下北半島2日目は仏ヶ浦と大間を計画していました。
今回は自家用車では無いので行き当たりばったりという訳には行きません。
時間の制約もあるので珍しく色々と調べて行きましたよ~
仏ヶ浦に行く方法は4つ位ありそうです。
車を仏ヶ浦駐車場に停めて徒歩で下りて行く。
佐井港から高速観光船で行く。
牛滝港からグラスボートで行く。
脇野沢から夢の平成号(イルカウォッチング船)で行く。
(これは利用する事はないので調べませんでした)
駐車場から徒歩は上りがきつそうなので却下。
海上から仏ヶ浦を眺めるのが素晴らしいらしいのでどちらかの港から
船を利用する事にしました。
後は時間です。
佐井港からはニューしもきた号、サイライト号という2つの会社の高速船が
9:00から運航を始めます。
仏ヶ浦の散策時間30分を含め1時間30分のコースで大人は往復2400円です。
9:00から13:40までに7便ありこちらは確実に運行します。
もう一つ・・・
牛滝港からは個人の方が運営している観光船(グラスボード)があります。
こちらは散策時間30分は同じですが15分で行けるので
1時間のコースで大人は往復1000円です。
これは絶対牛滝港を選びますよね~
でも決まっている定期便は11:00と11:30分の2回。
お昼には大間に行きたいので遅すぎます。
でもある方のブログにシーズン中は8:30分から30分おきに
運航していたと書かれていました。
問い合わせてみると良いともあったので前日の夕方に電話を入れてみました。
素朴な青森弁の女性が出て
「船頭さんの都合が付けばOKなので明日の朝もう一度電話ください」との事でした。
とに角9時半の佐井港に間に合うように出発し右に行けば佐井港
左に行けば牛滝港の所で電話を入れました。
何と~~~!
牛滝港の方で9時半に船を出して頂ける事になりました。
9時には港に付いてしまいましたが出航の準備をしていた方や運営している
お店の方とおしゃべりをしながら時間まで待ちました。
シーズンオフの平日です。
私たち二人だけの貸し切りとなりました。
たった2000円で申し訳ない~~
ここからは海岸線に沿い奇岩絶景に魅了されながら仏ヶ浦まで15分です。
一緒に案内に乗って下さった女性から「緑色凝灰岩」の説明をしていただきました。
緑色凝灰岩は空気中にある時には白く見え、水の中にある時は青緑色に見えるそうです。
仏ヶ浦は白の断崖絶壁と海中の青緑色のコントラストが色鮮やかに素晴らしく
それを遊覧船で海上から見るのが一番美しいのだそうです。
それでは船は港を出ます。
仏ヶ浦まで15分ですよ~
佐井港から9:00に出発した高速船が既に着いていました。
ここで上陸し30分間の散策をします。
堤防から澄んだ海を見ると・・・
「あの黒いの何だと思いますか~?」
「全部ウニですよ~」
写真を撮る時はいつもなるべく人を避けて景色だけを撮ったりしていますが
ここは人が居ないと大きさ雄大さが分からないので敢えて入れてみました。
と言っても・・・シーズンオフ、人が居ない・・・
仏さまがお座りになる蓮の花のような岩もあります。
高速船のお客様は先に出港してしまい私たちの船4人だけになりました。
静かです。
砂地にもこんな花が咲いていました。
30分でも充分堪能し散策できました。
待っていてくれる船に戻ります。
朝は少しポツポツと雨が落ちていましたがこんなに晴れてきて良かった。
牛滝港に戻ります。
帰りは船底に下りて海底を見たのですが
この日は余り澄んでいなくて良く見えません。
でもワカメとウニが沢山あるのは確認しました。
こんなに広いのに二人だけでで本当に申し訳ないですね。
なのでまた上に上がり景色を見ます。
先程の仏ヶ浦が段々と遠ざかって行きます。
その時
「イルカがいますよ~~」
運転席から出てきて教えてくれました。
「どこどこ~~~」
遠くを目を凝らして探しました。
見えてからシャッターを押したのでは直ぐに潜ってしまうので間に合いません。
その方角に向かって適当に何度かシャッターを押したら
2枚だけ運よく小さく写っていました。
望遠にする余裕もありませんでしたね・・・
5月から6月はイルカウォッチングの時期で
運が良ければ見られるのだそうです。
私たち運が良かったのですね~
イルカが去ってからはまだ景色を楽しみながら進みます。
港に戻って来ました。
仏ヶ浦という名の通りこの数々の奇岩にはありがたい名前が命名されています。
一つ仏、五百羅漢、如来の首など
この緑色凝灰岩はどうやって形成されたのか?
今から2000万年前~1500万年前、ユーラシア大陸とひと続きだった日本列島は
回転しながら大陸から離れて行きました。
この時薄くなった大陸地殻からマグマが噴出し、やがて陥没して日本海ができたと
考えられています。 仏ヶ浦はこの時の火山活動により降り積もった火山灰が
長い年月を経て固まった物です。
原因はわかっていないそうですがこの地球規模の地殻変動は天変地異級の変動
だったことは間違いないと・・・
参考にさせて頂いた旅行会社のネットに書かれていました。
地球・大地(ジオGeo)と公園(パークPark)を組み合わせたジオパーク。
大地の公園
正にその名の通りのここ下北ジオパークは
平成28年9月9日に 日本ジオパークに認定されました。
こんなにも凄い所なのにまだ最近の事なのですね。
お世話になった船の方々にお礼を言いせめてもと小さな売店で
地元のお母さんたちが作ったというお土産を買いました。
もっと沢山買いたかったのですが今回は手荷物を増やしたくなかったので
ひじきなど軽い物を少しだけです。
レンタカーに乗り換えて大間を目指します。
港から上がって行くと暫くして仏ヶ浦展望台の看板がありました。
木に覆われて少し残念ですが隙間から先程の
海岸線と仏ヶ浦の全体が眺められました。
佐井港からの次の海上遊覧船が海上からの眺めを楽しみ
船着き場に向かう所です。
ネット情報でも船のお姉さんもお勧めの「ウニ丼」のお店を通ります。
お客さんが誰もいなくてお店の方が暇そうだったので寄りたかったのですが・・・
(行列が出来て売切れ次第お終いと書かれていました)
夫はウニよりマグロ・・・
本当に美味しいウニを食べた事がないので美味しさを知らない私たち。
「丼から溢れるウニ」と書かれていましたがそんなに食べたら
気持ち悪くなりそうなので後ろ髪をひかれつつ通り過ぎました。
大間を目指します。
マグロのシーズンではありませんが・・・