ラジオからから、美しい音楽が流れてきた。
ハープの美しい調べ。
思わず目を閉じた。
まなうらに、東山魁夷の絵が浮かんでくる。
「静映」 「緑響く」 「白馬の森」 あの北欧の湖を書いた絵だ。
目を閉じたまま、聴いた。
魁夷の絵が頭の中を漂っている。
音楽に陶酔したのは初めてかもしれない。
ビートルズの(ノルウェイの森)のハープカバー楽曲とわかった。
🍒ビートルズの(イエスタディー)は100年後も残っている名曲だと信じている。
最も好きな曲でもある。
北海道の湖は何回かおとずれた。
北海道の湖も美しい。
しかし、ノルウエーと、比較するには無理がある。
(ノルウェイの森)の曲に、一度ノルウエーに行ってみたいと思わす、魅了さす、力があったなんて驚きと、私に音楽に対する感性が残っていた嬉しさ。
🍒村上春樹は何冊か読んだけれど、読みこなせていない。
私の散歩コースにある池。
ため池の県だから、50メートルも歩けば、大小のため池がある。
それらの池の中でこの写真の池が、一番好きだ。
いつも静寂につつまれている。
他の池は、池堤に囲まれていて、単に見ただけでも農業用ですと、主張していて味気がない。
この池は木々に囲まれている。倒木が風情を醸し出している。
風が吹けば、さざなみが立ち、お日さまを反射した池の面がキラキラと光る。
野焼きの煙が流れてくると、幻想さえかんじる。野焼きの煙と承知していても。
カメラがぼろっちいから、鳥を綺麗に撮ることはできなかった。
鵙か鵯の大きさだ。枝渡りをしていた。
池の向うのほうには、水鳥が4~5羽いたが、写真には遠くすぎて写らなかった。
ノルウエーの森とは大違いだけれど、魁夷の絵と湖の連想から、今日はこの池の周りを散歩した。