老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

シニア 淋しいな~。

2015-12-15 17:44:50 | 俳句


毛糸帽子を編んだ。
昨年、三越で買った毛糸の帽子をどこへ仕舞い忘れたのか、探しても見つからない。

何時も買物に行く、食料品店の隣が手芸店。
用事がなくても、この手芸店は覗く。
頭が、さみしく寒かったものだから、帽子のキットを売るコーナーにゆく。
編み方をコピーしてもらい、買ったのがこの色。黄色系統。
もし去年の帽子がどこからか、出てくると、それは紺色だから違った色あいのが良いと、考えて黄系にした。

テレビを観ながら、猫と遊びながらだから、五日くらいかかった。


毛糸の材料と編み道具を入れた箱から綴じ針を出すとき、残り毛糸があるのを見つける。
ついでだからと、手当な糸でもう一つ帽子を編みにかかる。
目数を同じに。見当で編む。大雑把の仕事。
これは二日で仕上がった。
どちらかと言えば、残り毛糸で編んだほうが気にいった。
頭にぴったり。色目が顔にうつっている。


そんな、こんなしていると、去年編んだ帽子がみつかった。
これは、シーズンの終わり、セールをやっていた、帽子キットを買って編んだもの。
年齢相応の色め。

必要なくても、編みたいと思うと編む。いらぬエネルギーを費やすことになるのに。
黄色の帽子は、寒くなって、被ろうと思ったとき、去年買った帽子が見つからなかったので、とりあえず作った帽子。
毎日、三つの帽子を替りばんこに被るつもりか。三越で買ったのが、出てくれば、四つになる。
寝るときも帽子を被らなくては  (-""-)"



帽子くらいの衝動買だけれど、少し考えを改めなくては。終活をやらなくては、いけなくなっているときに。

孫でもいれば、きっと、孫が辟易するくらいだろうな、あれこれ身の回りの物を作られて。
時代遅れの、流行はづれの物を押し付けられて。
想像すると、楽しく、哀しい。

淋しい シニア だな~。何かに追いかけられてじっとしていることが出来ないのである。
貧乏暇なし。
これって、世のシニアに共通しているのかも (*_*;
私だけか。。。
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息子はお見通し

2015-12-14 21:46:45 | 俳句


「君は母さんから電話してゆかなっかたら、そちらから電話はしてこないの」
「だって、母さん元気そうだし。毎日、ブログで確かめてるよ」
「そう」
「仕事が忙しいから、ついつい電話はおろそかになって」
「そうなんだ」
「母さん、誰が読んでるかわからないから、なんでも書いたら駄目だよ」
「うん」

そんな会話をつい最近交わした。

昨日は、私のブログがいつもに増して読まれている。あれ変だ。
中途半端な(俳句)を載せることに躊躇したところ。
シニアの毎日に軸を移そうとした矢先のことである。
書かずにはいられない。今のところブログを止めるつもりはない。

コメントが、書かれていた。
そのコメントに反応した人がいたらしいと思う。どうしてこう反応が早いのだろう?
全く素人の私には想像ができなかった。

息子が言ったように、何でも思ったことは書いたら駄目というのは、このことか。

ブログはお金のかからないひとつの楽しみ方を担ってくれている。
しかし利用の方法如何では、凶器にもなる。
この度は勉強になった。

ちなみに今日は、まずいヘタッピーな俳句ができるは、できるは!
牡蠣小屋に吟行に行く。
いやなことがあっても、俳句っていいな~。

「朝来たほうが面白いよ」と牡蠣小屋のご主人が言ってくれた。







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昔のこと    今どうしてるDちゃん

2015-12-14 00:37:38 | 俳句


「道の駅土成」の入り口に、おみくじが結ばれている。
どうして、こんな場所におみくじが?と不思議だった。
横を見ると、おみくじを売る、機械が設置されている。
可愛い二羽の兎がおみくじの後ろにおり、おみくじを選んでどうにかするのかしら?
おみくじ機の仔細はみなかった。

道の駅に隣接して、温泉施設があった。
今は廃業している。
息子が、小学生だった頃、春休みの子供会の行事で、この温泉施設に遊びに来た。
たまたま、私が子供会の役員だったのか、そのあたりは記憶が定かではないのだが。
皆を、引率するかたちで子供達について行った。

その中の、ご近所の坊ちゃん。
牧師をしていた、お父様が若くして、お亡くなりになった。
そこの家庭事情は、よく知らないのだけれど、お姉ちゃんと、弟、二人の子供を残して、お母さんは、実家に帰ったらしい。

坊やは、一年生になったばかり。
お爺様が、公務員でそれなりの地位の方だったみたいだった。
お付き合いがなかったから、わからないのだが、御婆様は見るからに難しそうな顔をして、孫たちの面倒をみていた。
子供達に小言を言っているのが、時に聞こえた。
はたから見ていると、お姉ちゃんは素直にお婆さんの言うことに従い、素直であれば余計に、可哀そうに見えた。
経済的には不自由では、ないだろうが、子供を残して実家に帰った、お母さんは?母性本能があったなら、どんなに悲しく苦しかっただろうかなどと、思ったものだった。

温泉センターで、子供達が、おみくじ機のような、機械のゲームで、持ってきた、お小遣いで遊び始めた。
お小遣いの額は決められていた。
坊やは、足らなくなったのか、私に、「おばさんお金ちょうだい」と言ってきた。
「もう無くなったの、でも駄目」と私は言って、お金をあげなかった。
寂しそうに、離れて行った。
後から思い出して、私のことをふっと母と思ったのかもしれない。どうして、お婆さんに隠してでも、お金をあげなかったのか、いつもの生活から、解放され、もう一回ゲームをしたかったのかもしれないのに。
この道の駅にくるたび、必ずこの日のことを思い出すのである。

立派に成長して、父になっているかも。



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ふるさと捨てた

2015-12-13 10:50:25 | 俳句


何かを捨てた。
故郷を捨てた。

「家の前、通ろうか」
「うん」

「降りるか」
「ううん」

夫がゆっくりと走る。
「傷んでる」
「あれ、あの木いつの間に」

お墓参りの道すがら、夫の実家の前を走る。
今、世間の問題になっている、空家。夫の生まれ育った家もぺんぺん草が生えている。

駅に近く、学校に近く、公共施設に近く、今住んでいる家よりずっとずっと、便利な場所に建っている。

夫が転勤で、故郷を離れている間、場所柄、薬局に貸し店舗として貸していた。
ベット数300床の病院の前に位置していた。
その病院が、地震対策のため、古い病院から、郊外の広い土地に新しい病院を建てて移転した。
もう三,四年も前か。

後をどうするか、考えた。
私も子供も住まない。
リホームをして人さまに貸すにしては、リホームの代金が、戻ってくるには、何年もかかる。

夫が育った家。私が嫁いできた家。息子が育った家。
家族の皆の想い出がいっぱい詰まった家。

街から空き家対策として壊して下さいなんてことは無い。まだまだしっかりした家であるけれど、そのままにしていると傷みが激しくなるばかりだろう。
「売る」と決めた。
私も淋しい。夫の気持ちをおしはかると、もっと寂しいことに、昨日遅まきながらに気がついた。
夫の友達からは、いつ故郷に戻って来るのかなどと電話がかかってきたりもする。
なんと、アッパッパな私であろうか。

「売り家」のビラがペラペラと風にあおられている。
ゴーストタウン、シャター通り、どの言葉も大きな産業であった、病院が無くなったことであてはまる。街は郊外型になり、どの商店も閑古鳥が鳴いている。

売れても、売れなくても、どちらでもよいから、世間の相場よりぐんと高い値を付けて、不動産屋に出している。
迷惑な客だろう。

商店街はさびれているものの、中堅都市として、街は発展している。

全国に私達と同じような憂いを抱えた人が沢山いるのだろうな。
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御所おんせん

2015-12-12 18:07:54 | 俳句


徳島へお墓参りに。
香川から、徳島へ行くには、色んなルートがある。
我が故郷へ一番近い道は、阿讃山脈(オオバー)を越えて、香川から徳島県の吉野川市に。
途中、山の中に御所温泉がある。
御所という名のとおり、かって承久の乱で土佐に配流された土御門上皇が阿波に遷座され、行在所した場所と伝られ、遺跡が残っている。

奧宮川内谷の渓谷沿いに郷土料理「たらいうどん」の店が並んでいる。

      ☆    御所跡の岩磨かれて花楓    川口恒星



国道318号線は今雑木紅葉が真っ盛りである。
夏は合歓の花が咲いていて、この山中の道はいつも、空気がおいしい。

道の駅土成は吉野川支流の、宮川内谷川に沿って建っている。
ここに、この土地の名物「たらいうどん」のおおきな盥を展示している。
イベントで一回使用されただけだそうである。
直径8メートル弱、深さ70センチちかくはあるだろうか?
イベントに参加して、たらいうどんを食している人達の写真を飾っている。

「たらいうどん」は盥に湯をため、それにゆでたてのうどんが入っている。こしが硬い少し太めのうどんを、じんぞくと言う小魚で取った、だし汁でいただく。
さぬきうどんのセルフサービスとは又違った楽しみ方のうどんである。

渓谷に沿った川床席へ、国道から降りて行く。隠れ家のような、店がある。
京都のような川床とは比べようもないが、鳥の声、川のせせらぎの音。今なら紅葉に染まった周囲の山々。普通の道沿いには無い店がまえであるから、味わいも一段と良い。



          川床に盥の湯だめうどんかな   葉

          やつとこさ沢蟹床几登りきる   葉

          川床や流離の帝祀る郷    葉



      ☆    はらわたを青葉に染めてうどん食ぶ    佐滝宏和

      ☆    うどん煮る石のかまどに朴の薪    沢木欣一

 著名な俳人たちも、ここで作句をしている。
夏は青葉とせせらぎ。冬は温泉と、楽しい場所である。


道の駅でしばし休憩して出発。もうすぐ、故郷の街がある。

      紅葉濃しゆかし名前の御所神社

      冬紅葉谷風に鳴るガラス窓

      もう阿波は春待月の薺咲く

      螺旋階段一段ごとに蘭の鉢

      皮手袋左右に傾ぐオートバイ           

              

      



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