Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

看過できぬ、首都圏新幹線の電力系事故

2024-01-23 23:36:47 | 社会・経済
日本海側に、今冬最大級の寒波が到来している様だ。明日には当地愛知を含む東海地方の平地でも降雪の可能性を聞き、所用のある拙者は 今から注意をとも思う所。外出中に転倒でもしては拙いからである。

その大雪の可能性をを翌日に控え、今日の日中は 首都圏の東北、上越、北陸の
各新幹線が往来する首都圏で列車に電力を送る「架線」と呼ばれる高圧電線が損傷する事故を生じて一時停電。

日中から今日一杯運転を取りやめる事態となり、付近で停止を余儀なくされた列車数便だけで 1000人超の乗客各位が足止めされた様だ。勿論 各地で利用できなかった方々を含めれば、更に影響は大きかっただろう。既に数万人超の規模ではとの指摘も。以下 今日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「架線トラブルで新幹線停電、停止した(北陸新幹線)『かがやき』の窓ガラスにひび‥復旧の作業員が関電し 全身やけどの重傷」

1/23,10am頃、さいたま市中央区で(電力の)架線トラブルが起き、東北、上越、北陸の各新幹線が停電で止まり、一部区間で終日運休した。JR東日本が復旧を進め、1/24始発から全線で運転を再開する見通し。

トラブルが起きた現場付近に緊急停止した 金沢発東京行き・北陸新幹線「かがやき 504号」(乗客 359人) 10号車では、窓ガラス 1枚にひびが入っているのが確認された。3号車と 7号車の(集電装置)パンタグラフも破損していた。乗客にけがはなかった。

現場では 1/23,2:40pm頃、復旧作業の準備をしていた作業員が感電して全身にやけどを負った。重傷とみられる。火の粉を振り払おうとした別の作業員も両手にやけどした。

JR東日本によると、「かがやき 504号」の停車位置の約 1km北側で、架線が約 150mにわたって垂れ下がり、架線をつるす金具も複数損傷していた。直前に 別の新幹線(列車)が通過したときに異常はなかったという。JR東日本は 架線に「かがやき 504号」が接触した可能性があるとみて調べる。

「かがやき 504号」の乗客は、約 3H後の同日 1pm前、はしごなどを使って車両から降り、近くの JR与野本町駅(さいたま市)まで徒歩で移動した。他に計 3本が上野~大宮駅間の線路上に緊急停止したが、いずれの車両も上野駅まで引き返して乗客を降ろした。トラブルの影響で、東北新幹線は東京~仙台間、上越・北陸新幹線では東京~高崎間の上下線が終日運休した。(引用ここまで)

この事故も 国土交通省・航空事故特別委による調査が入るだろうが、今回は特に 復旧作業準備を進めていた関係各位が、事故時は止められるべき電力が通じていた為に感電し深手を負う事となった。人命にも関わりかねない、看過できない重大事態。是非この辺りの不具合は、徹底調査を願いたい。

事故は記事にもある様に、首都圏にとり最も影響ある東北、上越、北陸の各新幹線が東京へ向けて合流する、正にその地点近くで生じた。この辺りは過去にも電力系に不具合を生じ、一度何かが生じると 前述 3路線を全て止める事となりかねない。復旧にあたっては 管理主の JR東日本を先頭に 復旧に尽力しているのは理解するが、事故時の各地への大きな影響をも考えて、普段より対応策を考える必要もありはしないか。

「又同じ失敗をした」とは思いたくないが、今春には北陸新幹線の福井・敦賀への延伸を控える。この様な事では、延伸区間を初め 新幹線の世界的信頼をも損ねる事ともなりかねない。JR東日本社の誠実な復旧対応を願うは勿論だが、必要な所は政府や自治体の一定関与も考えられるべきではないか。今回画像も振り返り恐縮。先年埼玉・大宮にて目撃の 北陸新幹線向け列車、E7系編成の様子をもう一度。
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