歩けるうちにもう一度是非行きたかった白馬の「八方池」。
日本で最も美しい場所36選に選出されているという。
以前行った時、余りの美しさに別世界に居るような感覚を味わい
後ろ髪を引かれる思いで下山してきた場所です。
お店の夏季休業を利用して思いきって出かけてみました。
日頃足腰を鍛錬していないので若干の不安を抱えつつ・・・
午後の山の天気を心配し早目の行動です。
家を5時に出発しました。
ゴンドラやリフトは7時半から運行しているようです。
身支度をして8時半のゴンドラに乗り山を目指します。
リフトに乗換
リフトの足元は夏の高山植物が花盛り
乗り換えたリフトを降りた後は八方池まで約90分の歩きになります。
ここまではどんな軽装でも大丈夫。
ここから先はちょっと靴がしっかりしていないと心配ですが・・・
「大丈夫?」と心配になる方が必ずいますね。
この日、ロングスカートの若い女性を見かけてちょっと
殆どの人は木道コースで「八方池」まで、本格的登山の人は唐松岳に向かいます。
実はこの日残念ながらお天気がイマイチ。
雨は降りませんでしたが雲に覆われ眺望が望めません。
時折雲が流れ晴れ間が覗く微妙な天気です。
前回は素晴らしい天気で絶景を見ながら疲れ知らずの楽しい山登りでしたが
あれから10年体力も衰えただひたすら足元をみながらの上りです。
木道が3歩で1段上がるので段々と足が上がらなくなります。
ステッキを出してからはカメラを仕舞いました。
休憩の時にやっと・・・
第2ケルン(2005m)
ちょっと晴れ、雲の切れ間から杓子岳と白馬槍が顔を覗かせました。
一斉に立ち止まりカメラを向けます。
ここの手前で木道は終わっています。
先はかなりのガレ場、ステッキを頼りにまた足元だけを見ながら登ります。
八方ケルンに到着。
もっと山が見えてきました。いい感じ・・・
さあ! もう一息頑張ろう~!
来た道を振り返ります。
くもの切れ間から雪渓も見えています。
見えました~~
八方池です。
あぁ~~ 雲が降りてきてしまいました~
第3ケルン(2080m)に腰を下ろし疲れて皆さん休憩モード。
後から写真を見たらナント私たちと同年代のご夫婦の多い事・・・
上から霧の八方池を
暫くするとまた晴れて・・・ うっとり・・・
雲の様子が数分おきに変わるお天気でした。
池に下りてみます。
唐松岳に行かれる方はこちら
この幻想的な宇宙空間のような景色に見入ってしまいます。
それにしても夏山は人でいっぱいでした。
コロコロ変わる山のお天気。
霧の中でお弁当を食べたりしながら休憩し山が見えるのを待ちます。
雲の合間から少しだけ顔を覗かせた白馬三山。
一斉にそちらを見る人々。
ここで1時間くらいゆっくり休み
もう余り期待できないので雨が降る前に下りる事にしました。
お隣に居た方はもう30分、
「12時まで頑張って様子を見てから下ります」って・・・
山頂は曇っていましたが麓は晴れています。
下りる時の景色は前回と同じ、素晴らしい眺望となりました。
下りは膝に来るのでゆっくり慎重に下りたいのですが、
私たちより10歳くらい年上の方たちのグループもかなりいて
「お先にどうぞ~」と譲って頂くのがかなりプレッシャー
最後のガレ場を慎重に下りていたらバランスを崩しよろけてしまいました。
最近外反母趾が進み足の親指に力が入らないので殆ど踏ん張れません。
そこで手を差し伸べて下さったのは・・・
先に行ってしまった夫ではなく、この写真に写っていた
外国人のサングラスの女性でした。
「thank you~~ ありがとう~」
足腰鍛えてもう一度行ってみたい・・・
やっぱり山はいいですね~~
因みに前回は2013年10月の初冠雪の直ぐ後でした。