整理整頓能力が欠けているアタクシは、このままでは大変なことになるぞという予感がある。
何が大変か、というと所有物が多すぎて溢れかえっていることだ。
何年も着ていない服や靴、買い替えたときに処分しなかった家電製品。
今後絶対使わないと思われる水筒や食器やお箸、それに家具や本類。
などなど本当に大量にある。
人生も終盤あたりにさしかかってくると、「所有物をこのまま残して死んでは大変なことになる」
と片っ端から物を捨ててしまうことにしたい。
今まで何とも思っていなかった物があふれる暮らしや、人との生活も何かをきっかけによって突然「これはいけない」と感じはじめる。
今は元気に暮らしているけれど、どちらにせよ掃除がしやすく、身体に負担がかからない整理整頓してある家のほうが、暮らすのには楽に決まっているのだ。
自分にとって本当に好きで必要なものは何か、をしっかり考えるべきだと思うが…
再び、いや三度、四度だったかもしれないけれど肝に銘じた。
しかしこんなに何度もうなずくなんて、肝に銘じてない証拠である。
ずるずるしてる性格なのか、自分でもわからない。
所持品が少なくても食事が貧しいわけでもなく。
不用品の全てを処分するのに一週間でやれ、と言われても自信がないが、一か月だったら何とかなりそうだ。
早速下駄箱を片づけ開始。
いやはやあるある、不用品。
昔履いてた記憶はあるが、もう10年以上は履いてないと思われるカビだらけのシューズ。
冠婚葬祭用に履く黒塗りの靴も一つあれば充分だが、これも10年以上履いたことがないと思われるのが出てきたりする。
即刻廃棄処分。
履物は普段はジョギングシューズと、少し高価なスリッパ、それに黒塗りの靴が一足に、作業用の安全長靴があればそれで充分生活できる。
家族の靴も処分対象の靴が多数。
下駄箱内は一気にスカスカ状態になった。
う~ん、スッキリしたら何だか心も晴れ晴れとしたような気分。
この際だ、不要なものはとにかく全部段ボールに入れて処分するぞ
次は衣類だ。
何よりも処分すべきはサイズが合わなくなったは衣類だ。
春夏秋冬あって、それなりに衣類もあるのだが、基本的に外出着は2着あればコトは済む。
タンスの中には、ウェストサイズが全く合わないスーツが今だ吊るしてあった。
試しにスラックスを穿いてみると、太もも部分から上に上がろうとしない。
無理やり穿こうとすると、スラックスが破れるか自分の身体が壊れるかどちらかだ。
こんな衣類はとっとと処分しなければいけない。
不用品はドンドン捨てよう。
などと威勢よく捨てまくってるうちに、どうやらアタクシも不用品の仲間にされて、相方に捨てられたりして…
それを熟年離婚と世間はいう。