Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

国会延長なら、対中非難決議の確かな採択を!

2021-06-09 22:14:16 | 国際・政治

今国会の会期も、後 1Wとなった。今日は 菅現政権下で初の与野党々首討論が持たれ、各野党が菅現総理向けに 流行続く中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症対策や、それに関連して開催困難ともされる東京五輪及び障害五輪への対応などにつき、質疑や討論が行われた様だ。

与野党それぞれに政治資金疑惑複数や、先日の一部議員による未成年への性犯罪対応法整備に関する不適切言動などの諸問題を抱えた状態での「ポンコツ討論」と申しては言葉が過ぎようが、まぁやらぬよりはやった方が良いのも事実だろう。この他、枝野立憲民主代表らより 今国会の延長についても取り上げられ、その所は一提言として尊重する者だ。但し条件がある。

その条件とは、かねて欧米先進諸国より発出済の チベット・ウィグル・香港などの人権に関する対中非難決議を我国も採択する事である。自民党内ではかなり意思統一が進められた様だが、連立与党・公明党が消極的な為 決議採択に至っていない話を聞いた。以下 先日の産経新聞ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「佐藤正久氏、中国 (大陸) 非難決議で『人権に与野党ない』」

自民党の 佐藤正久外交部会長 (参議) は 6/4、東京都内で記者団の取材に応じ、中国 (大陸) 当局による新疆ウィグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議を採択する必要性を強調した。「人権については与党も野党もない。日本人として共感できる部分だ。全会一致での決議が望ましい」と語った。

外交部会が 2月に発足させた人権外交プロジェクトチーム (PT) では、在日ウィグル人らから中国 (大陸) の人権状況の聴取を重ねている。

超党派有志の「日本ウィグル国会議員連盟」や「人権外交を超党派で考える議連」など複数の議連は 今国会での対中非難決議の採択を目指しているが 6/16に会期末を迎える国会の日程は窮屈で、実現は見通せていない。(引用ここまで)

我国を除く G7各国が採択済みの対中非難決議、我国だけが未採択の背景には 与野党に跨り存在するとされる、所謂媚中勢力の影響力がある様だ。与党側でありながら 公明党が消極的なのもその為との指摘も聞いたし「対中に加え、対ミャンマーも加えるべき」との立憲民主党筋他の主張を取り込んだ為に調整が難しくなったとの報もある。

振り返れば 1989=平成元年に生じた 天安門事件に伴う主要各国の制裁措置にしても、真っ先に解除したのは我国だったとの話もある。この時も、前述の媚中勢力が大きな影響力を行使しただろう為である事は 容易に想像できる。しかしチベット、ウィグルの少数民族に対する人権抑圧に加え、同様に強硬な対香港政策への非難で主要国は共同歩調を取っているのだ。今回も 我国だけが例外では、又当時と同じ事が繰り返されかねないのではないか。

ここは与党、特に自民は立憲民主からの国会延長についての実質的動議を逆手に取って、対中非難決議の採択を取引材料にする位の図太さ、したたかさがあっても良いのではないか。野党側は菅現政権の不信任案提出も視野に入れているといわれ、下手をすれば政局の為だけの国会延長になりかねない事を懸念しているのだろう。が、対中非難決議採択の審議をさせる為だとするなら、少なくとも一定の大義が立つのではないか。

対中非難決議につき、国際社会の信頼を守る意味からも 我国の後退は許されないと思う。決議採択の為の審議時間確保の為なら、一定レベルの国会延長に応じても良いのではないか。 ここは、政権与党側の賢明な国会対策を望みたい所。併せて連立与党側の公明党も、心あるならこれ以上の消極姿勢に傾かぬ事を強く求めたい。

媚中勢力の壁は それは厚いかも知れないが、佐藤自民外交部長も表された様に「人権に与野党はない」はずだ。今国会延長の条件は、対中非難決議の確実な採択だろう。今回画像は今日、当地北郊・一宮市内にての、田植えの始まった田園にての水鏡の様子を。通る線路は JR東海道線。水鏡は 特に風の弱い時を選ぶ必要があり、中々に難しいものがありまして。以下に、関連記事二件をリンク致します。(いずれも 私的憂国の書様) ①この程度の決議文を採択できない国会など要らない | 私的憂国の書 (fc2.com) ➁言い訳にすらなっていない本多の説明、自浄作用が全く働かない立民党 | 私的憂国の書 (fc2.com)

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