Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

iPS 山中教授「5つの提言」との真摯な向き合いを!

2020-04-03 20:58:57 | 国際・政治

引き続いての国難的課題、中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎感染爆発オーバー・シュートの懸念が 我国でも現実味を帯びて来た様だ。小池東京都知事らからは「既に感染爆発前夜」である状況が表され、日割りの感染者増加ペースは大きく加速しつつある由。

この様な状況下で先日、人口万能細胞 iPSの研究開発で知られるノーベル賞受賞歴ある山中伸也・京都大 iPS細胞研究所教授が 流行拡大の続く前述感染症対策に関する 5項目に亘る強い提言を表された。以下、某ネット記事を参照して我々の今後の心構えにも通じる提言を見て参りたい。

①「ウィルスが、日本にだけ優しくしてくれる理由を見つけることができない」→感染者増加を抑えるため、東京や大阪、そして当地名古屋などの大都市で「今すぐ強力な対策を開始する」ことが必要とする。

②「感染者の症状に応じた受け入れ態勢の整備」→これで無症状や軽症の感染者は、ホテル借り切りや企業の研修施設などを活用すべきとする。具体的には、大韓民国などで一定の実績がある一定以上の重症者→優先的に入院。軽症者など→前述の専用施設に分別して収容すべきとする。勿論後者も、必要な間隔で診察検査を行う。

③「徹底的な検査」医療関係者や病床不足などの医療崩壊を恐れる余り、かねて指摘される PCR検査が限定的であることを問題視。②の「症状に応じた受け入れ態勢の整備」を前提に検査強化が必要とする。

④感染防止対策が長期戦になるとして「国民の協力要請」と、(各産業の)休業や雇用などの「適切な補償」が必要とする。

⑤予防ワクチンと治療薬の開発への集中投資が必要とする。

これらの内の一部は、政府・自治体レベルで既に動きが出始めている事は、一定評価するものだ。休業や雇用向けの現金給付なども具体化し始めているのは事実。しかしながら感染ペースは全国レベルで明らかに加速しており、対応を誤ったり遅れたりすれば、最も恐れるべき感染爆発や医療崩壊に繋がりかねない。「善は急げ」の言葉もある。山中教授のご提言は、政府や自治体だけの問題に留まらず 全国民市民レベルで取り組むべき課題だろう。

⑤の予防ワクチンについては「一」からの開発を要するため、実用化が来年になりそうなのはやむを得ないかもだが、治療薬はそうは行かず 一刻を争うレベルだろう。新薬の開発を待つ事なく、既存の薬の応用で速やかな対応を望みたいものだ。その有力候補が「アビガン」で、既に中国大陸にて此度の感染症に相当の効果があった旨の研究報告が上がっており、開発した薬品メーカーを擁する我国でも 早めの承認を図る意味もあってか、治療データの共有を求める事を条件に 約 30カ国に一定量を無償提供する方針の様だ。厚労省の新薬や効能についての承認は 他国に比し遅い事で知られるが、とに角今年中頃にも使用できる様 承認を急いで頂きたいものだ。

今回の最後に、我々国民市民でできる予防策に触れておきたい。今朝の某 TV報道によれば、米合衆国の医療関係者の談話として「まず、外出の度、手洗いを丁寧に行う事。その上で、みだりに顔に手を触れない事。ウィルスは目の粘膜からも感染するからだ」とする。その上で、良く言われる「三つの密」換気の不良な「密閉(された空間)」、大勢が集まる「密集」、人どうしが直ぐ傍で大声で会話する様な「密接」・・この三つの条件が重なる場所を努めて避ける事で、新型コロナ肺炎感染リスクは、少なくとも数分の一以下にできる様だ。

この様な「できる心がけ」を確実に行い、山中教授のご提言を尊重してこの難局を乗り切る覚悟を新たにできればと思う。安倍政権も野党勢力も、心あるなら前述のご提言を尊重して対応に当たるべきだろう。今回画像は、先日 愛知・岐阜県境に近い可児市内の JR太多(たいた)線内の検査に臨む試験列車「ドクター東海」の様子を。この時季限定、沿線の桜花とのコラボです。以下に、関連記事をリンク致します。 https://www.awaji-doctor.com/2020/04/03/%e5%b1%b1%e4%b8%ad%e4%bc%b8%e5%bc%a5%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b9%e6%83%85%e5%a0%b1%e7%99%ba%e4%bf%a1/

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