毎年7月22~23日は、「みこしまくり」で知られる木曽福島の水無神社例大祭。なかなか行く機会がなかったが、今年はじめて2日目の23日の午後に出かけてきた。
木曽福島は、木曽川沿いに開けた中山道の宿場町だ。
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水無(すいむ)神社は、福島市街地から山手に入った場所にある。
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1日目は神社から白木の神輿が出発し、町内の御旅所まで渡御される。2日目は、御旅所からまた別ルートで、町内隈無く担がれる。
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この神輿が担がれるときは、笛と太鼓の囃子に乗って、当地域の祝い唄《高い山》が延々と歌われる。
♪高い山から 谷底みればノーイソレ
瓜や茄子の 花盛り ハーリワヨーイヨーイヨイ
そして、通常「ワッショイ!ワッショイ!」とか「ソイヤ!ソイヤ!」と掛けられる声も、この祭りでは、
ソースケ!コースケ!
である。これは「惣助」「幸助」。この名前は、飛騨の水無(みなし)神社付近で起こった戦乱に巻き込まれそうになった、木曽から出稼ぎに来ていた2人だそうな。戦乱の渦中にあって、木曽へ遷座しようと神輿を仕立てて、運び出すのである。すると追っ手に迫られ、押し合いになったが、その神輿が肩からはずれ、木曽の地へ落ちていった。そして無事に福島の地へ、お遷ししたのだそうな。
その惣助と幸助の偉業をたたえ、「ソースケ!コースケ!」とかけ声をかけ、神輿を転がすようになった。その転がすことを「まくる」という。
行列は天狗面の猿田彦が辻々でシメを切りながら進んでいく。
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ご祝儀のお宅の前では、威勢よく「ソースケ!コースケ!」と神輿が担がれる。
やがて2日目の夕刻、福島の関所付近で「だんぢり」と呼ばれる屋台と合流する。
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ここでは三味線、笛、鳴り物でにぎやかにお囃子が奏される。そんな優雅な屋台と、勇壮な神輿とのコントラストもよい。
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そして福島トンネルの出たあたりから、いよいよ「みこしまくり」が始まる。
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金具が外され、水で洗われた神輿は、荒々しく転がされる。上に乗る人が勇ましく「ソースケ!コースケ!」と雄叫びをあげる。すると、ドスン!といいながら、神輿を「まくる」のだ。
やがて町内へ進んでいくと、神輿の屋根がはずれ、飾りがとれ…だんだん形がしぼんでいく。
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そして、御旅所まで行き、一休み。
その間、町内の広小路あたりではイベントもある。地元の「正調木曽踊保存会」による「木曽踊り」と「木曽甚句」が踊られる。生唄によるもので、木曽らしい大変すばらしい雰囲気。自分も思わず、踊りの輪に加わってしまった。
そして夜8:00を過ぎた頃から、八沢地区から「みこしまくり」が再開。
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見学客で大いに賑わう。何とも荒っぽい感じだが、白木の神輿もだんだんぼろぼろになっていく。最終的には、神輿の一番上の擬宝珠が壊れたところで終わりなのだそうだ。
そして、最後は水無神社へ戻って終わるそうだ。自分はそこまではいなかったが、2日に渡る大祭はにぎやかに終わる。
何とも木曽らしい木の臭いのする町、きれいな水の流れる町で、楽しい祭りが終わった。
木曽福島は、木曽川沿いに開けた中山道の宿場町だ。
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水無(すいむ)神社は、福島市街地から山手に入った場所にある。
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1日目は神社から白木の神輿が出発し、町内の御旅所まで渡御される。2日目は、御旅所からまた別ルートで、町内隈無く担がれる。
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この神輿が担がれるときは、笛と太鼓の囃子に乗って、当地域の祝い唄《高い山》が延々と歌われる。
♪高い山から 谷底みればノーイソレ
瓜や茄子の 花盛り ハーリワヨーイヨーイヨイ
そして、通常「ワッショイ!ワッショイ!」とか「ソイヤ!ソイヤ!」と掛けられる声も、この祭りでは、
ソースケ!コースケ!
である。これは「惣助」「幸助」。この名前は、飛騨の水無(みなし)神社付近で起こった戦乱に巻き込まれそうになった、木曽から出稼ぎに来ていた2人だそうな。戦乱の渦中にあって、木曽へ遷座しようと神輿を仕立てて、運び出すのである。すると追っ手に迫られ、押し合いになったが、その神輿が肩からはずれ、木曽の地へ落ちていった。そして無事に福島の地へ、お遷ししたのだそうな。
その惣助と幸助の偉業をたたえ、「ソースケ!コースケ!」とかけ声をかけ、神輿を転がすようになった。その転がすことを「まくる」という。
行列は天狗面の猿田彦が辻々でシメを切りながら進んでいく。
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ご祝儀のお宅の前では、威勢よく「ソースケ!コースケ!」と神輿が担がれる。
やがて2日目の夕刻、福島の関所付近で「だんぢり」と呼ばれる屋台と合流する。
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ここでは三味線、笛、鳴り物でにぎやかにお囃子が奏される。そんな優雅な屋台と、勇壮な神輿とのコントラストもよい。
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そして福島トンネルの出たあたりから、いよいよ「みこしまくり」が始まる。
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金具が外され、水で洗われた神輿は、荒々しく転がされる。上に乗る人が勇ましく「ソースケ!コースケ!」と雄叫びをあげる。すると、ドスン!といいながら、神輿を「まくる」のだ。
やがて町内へ進んでいくと、神輿の屋根がはずれ、飾りがとれ…だんだん形がしぼんでいく。
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そして、御旅所まで行き、一休み。
その間、町内の広小路あたりではイベントもある。地元の「正調木曽踊保存会」による「木曽踊り」と「木曽甚句」が踊られる。生唄によるもので、木曽らしい大変すばらしい雰囲気。自分も思わず、踊りの輪に加わってしまった。
そして夜8:00を過ぎた頃から、八沢地区から「みこしまくり」が再開。
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見学客で大いに賑わう。何とも荒っぽい感じだが、白木の神輿もだんだんぼろぼろになっていく。最終的には、神輿の一番上の擬宝珠が壊れたところで終わりなのだそうだ。
そして、最後は水無神社へ戻って終わるそうだ。自分はそこまではいなかったが、2日に渡る大祭はにぎやかに終わる。
何とも木曽らしい木の臭いのする町、きれいな水の流れる町で、楽しい祭りが終わった。
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