Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

顕在化する医療危機などについて、少し考えた

2020-04-21 20:32:30 | 社会・経済

流行中の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の感染拡大はまだ収まる気配がない様だ。当地愛知の感染者数も分かっているだけで 400人超、犠牲者も 30人に迫ろうとしている。当然この数字は病院を初め医療関係各位に多大な負担を及ぼし、我々の想像を超える激務を強いると共に、不運にも院内感染を生じてしまった医療機関も複数に上る。国レベルは勿論、都道府県レベルにても 間近に見えて来た医療崩壊危機とこれまでにも増して真摯に向き合い、感染各位の症状の軽重に応じた入院もしくは専用療養場所での、感染拡大を抑える為に必要な隔離をも含めた分別収容を進めて頂きたいものだ。

何故院内感染が後を絶たないのか。今回は、拙い想像かもだが拙者なりに考えた所を記してみたく思う。まず医療機関にかかる時の初動について。基本的には 前述感染症が疑われる時は、各自でかかりつけ医が居られる時は「直に受診せず」電話で相談、かかりつけ医がない場合は各都道府県の帰国者・接触者相談センターにこれも電話相談、いずれも保健所に連絡して頂いた上で、紹介された感染症指定医療機関を受診するのが流れである。この場合、電車・バスなどの公共交通機関が利用できない場合もあるので、その辺りも要相談だろう。

しかしながら、この感染症対応の流れが広く国民市民に周知されておらず、初めから重症の場合とかはやむなしとしても 軽症の場合でも前述手順を実行する事なく 救急車を呼んでしまうケースも少なくないらしい。こうなると医療機関側でも感染症か否かの判断が難しく、本来なら一般受診者と区別しなければならない医療機関側の受け入れ不徹底を招き、結果 院内感染に繋がってしまうケースもあるのではないかと思う所。当然 搬送を担う救急担当の各位も、感染リスクに晒される事となってしまう訳だ。

今からでも遅くないから、感染症が疑われる場合の連絡→受診手順を全国民市民向けに改めて周知を図る努力をすべきだろう。新聞、雑誌や TVなどの既成メディアも進んで協力しなければならない。インター・ネットでの広報と啓蒙も必要だろう。

次には、病院初め医療機関の人員的力量「マン・パワー」の問題。最も感染規模の大きい東京都内と大阪府下で特に問題化しているのは知られるだろうが、相当数の医師、看護師初め医療関係者も感染された為 外来や救急受け入れの停止縮小など、本来の機能が削がれるケースも少なくない様だ。中国大陸発、新型コロナ肺炎関連の対応に追われ、他科目の診療に注力できない状況に陥り始めている所が幾つもあるという。当地愛知にては、一旦引退された医療関係各位の復帰を促す方針が大村県知事から表されたが、多くを期待する訳には参らぬのも事実である。

政府与党がこうした状況に目配りし、適切な手当てを行うべきは勿論だが、日本医師会の都道府県部会を初め 医療現場の声を適切に吸い上げると共に、野党側も一度位医療の状況を調査し、対与党政策提言を怯まず行う位の努力をしてはどうか。危機的状況は、誰の目にも明らかだ。安倍総理以下政府与党側にはそれなりの落度や失点もある事は分かるが、これだけ前述感染症が全国に広まる状況では、政治的立場の差を超えて 眼前の脅威に立ち向かう事が最重要な事位、少し考えれば分る事ではないか。

マン・パワーの問題と共に、医療装備や資材の不足も懸念される所だ。報道によれば、引き続いてのマスク、アルコール消毒剤の不足に加え、同じく治療や乳幼児の日常にも必要な ガーゼの品薄が深刻化している様だ。今月上旬発出された、東京都初め 7都府県向け最初の政府緊急事態宣言直前辺りからとの由で、ある薬店々員の方の証言として「この頃から、普段ガーゼを買わないだろう複数の客による大量買いが目立つ様になった」という事だ。

品薄の理由、恐らくは成人の男達がメインの ネット転売目的での買い占めが横行しているせいもあるだろう。勿論経済原則からしても、倫理を弁えぬ不良行為は糾されるべきだが、行政による売買規制も拙劣ではないだろうか。「マスクだけ、消毒剤だけ」といった対処療法では問題解決にはなるまいて。もっと広い意味での 国民市民の命と健康に関わる医療用材の転売禁止規制のできる法整備を速やかに進める必要がありはしないか。

もう一つ、こうした国民の命や健康に関わる用材、そして医療向けの専用マスクや防護服などの大半を 中国大陸からの輸入に頼り過ぎた報いという面もある事だろう。少し前にも触れたが、そうした生産国が何らかの理由で輸出をしなくなる、不可能になる「カントリー・リスク」をこれからは肝に銘じて調達を考えて頂きたい。可能なら我国内での全量調達が望ましく、それは前述感染症流行で大きく落ち込んだ雇用の確保にも貢献できる訳だが、日本経団連などは調達コストの面から難色を示している様だ。

どうしても全量国産化が無理だと言うなら、最低でも中国大陸一辺倒の依存を見直し、他の諸国に輸入や工場進出を行うなどの努力でリスク分散を図るべきである。この事の推進でも中国大陸政府の巻き返しや 我国内の媚中国大陸派勢力の不良な動きへの対応など難しさはあろうが、今後の国難クラスの事象が生じた場合に備える意味でも、リスク分散の努力は必須だろう。

以上、とりとめのない事共を記して来たが、医療危機は当然我々国民市民の命運をも左右する。日々激務をこなし、死力を尽くして治療診療に当たる 医療関係各位への敬愛の念リスペクトも必要だ。懸念される この各位の師弟保育の事共も、解決策はあるはずだろう。海外を見渡しても、先進諸国では どこもこうした心がけに努め、それはこれまで対医療攻撃がしばしばだったインド国など途上国へも広がりを見せる。復習になるが、間違っても医療関係各位への差別的扱いや中傷誹謗が見られる間は 我国は先進国面をできないという事だ。こうした言動を絶てなければ、それは結局我々自身を危地に追いやる事となるのだ。今回画像は、これも先年ので恐縮。岐阜・滋賀両県境を行く、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」桜の時季の行路を。以下に、関連記事と志村けんさんが遺された動画をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3806.html (志村けんさん「バカ殿様~怒らせると」) https://www.youtube.com/watch?v=X0t37QQeeVE

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