Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

教訓としての カントリー・リスクの認識を!

2020-04-11 20:02:42 | 国際・政治

「jnkt、来ない方が良い・・」今月初、複数の悪友達から この言葉を聞く事になろうとは思わなかった。幼少時、或いは学生時分から交流のある知友は 勿論拙者にも何人かいるが、今回の一人は岐阜県下、もう一人は当地愛知県東部の三河地区在住だ。聞けば今月初、彼らの住む近辺より前後して中国大陸発、新型コロナ肺炎感染者が見つかった由。

インフルエンザの 10倍ともいわれる感染力の強さもあって、久々に予定していたそれぞれの会見をやむなく延期した次第。まだまだ国内での感染拡大傾向が続く折、又政府によるに続く 当地愛知県独自の緊急事態宣言表明もあって、具体的時期の打ち合わせはまだ先になりそうだが、明かに鎮静化の傾向が認められる様になってからと理解している。安倍総理大臣や小池東京都知事らの表明を聞く限りでは、どうも今月下旬から来月初にかけての 平時なら「大型連休」とされる 1W余りが山場となりそうだ。この間の心がけ次第で、来月は感染抑制に持ち込める可能性もあり、今は色んな戸外活動を抑えて 経済復興をも可能にする次の時期へと繋げる自覚をすべき時かも知れない。

又も前置きが長くなった。本題です。本当はまだまだ感染拡大局面につき、鎮静化後の事共に触れるのは少し不謹慎かも知れないのだが、敢えて記す次第。それは、今年に入り長期化しているマスク類やアルコール消毒用剤の極度の品薄に見られる様に、こうした国民市民の命と健康に関わる用品を これまで中国大陸からの輸入に頼り過ぎていたのではないかという所だ。平時は良いが、此度の世界的感染症流行の様に 明らかな有事には当事国の姿勢や方針が一変し、こうした用品の厳しい輸出規制を行ったりする所だ。こうした措置が我国の大きな不利益となる事を「カントリー・リスク」と呼び、特に相手国が中国大陸だけに「チャイナ・リスク」という呼称が使われる事もある。

形こそ少し違うが、これまでも「チャイナ・リスク」は度々指摘されてきたと聞いている。平時だったこれまでは、中国大陸工場製の品質面の問題が主だったが、此度の感染症が広まってからは、工場操業不能とかの物理面もさる事ながら、仮に再開したとしても 我国を含む輸出相手国に正当な送付がなされない場合があるなど、信頼性が疑われるケースが多く見られる様なのだ。工場が再開しても、我国各方面発注のマスク多数が発送されず、あろう事か欧米など 高価で売れる諸国宛て横流しされたらしい話も聞いた。事実なら正に「チャイナ・リスク」と呼んで差支えなく、以前から意識されるべきだったのではないか。

安倍政権より、総額 100兆円超の「新型コロナ・ウィルス感染症緊急経済対策」が既出であるのはご存じだろう。対個人現金給付、対企業や個人事業各位向けの休場補償が少しでも多く必要な所は理解する。その上で、各産業にとって重要な事共たる「供給連鎖」とも呼ばれる製造業などで、商品製造から販売までの全工程を一つの連続したシステムとして捉える、所謂サプライ・チェーンの見直し向けに 2000億円余が準備された所を、拙者は一応の評価をするものだ。

戦争と平和の歴史を振り返り 語る時、所謂平和主義勢力の口癖の一つに「二度とあの様な事を繰り返すな」があるはご存じだろう。そうであれば対中サプライ・チェーンのあり様にも同じ事が言えるのではないか。前述の手当てはその為の一つで、少なくとも我国民の命と健康に関わる品目については 価格上昇を覚悟してでも国内生産への回帰を促す措置を行うべきだろう。この手当ては、その為の云わば「手始め」という事だろう。

少しその内容に触れると、中国大陸を含む特定国の生産設備を国内に戻す場合、中小企業向けはその費用の概ね 2/3を、大企業には同 1/2を補助するもの。又 我国に供給する部材の生産拠点をアジアなどで中国大陸以外に多元化、複線化する場合も 中小企業約 2/3、大企業同 1/2が補助されるという。

勿論、中国大陸側からは ストーカーまがいの妨害や付き纏い行為の可能性もある。又 我国内にもよく指摘される、例えば総理経験者や与党幹部など 政界有力者の媚中勢力もあり、生産活動の国内回帰妨害の挙に出る線も皆無とは言えないかも知れない。しかし事は、国民市民の命と健康に関わるのだ。こうした不穏な動きと対峙してでも、最低でもこの関係の品目だけは、国内生産への回帰を進めて頂きたい。

マスクを初めとする医療関係用品は世界的需要が高まっており、これまでの様な安価では入手できない可能性もある。そうであれば、輸入にこだわらず国内生産に切り替えた方が供給の安全は確保できるし、何よりも国内雇用にも貢献できるではないか。今回画像も先年ので恐縮。毎春恒例だった、新潟・福島県境に広がる桜名所の様子を。背後を行くのは JR磐越西線の蒸機列車。今春は予定も、前述感染症流行のあおりで当面の運休が決まり、断念のやむなきとなりました。以下に 関連記事と、志村けんさんが残された動画をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3795.html  (志村けんさん動画「飯はまだか・・」) https://www.youtube.com/watch?v=URqtfJrdDIY

コメント (2)
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