Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新型肺炎問題関連 公共事業の見直しも必要だ

2020-04-30 20:40:00 | 国際・政治

2020=令和 2年 4月も、最終日となった。流行中の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス感染症の脅威もあって、今年程憂鬱な気分で春を迎えたのは記憶がない。混雑を避ける必要もあって、恒例の花見も 概ね晴天に恵まれたにも関わらず、近場の花を遠巻きに観るというのが多かった様に思う。流行はまだ感染拡大が暫く続く様で、政府緊急事態宣言も 当初予定の 5/6終了とは行かず、更に一カ月程度の延長が不可避となった様だ。

感染症伝播回避の為の 基本在宅要請や必要最低限の外出時に対人間隔ソシャル・ディスタンスを取る。密室、密集、密接の「三密」を避けて行動するなど、我々の生活面をも脅かす新型ウィルスへの備えは、やはり気が抜けないのも事実だ。更に多くの事業での休業要請など 対策の長期化は、停まった経済への負荷増大ともなっている。更に感染者、要入院の重症者増は 医療関係各位に深刻な負担を及ぼしているのはご存知の通りである。

その様な中、国民生活や各種事業を手当てすべく、補正予算案の国会両院通過は まずは朗報といえるだろう。あくまで第一次補正であり、教育や児童福祉面を考えれば決して十分とはいえないかもだが、とに角スピード感を以て一定の資金だけでも必要な各位に届けられる事を望みたい。緊急事態宣言が長期化する事となれば、果断に第二次補正予算措置などを講じて頂きたいものだ。

今回も、新型肺炎問題の復習みたくなって恐縮だが、これまでの流行の経緯をざっと眺め、それから我国の公共事業との兼ね合いを少し見て参りたいと思う。まず、今 流行中の感染症は、国立感染症研の発表では中国大陸・武漢(う・はん)発の第一波が一応は抑え込まれたとかで、これは今春先 横浜港入りの大型客船感染者の方も同様の由。今、流行っているのは先月頃来の 欧米からの第二派と説明されている。事実として把握するも、やはり大元の原因は中国大陸発であり、中共・習政権には 最低でも当初隠蔽されたといわれる発生当初状況について説明責任を負わなければ嘘だろう。

それを踏まえた上での、我国の状況も少し見ておきたい。まず、何といっても多くの各位が疑問視されたのが、ウィルス検査 PCRのあり方だろう。厚労省から概ね高熱 37.5℃超が連続 4日以上、風邪やインフルに似た症状が続く場合などに、かかりつけ医や接触者帰国者相談センターに電話連絡の上、保健所経由で専門医の診察を仰ぎ 必要時に検査との流れだったのだが、これは平時の対応で、今回の様な有事には とても多くの要検査者を捌く事はできなかった様だ。だから今春先には、怪しい症状が出るも検査を受けられなかった各位が続出したのだろう。

この困った状況には、厚労相から持って回った様な説明がされたのは聞き飽きた感があるが、検査用材不足もさる事ながら、結局は検査技師を初めとする専門人員マンパワーの過少にあった様だ。これを初め 感染症対策は平時に照準を合わせていた為、有事には 全て保健所を通す現状の態勢では脆弱だったという事だろう。

国際化、グローバル化が進む以上、此度の様な手強い感染症流行はこれからもあり得るだろう。我国は、例えば大韓民国が 2015=平成 27年頃見舞われた 中東呼吸器症候群 MERSの深甚な洗礼を受けていないが、現状を教訓に 台湾や韓国を含む諸外国の好例に学び、懸念される医療崩壊を招かない為にも 検査や症状に応じた感染者受け入れの態勢を確立し、近い将来必ず来るだろう次の感染症に確と対応できる様 防疫面を整えなければならない。諸外国に比べ遅れがちとされる 治療薬の開発や承認のあり方も再考されるべきだろう。

こうした態勢を整えるには 当然費用を要するは理解している。そこで、国土強靭化などに充てる公共予算を組み替えてでも、此度の様な感染症流行に備えた防疫向けの予算を確保する様願いたい。過日も申したが「防疫も防災の内」という見方が、これからは必要になると強く思うのだ。

国民の命と健康に関わる マスクや消毒用剤を初めとする医療資材の国内産へのシフトも必要だ。品質面もさる事ながら、前述資材の供給を余りにも中国大陸に頼り過ぎていた為に、一度世界的な感染症が流行ると 途端に我国への供給が止まる事態を嫌という程見せつけられたはずだ。中国大陸だけではない これが「カントリー・リスク」というものだろう。防衛関連など 機密性の高い装備資材を頼ってはならないのは常識だが、医療資材も同じ考え方で取り扱うべきである。どうしても国内だけで賄えないと言うなら、中国大陸以外の諸国にも取引を拡げ、調達を複数化して危険分散を図るべきだろう。

この所 急に話題となった学校新学期の 9月開始論については稿を改めたいが、一つ気になるのが 休校の続く学校多数の授業を補佐する「オンライン授業」普及が過少な事だ。我国はまだ全体の約 5%しか普及しておらず、先進国中最低レベルだと聞く。放置すれば確実に教育の質を落とし、対外競争面も非力化しかねない。若い世代に一定水準以上の教育を施すのは国家の使命だ。こうした事共も、公共事業としての捉え方をして頂きたいものだ。

与野党間で議論や調整が進む 更なる生活や事業の補償も今後の状況に応じて進められるべきと思うが、ここは今後の感染状況をみての上にもなる事だろう。まだこう申しては不謹慎かもだが、感染拡大が止まった辺りでの 経済活動の段階的再開という議論も、来月途中から始められれば良いと思う。

我々個人レベルでも、無用の外出自粛が続くのは確かに辛いものがあるも、少しでも早く「日常に近い状況」を取り戻す為には大事な踏ん張り所かも知れない。月明けの 5/2~6の 5日間が勝負という事になろうか。この期間の過ごし方で、以後の状況が大きく変わるかも知れぬ事を意識して、この期間を過ごしたく思う。今回画像は、定点ともいえる 当地名古屋の副都心・金山公園傍の桜を遠景で。通る線路は 勿論 JR中央線。以下に、志村けんさんが遺された動画をリンク。今回でひとまずの区切りと致します。「世紀末 SP~加藤 茶さん、北野 武さんとの共演」https://www.youtube.com/watch?v=KR8gJ_veCjc

コメント (2)
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