南方の台風第 7号の動きには、普段どちらかといえば気象に無頓着な拙者も 今度ばかりは留意している。現状の進路だと、今週前半辺りには 東海から四国南部にかけ接近、悪くすると上陸も懸念されるとか。
既に東海道・山陽新幹線を含む交通各所からは計画運休や航空の欠航、高速道通行止めの可能性が言及されている。台風進路予想が明らかになった以上、芳しくはなくも 万一に備えるしかなさそうだ。
既に今日ここまでに、終戦の日に予定していた愛知県護国神社参拝を含む可能な諸用件をこなし、8/15火曜が峠ともいわれる荒天に備えようとも思う所。拙居所は都市部につき、停電がない事だけは祈りたいが。
本題です。国会の衆院にて、与野党出身の衆院議長経験者に取材、口述記録を残す動きがある様だ。与党の河野洋平、野党の横路孝弘(よこみち・たかひろ、故人)の各位を対象にしたもので、まずは今年中に衆院 HPで公開予定の様だ。この人選、拙者は余り感心しない次第。歴代衆院議長の政見自体を後年公開する事自体には反対しないが。以下 一昨日の共同通信ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。
「河野(洋平)元議長の口述記録を公開 年内に衆院 HP、横路氏も」
衆院は 河野洋平、横路孝弘両元議長にインタビューし、口述記録を残す調査「オーラル・ヒストリー」に関する主な作業を終え、年内に衆院ホームページ(HP)で公開する調整に入った。職員や研究者が 両氏にそれぞれ約 30回聞き取りした。意思決定過程の実態や判断の背景など、豊富な知見を今後の政治に役立ててもらう狙いだ。関係者が 8/11、明らかにした。
関係者によると、衆院は議長秘書経験者ら職員でチームをつくり、2019(令和元)年 10月に 河野氏への聞き取りを開始。横路氏には 2020(同 2)年から接触し、昨年 11月まで主に大学の研究者が質問した。毎回約 2Hで、新型コロナウィルス感染拡大時は オンラインで実施した。
口述記録には議員活動のほか、生い立ちや政治信条などが含まれる。HPでは 速記録から河野、横路両氏らが事実関係を修正した内容を公開。録音した音声と速記録の全文は 数十年後に公開する方針だ。今後、他の正副議長経験者へのインタビューも検討する。(引用ここまで)
衆院の議長経験者向けの口述記録を残すのは、拙記録が正しければ今回が初めてと思うが、どうも期待感に欠ける。何せ河野元議長は 前世紀末の平成初期、宮澤内閣官房長官時に 物議を醸した所謂慰安婦問題に関する「河野談話」を安易に表明。
これは同内閣総辞職前日「ドサクサ紛れ」の発出だったとかで、今も批判が多い。第二次安倍政権下で見直しが図られたも、妨害的反発もあって見送られたのが遺憾。更に河野元議長は 子息の太郎現デジタル相共々媚中姿勢も疑われ、先般 玉城デニー・沖縄県知事を伴っての訪中も、拙的には感心するものではなかった。
一方の横路元議長に至っては、旧社会党左派の流れを組む護憲原理思考が全く頂けない。「左の定番」でもある選択的夫婦別姓や女性宮家、所謂外国人参政権などの全肯定など やはり立ち位置の異なる人物だったかとの印象は強い。
衆院議長経験者の口述記録保存は 現存の歴代正副全員を対象とする構想もあるとかで、前述の様に 立場の異なる与野党の可能な所での全員が対象なら、それ自体に反対はしない。しかしながら今回の 2名に限っては、恐れながら期待薄と申さざるを得ない。
国民の血税も投じられる記録づくりだ。左側だけに歓迎される様な編制ではいけない。決して不公正な取り上げのなきよう、衆院 HPの今後の動きも注目したいが。今回画像も振り返り恐縮。三種の神器の一が収まる事でも知られる 熱田神宮至近の JR熱田駅・旧宮廷専用プラット・フォーム周りの様子を。