Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

声高で傲岸な「慢心」

2020-04-09 21:27:26 | 国際・政治

当地の大村愛知県知事が、新型肺炎対策へ向け ようやく本腰を入れる様だ。明 4/9にも、政府緊急事態宣言に準じた愛知県独自の「宣言」を発出、併せて政府の宣言対象にも加わる方向だ。政府の意向として 県独自の「宣言」の実効性もみた上での決定となる由だが、こちらも来週の早い段階で決まる可能性が高い。

当地警察関連での集団感染クラスター発生という不名誉な事態を抱え、それ以外にも全国で五指に入る大感染域。首都圏、関西圏に次ぐ巨大経済圏を抱え、その沈下を少しでも抑えるべく 緊急事態宣言に踏み切る難しさは分かるが、県民市民の命と健康には代えられないだろう。遅れはしたが、大村県知事のここへ来ての決断を一定は評価し、その上で決して退く事のない 強い決意で難局に臨んで頂きたい。強い誠実な姿勢が見えれば、我々県民市民はそれに応える事だろう。

首都圏初め、各大都市圏では無用な外出自粛への動きが一段と強まっているが、その様な折 分かっているだけで東京都内と京都府下にて、今回の緊急事態宣言の法的根拠たるインフルエンザ等特措法反対の集会が持たれた様だ。場所が屋外だった点を除けば、大人数が集まる「密集」と、他人の至近で 大声での会話や主張などをする「密接」の二点に抵触、加えて周囲に症状を広めない為のマスクを着用しない向きも何人か認められた。この期に及んで、何とも切迫した状況を理解しないというよりは意図的に無視した不良な行動に呆れ果てている次第。

この動きにつき 某民放 TV局が取材を行った所では、この集会への一般参加者の動機は「感染症に伴う自粛要請に伴う、十分な補償を求める為」というのが主だった様だ。確かに政府レベルの各所への自粛要請は 休業補償などの動きが後手に回っている所が大きくあり、これは一定以上の改善と補強が強く求められる状況であるのは分かる。しかしながら、こうした集会は感染症下では自重されるべきであり、言論や集会の自由を尊ぶなら、インター・ネットや SNSの機能を活かしたヴァーチャルな場で行われるべきだろう。

感染リスクを無視した様な 古色蒼然としたスタイルに拘泥したのは、集会を主導したと思われる 所謂人権派弁護士を中心とする一味だろう。この連中は、昭和後期の大阪万博直前頃に学生運動に嵌っていた世代であり、日本国憲法との向き合いも「カルト的護憲原理思考」である。つまり「日本国憲法には指一本触れさせぬ。改正の議論さえ認めぬ」との、まるで動脈硬化を起こした様な思考を変えようとしない勢力だ。その連中が「此度の自粛要請に伴う、もっと充実した補償を求めよう」と参加者を煽り、インフル特措法反対集会に繋げたという事ではないか。

この集会、多くの参加者達は、安倍政権下で行われた改正インフル特措法への反対運動の体裁だが、主導した左傾弁護士勢力の意図は、民主党政権下で原形が作られた 特措法そのものの抹殺だろうとみる。曰く「インフル特措法は、市民の自由を抹殺する」などと不安を煽って反対運動の拡大を図っていると感じるのは拙者だけではないだろう。眼前の感染への不安を、自勢力の政治運動に利用せんとする意図は、どう譲っても芳しいとは言えまいて。

インフル特措法反対勢力の思考は、そのまま社民や日共、立憲民主の一部などの特定野党の思考とも重なる。つまり自勢力にとっての正義を通す為には 国民市民の命と健康などどうでも良く、だから平然と蔑ろにできるのだろう。一体「衆寡を敵にせず」との謙虚な一言を分かっているのか、甚だ疑問の持たれる所。と同時に、改正の前後を問わぬインフル特措法反対勢力は、猛威を振るう中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎に対しても「自身だけは、自勢力だけは大丈夫」との居丈高な慢心に思えてならないのである。

考えてもみられたい。こうした連中が仮に前述感染症に陥ったらどう反応するだろうか。どうせ恐らくは「自分や仲間が罹ったら、それは国のせい。安倍政権のせい」などと自らの不注意を転嫁して来る事だろう。これが事実になっても、決して同調してはなるまいて。医療関係各位より「感染に繋がり危険!」の指摘が明かな以上、仮にそうなっても自己責任で対応すべきだろう。

成人の責任の基本すら弁える事のないこうした連中の不良な主張に、我々国民市民は決して与してはならない。眼前の感染症脅威と本気で向き合える様にする為に、こうした勢力の言動とはくれぐれも距離を置く事を訴えたい。今回画像は、先年捉えた当地名古屋の金山副都心の桜並木を横目で睨む JRの試験列車「ドクター東海」の様子を。以下に、今回も志村けんさんの遺された動画をリンク致します。(だいじょうぶだぁ定食屋、吉 幾三さんとの共演) https://www.youtube.com/watch?v=K9G_wFIvhp4

コメント (2)
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