コナサン、ミンバンワ!
先日退陣した民主等連立政権、鳩山内閣の後を受け、同政権の菅新内閣が本日発足しました。詳しくは、又次回以降に触れたく思いますが、鳩山前大臣と小沢前最高幹部の轍を踏む事なく、経済低迷へのてこ入れや、急務である医療保育危機などの諸問題に、真摯に当たって頂きたいもの。又、前述の両最高幹部が降板する元となった、不正政治資金疑惑についても、言葉を尽くした誠意ある説明を求めるべきであると思います。
さて、新内閣の問題の一方で、拙趣味である鉄道交通の世界にて、大変遺憾な事件が露見しました。拙地元、JR東海社の複数の関係者が、電子集改札機能を持つ、所謂IC乗車券を悪用して本来負担すべき運賃の一部を支払っていなかった由。当事者は実に80名以上を数え、被害金額は、聞いた所では\数十万に及ぶ模様。
1名当たりの金額は大きくないものの、不正を働いていた人数の多さを重く見るべきでしょう。
手口の詳細は割愛しますが、例えばJR東日本社の有名な「SUICA」や同西日本社の「ICOCA」、後発の同東海社「TOICA」などのIC乗車券の、駅進入時に自動記録される改札情報を駅の設備機器にて消去の上、特に複数のJR社に跨って乗車の場合などに、途中区間の運賃を支払わない、あるいは職務上携行が認められる無賃乗車証も併せて悪用、乗車証の適用外となる路線の賃料を支払わないなどの例があった様です。
この問題は、JR東海社と私鉄の近畿日本鉄道、それに同社より経営分離した養老鉄道の3社が駅舎を共用する三重・桑名駅にて、JR東海社の関係者が近畿日本鉄道線への乗り換えに際しての不正があった事から発覚した様ですが、規則違反を承知してのこの所業、本当に「プロとして恥ずかしくないのか?」と揶揄したくもなりますね。
東海道新幹線や在来線の特急列車等にては良く見かける光景ですが、昨今は在来線の普通列車でも、途中で乗車券を改める「車内検札」を良く見かけます。
不正乗車がないかを確認するこの作業は、乗務の方の当然の権限であり、利用者全員の利益の為にも、権威と矜持を以て実行されなければならない。又、これを良く実行される方には、私はむしろ誠実な印象を受けると言うのが正直な所です。
又、先月はJR東日本社の管内でありましたが、夜間列車乗車中に地震が生じ、緊急停止に際しても、若い乗務の方々は概ね適切な対応をなさっていた記憶がありますね。
特に運転の方が「線路支障の疑い有り」としてわざわざ列車を降り、徒歩にて現場確認に赴かれたのには感銘すら覚えました。
多くの乗客乗員の生命身体の安全を何としても守り抜く、との命を懸けた強い姿勢がこちらにも伝わり、厳粛な想いにさせられたものでした。この為の、約1時間の到着遅れも、さほど気にならずに済んだものであります。これはきっと、他のJR社でも共通している事と信じたい所。
この様に、多くの鉄道の現場関係各位が「命を預かる仕事」との強い自覚の下、真摯に日々の仕事に取り組んでいらす一方でこの体たらくとは、一体どう言うつもりなのでしょうか。「少し位なら」との軽い気持ちが間違いに繋がり、ひいては真剣勝負に日を送る仲間の方々を裏切って、鉄道事業の印象を貶める結果を招きかねない恐れすらありますね。
安全面を初め、今、我国の多くの分野にて、品質の低下が懸念されています。前述の事件につき、JR東海社は相当の処分を表明したが、同時にIC乗車券絡みの不正根絶へ向け、集改札機器の精度向上など、初期投資はかかっても、躊躇わず必要な施策は実行して頂きたい。多くの利用者がいるからこそ、その利益は公正でなければならない。それも、公共交通の運営に携わる企業の大きな使命であると思いますね。*(新幹線)*
先日退陣した民主等連立政権、鳩山内閣の後を受け、同政権の菅新内閣が本日発足しました。詳しくは、又次回以降に触れたく思いますが、鳩山前大臣と小沢前最高幹部の轍を踏む事なく、経済低迷へのてこ入れや、急務である医療保育危機などの諸問題に、真摯に当たって頂きたいもの。又、前述の両最高幹部が降板する元となった、不正政治資金疑惑についても、言葉を尽くした誠意ある説明を求めるべきであると思います。
さて、新内閣の問題の一方で、拙趣味である鉄道交通の世界にて、大変遺憾な事件が露見しました。拙地元、JR東海社の複数の関係者が、電子集改札機能を持つ、所謂IC乗車券を悪用して本来負担すべき運賃の一部を支払っていなかった由。当事者は実に80名以上を数え、被害金額は、聞いた所では\数十万に及ぶ模様。
1名当たりの金額は大きくないものの、不正を働いていた人数の多さを重く見るべきでしょう。
手口の詳細は割愛しますが、例えばJR東日本社の有名な「SUICA」や同西日本社の「ICOCA」、後発の同東海社「TOICA」などのIC乗車券の、駅進入時に自動記録される改札情報を駅の設備機器にて消去の上、特に複数のJR社に跨って乗車の場合などに、途中区間の運賃を支払わない、あるいは職務上携行が認められる無賃乗車証も併せて悪用、乗車証の適用外となる路線の賃料を支払わないなどの例があった様です。
この問題は、JR東海社と私鉄の近畿日本鉄道、それに同社より経営分離した養老鉄道の3社が駅舎を共用する三重・桑名駅にて、JR東海社の関係者が近畿日本鉄道線への乗り換えに際しての不正があった事から発覚した様ですが、規則違反を承知してのこの所業、本当に「プロとして恥ずかしくないのか?」と揶揄したくもなりますね。
東海道新幹線や在来線の特急列車等にては良く見かける光景ですが、昨今は在来線の普通列車でも、途中で乗車券を改める「車内検札」を良く見かけます。
不正乗車がないかを確認するこの作業は、乗務の方の当然の権限であり、利用者全員の利益の為にも、権威と矜持を以て実行されなければならない。又、これを良く実行される方には、私はむしろ誠実な印象を受けると言うのが正直な所です。
又、先月はJR東日本社の管内でありましたが、夜間列車乗車中に地震が生じ、緊急停止に際しても、若い乗務の方々は概ね適切な対応をなさっていた記憶がありますね。
特に運転の方が「線路支障の疑い有り」としてわざわざ列車を降り、徒歩にて現場確認に赴かれたのには感銘すら覚えました。
多くの乗客乗員の生命身体の安全を何としても守り抜く、との命を懸けた強い姿勢がこちらにも伝わり、厳粛な想いにさせられたものでした。この為の、約1時間の到着遅れも、さほど気にならずに済んだものであります。これはきっと、他のJR社でも共通している事と信じたい所。
この様に、多くの鉄道の現場関係各位が「命を預かる仕事」との強い自覚の下、真摯に日々の仕事に取り組んでいらす一方でこの体たらくとは、一体どう言うつもりなのでしょうか。「少し位なら」との軽い気持ちが間違いに繋がり、ひいては真剣勝負に日を送る仲間の方々を裏切って、鉄道事業の印象を貶める結果を招きかねない恐れすらありますね。
安全面を初め、今、我国の多くの分野にて、品質の低下が懸念されています。前述の事件につき、JR東海社は相当の処分を表明したが、同時にIC乗車券絡みの不正根絶へ向け、集改札機器の精度向上など、初期投資はかかっても、躊躇わず必要な施策は実行して頂きたい。多くの利用者がいるからこそ、その利益は公正でなければならない。それも、公共交通の運営に携わる企業の大きな使命であると思いますね。*(新幹線)*