線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

続・ああ…新野の雪祭

2008年01月14日 22時56分27秒 | おまつり
昨年に引き続き、新野の雪祭に行けなかった。同じような日記は、1年前の1月15日にも書いている。最近、ボヤキが多い 

ああ~今頃、何やってるかな?神楽殿での舞は終わったかな?松明立てかな?などと、いてもたってもいられない…。

新野はわたくしにとっては記念すべきまつりなのだ。はじめて訪ねたのが平成元年の1月14日の晩。今年は平成20年だから成人式だ(笑)。毎年行けたわけではないのだが、それでも15回は行ったのに…。それが今年もダメだ~。

ちなみに平成元年の雪祭は…そう1月7日に昭和天皇崩御され、その直後のまつりだった。平成になったばかりのその頃は「歌舞音曲を慎む」「自粛」というムードであった。
印象的だったのは、雪祭の中盤で「乱声」といい、消防団の人たちが面形の神様のお出ましを促し、庁屋を棒などで打ち付けることが行われる。

ところが、この平成元年のまつりでは「自粛」されたのであった。その年、わたくしは初めてであったので「乱声」がどういうものであったかも知らなかったのであるが、この「乱声」がどんなものかが分かったのは翌年であった。これによって「庭開き」が行われ、最初の「オトッサマ」=サイホウが飛び出してくる。わたくしがもっとも好きなシーン!

それにしても低温注意報が出ている長野県地方。今年の雪祭は格別寒そうだに!(笑)
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三味線を買った

2008年01月09日 23時10分56秒 | 音楽
わたくし楽器を集めるが好きだ。
三味線も数多く集めるのが趣味で、今回も三味線屋さんにお願いをして、中古三味線を2丁お世話になった。

現在の三味線は三折れになるものが主流だ。棹の部分が3パーツになる。すると革のはった胴と、棹と、一番上の天神とよばれる部分になり、上手に梱包すると、かなりコンパクトになる。これで搬送するのが安全なのだ。

ちなみに少し前までは二折れだった時代もある。わたくしの中古三味線コレクションの中には、二折れモノがある。ただ、ある三味線師から、棹がストレートなモノほど、だんだんしなってしまうのだそうだ。だから二折れよりも三折れの方がいいらしい。

わたくしの中古三味線コレクションも16丁になった。ちなみに他には津軽2丁、沖縄三線2丁、奄美三線1丁、胡弓1丁、ゴッタン1丁、二胡まであるぞ!
だんだん部屋が狭くなる~。
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続・坂部の冬祭

2008年01月05日 23時29分16秒 | おまつり
面形の舞が始まるのは大体うっすらと明るくなる頃。本などには明け方6:00という書き方が多い。自分は寝過ごしたらやだなと思い、携帯のアラームをa.m.5:00にしておいた。見事に起きられた(笑)。

再び神社へ戻ると、湯立ての部分だった。まだ面は登場していなかった。ここの「湯立て」は、本舞4折れと湯立て、舞上げとなる。たき火にあたりながらよく見ていたら、もう「舞上げ」になった。おっ!これは始まる!っと、慌てて拝殿前のど真ん中に進み、デジカメとビデオを構える。いいタイミングで、最初の面形舞である「たいきり面」が登場した。んん~4年ぶりにお会いできたかー!といった気分にさせてくれた。素朴で、強面なのにどことなくユーモラスな感じの鬼面は、なんともいい表情だ。

続く「獅子面」も大好き!いわゆる伊勢流の2人立ちなのだが、やはりユーモラスな感じ。通常の獅子舞よりも大きな頭、しかも拝殿外で見ていると視線が見上げるようになるため、獅子の鼻が上を向くように見えるためか、何ともかわいいのだ。

そして3匹の鬼。これまた古色をたたえる面だ。
そして水王様と火王様。これだけ笛がなく、太鼓だけになる。近くにいたSさんに「これは元々笛はなかったんですか」とたずねると、そうだという。話が和田の霜月祭とほとんど同じだということにもおよび、太鼓のリズムも似ている。水王様と火王様という構成も同じ、さらに静岡の西浦田楽にも同様なのがあるそうだ。Sさんによれば、どうも「鎮め」系の特徴ではないかとのことだ。興味は尽きない。

そして翁、てらぼこ、街道下り、魚釣りと続いて、面形舞、余興的な舞が終わったのはa.m.10:00前だった。帰らねばならないので、最後の「止湯」の本舞を途中まで見て帰ることにした。

今回の見学者のなかに、ビデオを撮りながらHPのプリントアウトしたものを見ている人がいたのだが、よーく見ると、線翔庵の坂部のページを持っていた!おおっ!あんなページでも見てくださっている方がおられるんだ~と、ちょっとビックリ!ちょっと感動だった!

こうして4年ぶりの坂部採訪は楽しく終わった。寒くて眠くて…というきついまつりだが、やはりこうした「湯立神楽」を見ると、何だか元気をもらえるような気がする。また再び、下伊那めぐりに火がつきそうだ。
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坂部の冬祭

2008年01月04日 23時05分14秒 | おまつり
1月4~5日にかけて下伊那郡天龍村の坂部の冬祭に行ってきた。4年ぶりの採訪だ。今年の正月は寒波の影響で大雪?と言われていたものの、ことごとくはずれて?、いいお天気だった。今回はピカイチさんとも合流、4回目の冬祭見物となった。

さてまつりは夕刻p.m.6:00に下の森の火の王社からスタートする。諏訪神社に着くのはp.m.6:30を過ぎるころ。あのデコボコした石段をお練りが上がってくる。そして伊勢音頭などが演じられる。やはり笛や太鼓の音が聞こえてくるとワクワクする。わたくしの三遠南信の冬のまつり見物は、昨年1月3日の愛知・上黒川の花祭以来だったので、本当にワクワクした。

さて今回もいろんな人に会った。よく一緒になるカメラマンさんにまずバッタリ。この方にはよく会う。去年はいきなり富山の稚児舞で会ったり、実家近くの獅子舞でもお見かけしてビックリ。おしゃべりさせてもらう。

また個人的にいろいろなことを教えてもらってる静岡のSさん。お酒の話でも盛り上がる。
また当地域を研究しておられる飯田のSさんとも目があった。「久しぶり~!」と大きな声で声をかけられた。そうかもしれない。昨年の冬に行ったのは奥三河の花祭だったし、下伊那の祭りは、3年前に行った新野の雪祭以来だ。Sさんにお会いするのも確かに久しぶりだ。

坂部は花祭や霜月祭とはちがって拝殿の中は狭くて上がって見るより外側から見ていることが多い。寒い。ただ…今晩は坂部にしてはいくらか暖かいかも。

まつりは次第に沿って神事、大庭酒等進んでいく。途中、「ご飯を食べて~」という地元の方の声が飛ぶ。釜で炊いたご飯と漬け物、味噌汁が振る舞われた。美味しかった。お焦げもまじるそのご飯はふっくらとして、ご飯だけでも食える~という感じだった。

p.m.10:00ごろから花の舞が始まった。「花返し」までの8折れを約2時間かかる子どもの4人舞だ。4人の舞子には4人の「先輩」がついていた。時折「こっち!」と方向を示したり、ミカンを口に運んだりしている。1折れ終わるたびに声をかける。「練習より上手だったぞ!」とか頼もしい限りだ。

a.m.12:00頃から「大神宮の湯立て」。そして、これから延々と湯立てが丁寧に行われていく。寒さと体調調整のために、神子の方々には申し訳ないが仮眠をととることにする。
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初詣

2008年01月02日 21時08分10秒 | 日々雑感
新年二日目。今日は松本まで初詣に行く。四柱神社へ。ここはカエルの縄手通り沿いにある神社だ。ここでは松本ならではの「ひげ達磨」が買える。今年もいい年でありますようと買い求めた。

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