮。
1683年に福建省の天后宮から分霊されたと伝えられています。
「はい、並んで~と促され記念撮影」
大きな門をくぐった左側、提灯に隠れてファミリーマートが。
廟の中にコンビニ?
台湾も日本と同じ日が母の日です。
親を敬う台湾の人、母の日、父の日は日本より大事にしている感じがします。
かつて商家だったレンガ造りの建物が曲がりくねった路地を作り出しています。
砂塵を伴う強風や盗賊の侵入を防ぐために考えられた街並みのようです。
この古い街並みが鹿港を代表する風景です。風情があります。
今は埋められていますが井戸の跡です。
外に半分、家の中に半分、外のは「自由にお使いください」との
事だったようです。
有名な路地があります。
名前の通り、人がすれ違う時には乳が壁に付いてしまうくらい細い道というらしいです。
ここだけではなく、これ位細い道は他にもありました。
次は龍山寺です。
台湾では数少ない木造建築の寺院。
1786年に中国福建省から移築したものだそうです。
山門をくぐって見上げたら素晴らしい八角形の彫刻天井。
時間切れで説明つきの観光は終わりました。
ガイドさんが買うと入場料が半分になると言う事でチケットだけ買って
後から戻り見学したのは・・・
ここは台湾指折りの富豪の私邸を博物館として開放しいている所です。
1920年に台北にある総統府と同じ設計者により建てられました。
ルネサンス様式の建物は日本統治時代に流行した建築なのだそうです。
清朝中期から台湾初期の約6000点の収集品によって当時の文化などが
よくわかりました。
それにしても、この大豪邸。すごい豪商だったのですね。
書画や骨董品なども素晴らしかったです。
帰りには鹿港で、中華・台湾菓子の老舗を覗いてみました。
日本の「らくがん」のような物が多く目に付きました。
お土産に買ってもらったのを家に帰ってから食べたら美味しかったので
買っても良かったかな?と思いました。
お土産ってむずかしくて試食がないと名物でもなかなか買えませんね。
ここ鹿港では5月5日の端午節には盛大なお祭りがあるそうです。
台湾もあちこちで再開発の波が来ています。
古い物が壊され街も新しくなりつつあります。
九曲巷を歩きながら塀の隙間から中を覗くと解体中の建物が
たくさんありました。
古くてもう人が住める状態ではありません。
古い街並みは風情があっていいですがきっとここも後数年したら
だいぶ変わってしまうかもしれないと思いながら見学しました。